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■ 大腸がんは男女ともに死亡原因の上位に!


 
ここ日本でも食の欧米化が依然として進んでいることから、大腸がんを患う人が年々右肩上がりで増えています。
 
 
男女ともに大腸がんはガン全体の上位(男性は3位、女性は1位)にあります。
 
 
私個人的に大好きだった俳優の今井雅之さんも大腸がんを患い、壮絶な闘病生活の末、2015年5月28日に52歳という若さで亡くなりました。
 
 
今井さんは、亡くなる前年の後半に入って突然体調不良に見舞われたようです。
 
 
しかし、かかりつけの病院では検査設備に乏しいため、今井さんは忙しい合間を塗って色々な医療機関を渡り歩くこととなり、その結果として大腸がんの発見が大幅に遅れてしまったのだとか。
 
 
 
 
 

■ レントゲン検査だけでは不十分?


 
レントゲン検査だけでは、見落とされてしまう可能性が高いとされていますが、進行がんですら見落とされてしまうケースが少なくないだけに、最近はMRIによる検査に注目が集まっています。
 
 
すでにMRI健診を行っている医療機関が増えていますが、病院によって独自の検査技術を確立しているところも多いので、どうしても病院によって検査の過程や結果に差がでます。
 
 
 
 
 

■ 急激に増え続ける大腸がん!


 
日本人でがん死亡率が増え続けているのは、肺がんと大腸がんです。
 
 
食の欧米化が急激に進んだ1980年頃に比べて男性で3.1倍、女性で2.8倍。
 
 
2010年には約4万5000人も大腸がんで命を落としています。
 
 
大腸がんの発症リスクとして重要なのが「加齢」と「糖尿病」です。
 
 
特に糖尿病は、糖尿病でない人と比べて肝臓がんの発症リスクが1.97倍、膵臓がんの発症リスクが1.85倍、大腸がんの発症リスクが1.4倍となっています。
 
 
 
 
 

■ 便秘を放置してはいけいない!?


 
日本では1億2千万あまりの人口のうち、約700万人が辛い便秘の症状に苦しめられています。
 
 
便秘が続くと「宿便」という症状にたどり着くわけですが、その状態を放置すると、腹痛、肌荒れ、体臭、口臭といった症状を発症しやすくなります。
 
 
また、さらに放置してしまうと、腸内環境が致命的なまでに悪化してしまうので、いぼ痔、腸閉塞、さらには大腸がんを発症するリスクがより高まります。
 
 
腸内観葉を良い状態にして、便秘を解消しましょう。



 
 
絶対に見逃してはならない
「大腸がん」の9つの症状

 
 
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【大腸がん発症頻度】
 
(1位) S状結腸=37.0%
(2位)  直腸=29.4%
(3位)上行結腸=12.6%
(4位)横行結腸= 9.1%
(5位)  盲腸= 7.3%
(6位)下行結腸= 4.6%
 

 
 
 
 

■ 大腸がんの主な症状とは?


 
腸は、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸の5つで構成されているわけですが、驚くべきことに大腸がんの約50%が直腸、約30%がS状結腸となっています。
 
 
大腸の終わりの部分を占めるこの二つの臓器だけで大腸がんの8割以上を占めています。


ちなみに大腸がんの主な症状は以下のとおりとなっています。
 
 

【大腸がんの9つの症状】
 
(1)血便
(2)下血
(3)下痢と便秘の繰り返し
(4)便が細い
(5)排便のさいにすっきりしない
(6)お腹が張る
(7)腹痛
(8)貧血
(9)体重減少など
 

 
 
これらの症状が出ても、痔と勘違いしてしまうケースが非常に多く、そのまま放置される方が非常に多いです。
 
 
これらの症状が出たら、真っ先に医療機関を受診してください。
 
 
場合によっては、すでにかなり大腸がんが進行している場合もありますのでご注意ください。
 
 
そうなってしまっては助かるものも助かりません。
 
 
最近は検査機器の性能および検査技術も非常に高まっていますので、早期発見しやすい環境がゆっくりと整いつつあります。
 
 
 
 
 
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■ 質の高い大腸がんの検査について


 
最近大腸がん検査の主流となっているのが以下の二つです。
 
 
(1)便潜血反応検査
 
(2)大腸内視鏡検査
 
 
基本的に大腸ガンは大腸内で出血することが多いため、便に血液が混じりやすいことから、便潜血反応検査は便に混入されたを血液を検出し、大腸の出血を確認しています。
 
 
このため非常に精度が高いので、大腸がんを発見する精度が非常に高まっています。
 
 
大腸がんの5年生存率は、以下の通りとなっています。
 
 

【大腸がんの5年生存率】

■ステージ0=94.4%
 
■ステージ1=91.6%
 
■ステージ2=84.8%
 
■ステージ3=77.7%
 
■ステージ4=60.0%
 
■ステージ5=18.8%
 

 
 
 
 
 

■ 大腸がんの予防について


 
まず、大腸にがん細胞がどれほど深く入り込んでいるかを調べ、次にリンパ節に転移していないかを確認し、最後に他の臓器に転移していないかを確認します。
 
 
大腸がんを予防するためには、生活習慣の改善が絶対です。
 
 
できるだ動物性蛋白質の摂取を抑えて、緑黄色野菜を中心にバランスのとれた食事を心がけてください。
 
 
もちろんストレスもよくありません。
 
 
ストレスを効率よく解消するためにも、ウォーキングなどの適度な運動が大切です。
 
 
しっかり睡眠をとって、ストレスが小さなうちに解消しましょう。
 
 
また、飲酒でのストレス発散は逆効果となります。
 
 
 
【画像】 Pinterest
 
【画像】 wikiHow
 
【動画】 自然治癒倶楽部
 
「 腸内の悪玉菌増殖を見極める9つの症状 」
 

 
 
 
 

■ 大腸がんの見逃してはならない9つの症状のまとめ


 
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
 
 
大腸は、消化や排泄などの重要な役割を果たしています。
 
 
大腸がんを予防することで、大腸の機能を正常に維持することができます。
 
 
大腸がんを予防するためには、野菜や果物などの食物繊維や抗酸化物質を多く含む食事や、適度な運動などの生活習慣の改善が必要です。
 
 
これらは、大腸だけでなく、心臓や血管などの他の器官にも良い影響を与えます。
 
 
今回ご紹介させていただいた内容が少しでも健康増進にお役立ていただければ幸いです。