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■ 坐骨神経痛とは?


 
今回ご紹介させていただくYoutube動画にて吉田たかよし先生が解説しているとおり、今現在、中高年の間で坐骨神経痛に悩まされている方が非常に多いです。
 
 
しかし、実は坐骨神経痛は正式名称ではありません。以下の疾患の総称となっています。
 
 
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【坐骨神経痛は以下の総称】
 
(1)腰椎椎間板ヘルニア
 
(2)梨状筋症候群
 
(3)変形性腰椎症
 
(4)腰部脊柱管狭窄症
 
(5)腰椎すべり症
 
(6)脊髄腫瘍
 
(7)骨盤内腫瘍
 

 
 
 
 

■ 自己診断は危険!?


 
坐骨神経痛は上述した病気によって坐骨神経が圧迫を受けることで強い痛みが生じます。
 
 
また、慢性化する可能性が非常に高いので、自己診断は非常に危険です。
 
 
坐骨神経痛の約9割は「腰椎椎間板ヘルニア」で、若者を中心に発症するケースが非常に多く、反対に中高年の間では変形性腰椎症を発症するケースが多いです。
 
 
ごくまれに脊髄腫瘍や骨盤内腫瘍による坐骨神経痛もありますので、坐骨神経痛を放置するのは非常に危険です。
 
 
きちんと医療機関を受診しなければなりません。
 
 
 
 
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■ 坐骨神経痛の症状の特徴とは!?


 
坐骨神経痛はお尻や太もも、すね、ふくらはぎなどに強い痛みやしびれ、張り、締めつけ感が生じ、下半身の一部に強い痛みが生じることもあれば下半身全体の場合もあります。
 
 
症状が悪化すると歩けなくなってしまうので、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。



 
 

■ 坐骨神経痛の主な症状


 
坐骨神経痛の症状についてですが、基本的には以下の三つに分かれます。
 
 

【坐骨神経痛の基本的な症状】
 
(1)椎間板ヘルニアのように上体を前に倒すことができないタイプ
 
(2)脊柱管狭窄症のように後ろに反ると痛みが生じるタイプ
 
(3)(1)と(2)を合わせたタイプ
 

 
 
(3)のタイプは、前にも後ろにも動かせないので、生活に大きな支障をきたします。
 
 
痛みが長期化すればするほど精神的に追い込まれてしまうので要注意です。
 
 
坐骨神経痛の治療では、その痛みを出来るだけ早く抑えて症状を改善していきます。
 
 
坐骨神経痛の治療で、いきなり手術というケースはあまり多くありません。
 
 
治療の効果がみられない場合や他の臓器に何らかしらの障害がおこったときに限り手術が行われます。
 
 
 
 
 

■ 坐骨神経痛の治療について


 
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坐骨神経痛の痛みを抑えるために最も有効なのが薬物療法で即効性に優れています。
 
 
薬物療法で用いられる薬剤は以下のとおりです。
 
 

【坐骨神経痛の薬物療法】
 
(1)非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)
 
(2)アセトアミノフェン
 
(3)神経障害性疼痛治療薬
 
(4)オピオイド
 
(5)鎮痛補助薬
 
(6)ステロイド
 

 
 
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■ できるだけ身体を冷やさない!


 
薬物療法では、上述した薬剤を病態や症状に合わせて使い分けながら行うわけですが、残念ながら直接坐骨神経痛を治す薬というのは現時点ではありません。
 
 
薬物療法の基本は坐骨神経痛の痛みと症状を和らげるためのものでです。
 
 
また、薬物療法だけに頼るのも危険です。ウォーキングやストレッチなどの適度な運動を行い、食事に関しても動物性蛋白質、砂糖、アルコールなどを控えましょう。
 
 
できるだけ体を冷やさないように、入浴の際はやさしくマッサージしながら温めてください。
 
 
 
 
 
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■ 坐骨神経痛を予防するポイント!


 
坐骨神経痛を予防するポイントは以下のとおりです。どれも当たり前すぎて、拍子抜けされたかもしれません。
 
 
しかし、簡単すぎるがゆえに実践できないのが坐骨神経痛の予防を妨げているのが現状です。
 
 

【坐骨神経痛を予防する7つのポイント】
 
(1)腰に負担をかけすぎない
(2)無理に重たいものを持たない
(3)中腰の状態で動き回らない
(4)体重の増加に気をつける
(5)食事の管理をしっかりする
(6)適度な運動やストレッチをする
(7)冷えから体を守る
 

 
 
 
【画像】 Pinterest
 
【画像】 wikiHow
 
【動画】 ドクター・吉田たかよし
 
「 坐骨神経痛 」
 

 
 
 
 

■ 坐骨神経痛の予防と改善についてのまとめ!


 
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
 
 
坐骨神経痛を予防するためにも上図に記載されているポイントを普段から心がけて頂く必要あります。この中で個人的に特に重要だと思っているのが適度な運動です。
 
 
運動不足になってしまうと体中の筋肉が硬くなっていまい、何でもないちょっとした動作で体を痛めていまうので、出来る範囲内でいいので運動を習慣化しましょう。