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■ 脳が老化するとどうなるの?
 
 
脳が老化すると、まず「何かをしよう」といった意欲が衰えます。そうすると何かを創造する必要性も無くなるので必然的に創造力が落ちます。やがて感情をコントロールする力が衰えるので、ブレーキが効かなくなった車のように突然暴走したりします。
 
 
例えば、高齢者の方で脳の老化が進んでしまうと、それまで非常に真面目でやさしい方だったのが、ある日を境に突然傍若無人な振る舞いや横柄な態度、攻撃的な言動に出てしまうのは、こうした問題が背景にあるからです。
 
 
脳が若い状態が保たれると思考や行動パターンも若々しく保たれるので、筋肉も必然的に若々しい状態が保たれます。ですので、脳を老化させれないことが、心と体の健康を保つうえで非常に重要なことなんです。
 
 
また、脳は加齢が進むとともに劣化すると考えられていましたが、これは間違いで、最近の研究では脳は鍛えれば鍛えるほど進化することが明らかになっています。そして最近問題となっているのが脳の老化と肥満の相関性です。
 
 
太れば太るほど脳の老化が進むことが明らかになっています。ということで、今回はこの点について非常に分かりやすく解説されているJ-CASTニュースさんの記事と動画を合わせてご紹介させていただきます。



 

 
 
太ると脳がどんどん老化する
40歳で10年も差が出る理由

 
 
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■ 脳の情報を伝達する部分が一気に縮小する
 
 
研究グループは20歳から87歳までの男女約500人の協力を得て、脳の画像など多くの健康データを分析した。そして、肥満の人と標準体重以下の人のグループに分けて比較した。その結果、肥満の人の脳では大脳白質と呼ばれる部位が、やせている人に比べ、著しく小さくなっていることがわかった。
 
 
大脳の表面には灰白質と白質と呼ばれる部位がある。灰白質には神経細胞が密集しており情報を処理する。一方、白質は灰白質の裏側にあり、神経細胞はないが、それらの連絡通路になっており情報伝達の役目を果たしている。
 
 
研究グループによると、肥満の人とやせている人との間で、中年になるまでは白質密度の差は現れないが、中年を過ぎると急に肥満の人の白質の減量が目立つようになる。40歳の時点で肥満の人の脳は、やせている人に比べ、老化が10年進んでいると考えられる。そして、この10年の差は生涯残り続ける。
 
 
 
 
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■ 「健康に重大な影響を与える発見」
 
 
なぜ、肥満になると、脳の老化が進むのか。研究チームのリサ・ローナン博士らは、AFP通信の取材に対し、こう語っている。
 
 

「脳の大きさは、加齢とともに小さくなりますが、肥満の人々は白質の減少量が大きい。肥満が原因で脳の変化が起こるのか、それとも白質の減少が肥満を引き起こしているのか、まだわかりません。健康に重大な影響を与える発見なので、体重や食事、運動なども含めて肥満と脳の老化のメカニズムの解明に努めます」
 

 
 
ちなみに、今回の研究では認知能力や知能指数(IQ)のテストも行なわれたが、肥満の人とやせている人との間で差はなかった。
 
 
 
【出典】 J-CASTニュースさん
 
【画像】 Pinterest
 
 
 

 
 
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