
■ 若い人たちを中心にスマホ認知症(デジタル認知症)が急増している!?
最近スマホ認知症(デジタル認知症)が若い人たちを中心に急増しているのをご存知ですか!?
スマホによって一般の人たちの生活習慣が大きく変化しています。
メリットも大きいですが、その半面色々な問題点を抱えています。
スマホ認知症(デジタル認知症)もその一つです。
現在スマホを利用しているユーザーの60%以上が「最近モノ忘れがひどくなった」と感じているので、デジタル認知症は予備軍を含めるとかなりの数になりそうです。
ですので、10代の若者の間でも記憶力に問題のあるケースが増えています。
事実、18歳から39歳の14%の人が記憶力が実際に衰えていることが明らかになっています。
ということで今回は、スマホ認知症(デジタル認知症)の原因と改善する方法についてまとめさせていただきました。
■ デジタル認知症の症状とは?
「デジタル認知症」とは、スマホやタブレットのようなデジタル機器を過度に依存するような生活を送ることによって脳の働きが全般的に低下し、その影響で集中力や記憶力までも低下してしまうため、仕事だけでなく、日常生活に支障をきたす怖い症状です。
記憶力というのは、ある程度意識して使われないと、すぐにさびついてしまいます。
そのような状態が続いてしまうと、さらに脳は怠けてしまうので、記憶力や集中力は容赦なく低下してしまいます。
物忘れが激しくなると同じことを何回も繰り返すことになるので、仕事や勉強は勿論のこといたるところで不便が生じます。
このような脳がちゃんと使われない状態が続いてしまうと、デジタル認知症が本当の認知症になってしまうリスクも高まります。
スマホやタブレットなどを過度に依存してしまうと、一方的に大量の「ゴミ情報」が脳に送られるようになってしまうので、本来得るべき役に立つ情報を処理する能力がどんどん低下してしまいます。
もしスマホを使って何かを調べていて、調べている途中で「何を調べようとしていたのか...」わからなくなってしまうことがある場合は要注意です。
本当の認知症になってしまう危険な兆候なので、迷わず「精神科」「神経科」「神経内科」など を受診しましょう。
また、スマホを長時間使用することで、認知症だけでなく、睡眠不足や不眠症といった睡眠障害を引き起こし、睡眠に関連した様々な健康被害が生じるので、そうならないためにもスマホの利用を自分でコントロールできるようにならなければなりません。
■ スマホ認知症(デジタル認知症)の原因=スマホ依存症!?
なぜ多くのスマホユーザーがスマホ依存症に陥りやすいのかというと、スマホは携帯性に優れているので場所を選ばず、どこでも利用できる点があげられます。
今現在のように電車の中でスマホを利用していない人がいないくらいの状態ですと、長時間スマホを利用していることを注意してくれる人もいません。
自分で自分を律することは、本当に難しいことなので、スマホに限らず何かに依存しやすい環境が整ってます。
とくに便利すぎるあまりスマートフォンを使っていないと落ち着かない「スマホ依存症」の人は非常に増えているので、デジタル認知症が比例して増えているのも自然の流れだと思います。
もはや誰にとってもスマホは生活に欠かせない便利な存在ですが、やはり依存するのは危険です。
とくに最近は、スマホのゲーム(ポケモンGOなど)に夢中になりすぎて、社会生活が困難なレベルにまで陥ってしまう「スマホ依存症」の人が増えています。
しかも、若い世代だけでなく、中高年の人たちの間でもスマホ依存症が増えていますので、もはや他人ごとではありません。
■ あなたは大丈夫?スマホ認知症(デジタル認知症)チェックリスト
スマホ認知症(デジタル認知症)のチェックリストは以下のとおりです。
もし3つ以上当てはまると注意が必要です。
「チェックリスト」
1. スマホに触れているだけで落ち着く。
2. スマホがないと空いている時間を上手に使えない(待ち時間など)
3. スマホが原因で夜更かししてしまうことがよくある。
4. 人と喋るよりチャットやツイッターの方が楽。
5. トイレやお風呂にもスマホを持っていく。
6. 気がつくとタッチパネルをいじってる。
7. つねに充電器を持ち歩いている。

■ スマホ認知症(デジタル認知症)だけじゃない!スマホによる健康被害!
スマホを長時間利用すると眼精疲労やドライアイ、視力低下など眼の症状が引き起こされやすくなります。
目が悪くなると姿勢悪くなるので、体への負担が次第に大きくなることから、様々な健康被害が引き起こされます。
例えば手のしびれや腱鞘炎による肘や手指の痛み、肩こり、首凝り、ストレートネックといった症状が引き起こされるリスクが同時に高まります。
ここまで症状を悪化させてしまうと日常生活で本来優先すべきことをする時間的余裕が全くなくなってしまうので、食事もままならなくなり、栄養バランスが偏ります。
また、運動不足がプラスするとさらに厄介で、心と体のバランスも悪化します。
スマホの利用時間が長くなれば長くなるほど姿勢がうつむいてしまいます。
スマホの画面を眺める角度が下がると顔周りの皮膚がたるみ2重あごや老け顔の原因になります。
首に余計な負担がかかってしまうと、首を通っている自律神経のバランスが悪化することから、自律神経失調症を発症するリスクが高まり、さらに放置してしまうと新型うつを引き起こしてしまいます。
また、入眠前にメールやSNSなどのネット上のサービスをチェツクすると、いつまでもスマホを利用することとなり、目が冴えて眠れなくなることから、不眠の症状につながります。
■ スマホ認知症(デジタル認知症)の改善・予防方法
デジタル機器単体で利用するのを極力控え、できるだけアナログを併用することを心がけて下さい。
例えばメモです。
メモ帳やノートにちょっとした文章を書くことは脳を刺激するので、脳の働きを活性化してくれます。
スマホで文字入力するよりも、あえてメモを使うように心がけるだけでも、デジタル認知症を予防する効果が十分あります。
スマホ依存になる人の多くは、人とのつながるうえで大なり小なり何らかしらの不安をかかえています。
スマホを見ていない時間も常に仲間とつながっている、と信じることも大切です。
一緒にウォーキングやストレッチなどの適度な運動を定期的に行ないましょう。
また、ネット上の色々なサービスを利用するうえで必要となるIDやパスワードも全て同じにするようなことのないようにしてください。
出来るだけ面倒なパスワードを設定する、外出する際は予備バッテリー・充電バッテリーを持ち歩かない、スマホをカバンに入れる、1日に必ずスマホやタブレットをさわらない時間を設けるといった自分でルールを設けて、それに従ってください。
【画像】 wikiHow
【出典】 堤未果
★デジタル認知症(コ、コ,コワイです。
けど防止法もあるから心配無用!)