
出典:Marisol-Online
■ 足の裏には約60ものツボがあります
よくテレビで足つぼマッサージが紹介されていますが、レポートする芸能人の方が強烈に痛がっているので、多くの方が足つぼマッサージ=痛いと認識されています。
それもそのはず足の裏にはたくさんのツボが密集しているので、固くなってしまうと体に何ら頭の不調が現れるためです。固くなってしまった部分を揉みほぐすことで健康になるわけですが、そのさい痛みが生じます。(痛みには個人差があります。)
足裏マッサージやリフレクソロジー専門のサロンに通って施術してもらうのもいいですが、足つぼ器があれば自宅で簡単に自分でもマッサージできます。固くならないように習慣的に足裏をマッサージすれば美容と健康を維持できます。
■ 足裏マッサージで自分で簡単に健康状態をチェックできます!

身体の老廃物(尿酸、乳酸)が固まっている可能性が高いです。この老廃物を足つぼマッサージでほぐしてやることで、血流を改善させ、代謝を促進させることができます。
また、ツボ押しやマッサージで筋肉をほぐすことによって、筋肉の緊張が自然とほぐれるので、体の骨格を正しい位置に戻してくれます。
足裏がピンクなら心身の健康状態は良好と判断することができます。また、白っぽい場合はエネルギーが不足している状態なので、しっかり休息を取ることが大切です。そして、次のような状態になったら要注意です。

●黄色=過労ぎみ
●紫色=血行不良
●赤色=緊張、臓器のバランスが崩れている
■ 足ツボを刺激するなら「ツボ押しグッズ」が簡単!
足裏のツボを刺激する方法はいくつかありますが、一般的なのが、青竹踏み、健康サンダル、ツボ押し器です。青竹踏みと健康サンダルを日常的に利用すれば、ツボ押し器を使ったマッサージで強い痛みは生じません。
ツボ押し器を用いた足裏ツボ刺激法は、ツボ押し器以外に保湿クリームもしくはグリセリンなどスベリを良くする軟膏・クリームの類いのものを必ずご用意下さい。
■ ツボ押し器を用いた足裏ツボ刺激法のやり方!
足裏ツボ刺激法を始めるまえに必ず水分補給を行って下さい。また、体が温まった状態で行うほうが痛みも抑えられるので、できれば入浴したあとに行って下さい。
足裏のツボ押しは両足合わせて1回あたり15分から20分程度が目安となります。また、ツボ押しをおこなっている最中に体調の変化(吐き気や目眩など)を感じた場合は無理せずに速やかに中断しましょう。

■ 足裏のツボをマッサージするポイント!
マッサージをしながら足の状態をしっかり把握しましょう。もしコリッとしたしこりがあったら、それは老廃物がたまっている証拠です。しこりができた場所に対応する部位が疲れていることを示すサインです。
棒状のツボ押し器で木彫りをするようにツボを刺激します。足の先からかかとへ向けて、足裏をちょうど3等分するくらいの感覚で、「指の付け根から土踏まず前部」、「土踏まず前部~中部」、「土踏まず後部~かかと」に分けて行ないます。
手前にえぐるような感じでちょうどツボ押し器を押しながら前に引く感じで刺激していきます。ちなみに目や耳は逆になっているので十分注意してください。右足には、左目、左耳、左足には、右目、右耳のつぼに対応しています。
また、詳しいやり方は下にある動画で分かりやすく解説されているので、是非御覧ください。
■ こんなときは足裏のツボ押しマッサージを控えましょう!
足裏ツボ押しマッサージは毎日決まった時間に行います。マッサージするタイミング的には、お風呂から出てしっかり水分補給したあとに行うのがベストです。食後は絶対に控えましょう。
また、熱があるとき、空腹、満腹、疲労困憊のときも控えましょう。そして、足にけがをしていたり、心臓病、脳出血、脳血栓の直後、悪性腫瘍、腎臓病、妊娠中の人、不整脈のある人も控えましょう。
■ 親指が硬いときは脳が疲れている!
親指を押して固ければ、脳が極度に疲れているサインです。睡眠不足、ストレス、考えごとや悩みが多い人に多く見受けられます。また、PCやスマホの利用時間が長い人は、大音量で音楽を聴く習慣がある人も要注意です。
■ 足のつけ根部分が硬いときは首と肩に問題あり!
足の付け根部分が硬いときは日常的に首や肩がこっています。この部分を刺激することで首と肩の凝りや疲れを解消することができます。人差し指側から、小指側に向かって、刺激すると良いでしょう。
■ 足裏の真ん中部分が硬いときはストレスで体が極度に緊張している!
足裏の真ん中あたりにある「湧泉」というツボが硬すぎると、日常的なストレスなどで疲れやいらいらが溜まっています。しっかりこのツボを刺激して、疲労とストレスを解消しましょう。
■ 土踏まずが硬いときは消化器官に問題あり!
足裏の土踏まずの部分が硬い時は胃や膵臓、十二指腸などの消化器官に何らかしらの問題があります。この部分が腫れていたり、押すと痛みを感じるのであれば、消化力が低下している可能性が高いです。
食べものをしっかり消化できないと、腸で栄養を吸収することができないため、体に必要なものが不足し、老廃物もスムーズに排出することができないため、体がむくみやすくなります。また、便秘にもなりやすくなるので、しっかり揉みほぐしましょう
■ かかとが硬いときは腸や生殖器に問題あり!
かかとは腸や生殖器の不調を表わしています。もし、長期間にわたって月経痛などに悩まされている場合は、かかとをしっかりもみほぐしましょう。足裏だけでなく、かかとの内側と足首の間も、十分ほぐしてください。

■ 足裏時短セルフマッサージのやり方
最後に自分で簡単にできる足裏時短セルフマッサージのやり方をご紹介させていただきます。簡単にできるといっても、その効果は絶大なので、ぜひお試しください。
▼ 足裏時短セルフマッサージ『 準備 』
まず最初に親指を中に入れて「グー」形をつくります。

親指以外の4本の指の第2関節を押しあてます。

▼ 足裏時短セルフマッサージ『 STEP1 』
足先から踵(かかと)にかけて10往復マッサージします。

▼ 足裏時短セルフマッサージ『 STEP2 』
両方の親指を重ねて足裏の外側から土踏まずに向かって3ラインを10回ずつ押し流します。



▼ 足裏時短セルフマッサージ『 STEP3 』
真ん中のくぼみ部分を少し強めに押し、10秒間キープします。


ゆっくり離します。

10秒間キープを5回繰り返します。

▼ 足裏時短セルフマッサージ『 STEP4 』
ひとさし指の第1関節と第2関節を90度に曲げます。

カギの手で足裏の真ん中のくぼみからかかとの内側にかけて少し強めに10回押し流します。

親指を添えるとマッサージがしやすくなります。

足裏の真ん中のくぼみから踵の内側へ10回押し流します。

▼ 足裏時短セルフマッサージ『 STEP5 』
カギで内側のくるぶし周りを下から上へ10回押し流します。



外側のくるぶし周りも同様に下から上へ10回押し流します。


【画像】 Pinterest
【動画】 高橋ミカ公式チャンネル
「 足裏マッサージで毒素排出~誰でも簡単 時短セルフマッサージ 」
■ 足裏時短セルフマッサージのやり方や効果のまとめ
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
足裏は普段意識することがないので、運動する習慣がない方は、自分の足裏の硬さに驚かれる方も少なくありません。
悲しいコトに足裏が硬くなってしまうと血液を運ぶポンプ機能が低下してしまうので、血液とリンパ液の流れが著しく悪化して、代謝と免疫力が低下します。
しかも、老廃物が排出されにくくなるので、痩せにくくなるうえに肌トラブルやむくみなど様々な体調不良に悩まされることになります。
そうならないためにも是非今回ご紹介させていただいた足裏マッサージで毒素を出しながら足裏をやわらかくして本来の働きが出来るように調整してあげてください。