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■ 歯磨きは最強の感染症予防策!


 
新型コロナウイルスが5類に移行したことによって、マスクを外して自由に行動することができるようになりました。
 
 
しかし、ウイルスの感染症予防は冬だけのものではなくなり、これから夏を迎えるにあたっても油断はできません。
 
 
例年夏に入ったころからインフルエンザやノロウイルスなど(11月から2月にかけてピークを迎える)感染症が流行し始めます。
 
 
特にRSウイルスは、重くなると呼吸困難になって、入院しなければならないケースが少なくありません。
 
 
また、小児医療にとっては、インフルエンザよりもはるかに厄介なウイルスですし、溶連菌感染症は子どもだけでなく、大人にも感染しやすいので要注意です。
 
 
ちなみに代表的な冬の感染症は以下の通りです。
 
 
これらをしっかり予防するためにも手洗い・うがいは行う必要がありますが、強力な感染症の予防法として「歯磨き」をオススメします。
 
 
意外に思われるかもしれませんが、歯磨きには非常に優れた効果があるんです。
 
 
 

【注意すべき感染症】
 
(1)季節性インフルエンザ
 
(2)ノロウイルス胃腸炎
 
(3)マイコプラズマ肺炎
 
(4)RSウイルス感染症…
 
(5)ノロウイルス
 
(6)溶連菌感染症
 




 
 

■ 感染症の予防には歯磨き!


 
インフルエンザやノロウイルスなどのウィルスから身を守るには、まず口の中で細菌が増えないようにすることが大切です。
 
 
そこで重要になるのが「歯みがき」です。
 
 
なぜなら口の中で細菌が増えると「プロテアーゼ」というウィルスを拡大させてしまう酵素を生成してしまうからなんですね。
 
 
口の中の細菌を死滅させるのに有効なのが歯磨きです。
 
 
意外に思われるかもしれませんが、歯磨きでしっかり口腔ケアをすることによって口の中がきれいになるだけでなく、免疫力も上がるので、風邪やインフルエンザの予防につながります。
 
 
特にに注意していただきたいのが「歯と歯のすき間」や「歯と歯肉の境目」です。
 
 
歯周病でもそうなんですが、歯のすき間や歯と歯肉の境目に細菌は繁殖しやすいので、力を入れすぎないように注意しながら、歯ブラシを小刻みに動かして磨いてください。
 
 
 
 
 
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■ 日常的に口腔ケアは重要!


 
しっかり歯を磨くことによる効果は絶大です。しっかり歯を磨くことによってインフルエンザの発症が激減したケースが日本全国で続出しています。
 
 
是非今シーズンから、従来の予防法である「うがい、手洗い」に加えてみてください。
 
 
また、感染症予防とは別に口腔ケアは非常に重要です。私は毎回歯を磨くさいに舌も歯ブラシで磨いてます。
 
 
舌をきれいな状態に保つことで口臭予防にもなりますし、ほうれい線などを予防する効果も期待できます。
 
 
そして、年に2~3回程度でいいので、歯医者さんで歯石を取ってもらいましょう。
 
 
歯を削られなくてすみますし、細菌が繁殖しにくくなりますので、予防効果がさらにアップします!!
 
 
 
 
 

■ 歯磨きと一緒におこなってほしい予防法


 
インフルエンザはワクチンがありますが、「ワクチンを打ったからら大丈夫!」というわけにはいきません。
 
 
複数の予防法を同時に実践することでウィルスの予防効果が飛躍的に高まるので、是非これからご紹介させていただく予防法も一緒に行ってみてください。
 
 
 
 
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▼ 歯磨き効果を高める方法(1)水を飲む


 
水を飲むだけなんですが、ウィルスを予防する効果は、それなりに高いです。
 
 
冬になると乾燥しやすくなりますが、これは口の中も同じです。
 
 
実はウィルスを手ぐすね引いて待つ細菌は乾燥している場所がとにかく大好きなんです。
 
 
ですので、口の中の渇きを防ぐためにも、口を湿らす程度の水を1時間に1~2回程度でいいので、ぜひ飲んでみて下さい。
 
 
しっかり水分補給することによって、体の中にとどまっている有毒物質を体の外へと排出し、酸素や栄養を体のすみずみまで送り届けてくれます。
 
 
できれば、冬場はお風呂に入る前や夜にトイレで起きたときも水を飲むようにして下さい。
 
 
 
 
 
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▼ 歯磨き効果を高める方法(2)お茶を飲む


 
緑茶や麦茶は胃に負担も小さいうえに利尿作用も優れているので、体の中の毒素を定期的に排出するためにも普段から飲んで下さい。
 
 
お茶を飲むことで口の中が潤えばウィルスを予防する効果が高まります。
 
 
 
 
 
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▼ 歯磨き効果を高める方法(3)最強の口腔ケア「あいうべ体操」


 
口腔内の細菌を増やしてしまう最大の原因は口呼吸にあります。
 
 
口には鼻のようなフィルターがないので、吸い込んだままが体の中に入ってしまいます。
 
 
口呼吸は細菌を増やしてウィルスの感染リスクを高めてしまいます。
 
 
口呼吸は色々な点で健康に悪影響を及ぼすので、できるだけ早い段階で鼻呼吸に切り替える必要があります。
 
 
そこでおすすめしたいのが口呼吸を改善する「あいうべ体操」です。
 
 
やり方は非常に簡単です。
 
 
「あ~」「い~」「う~」「べ~」と口を大きく開けながら声に出します。
 
 
これを繰り返すだけなのですが、「あいうべ体操」によって口の周りの口輪筋と舌の筋肉が無理なく鍛えることができるので、舌先の位置が自然と上がり、口呼吸から鼻呼吸にシフトできます。
 
 
 
 

■ 口呼吸は感染症リスクを高める!


 
最近のこどもたちは口呼吸の子どもが多く、イライラしたり、落ち着きのない子増えている原因の一つとして考えられています。
 
 
そこで全国の小学校で「あいうべ体操」を採用しているところが増えているのをご存じですか?
 
 
鼻呼吸に切り替わったことで、学級閉鎖がゼロになった小学校が少しずつ増え始めているくらい、口呼吸は美容と健康に悪影響を及ぼします。
 
 
もし鼻で呼吸することよりも口で呼吸することの方が多いのであれば、ぜひ下の動画をみながら「あいうべ体操」実践してみてください。
 
 
 
 
【画像】 wikiHow
 
【動画】 TheWannabeBCさんのチャンネル
 
予防救急「感染症の予防」
 
 
 
 
【動画】 口腔ケアチャンネルさん 
 
口呼吸を改善する「あいうべ体操」
 

 
 
 
 

■ 歯磨きの感染症などを予防する効果のまとめ


 
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
 
 
上述させていただいたとおり、歯磨きによって口腔内を殺菌することができるわけですが、舌や口の中の粘膜にこびりついた雑菌まで死滅することはできません。
 
 
歯磨きでもできないことはないのですが、表面を傷つけてしまうとその中に雑菌が入り込んでしまう危険性がありますので、おすすめできません。
 
 
そこでおすすめしたいのがマウスウォッシュを1日1~2回行うことで、歯や歯茎を含む口腔内の健康をより強固に保つことができ、それが体全体の健康にもつながります。