
■ 脳の疲れを放置していませんか!?
何かとストレスの多い現代ですが、仕事のある平日は朝から強いストレスを感じることが少なくありません。それまでと比較して脳の働きが悪くなっている状態というのは、完全に脳が疲労しています。当然仕事や学業のパフォーマンスが低下します。
そこでオススメしたいのがマインドフルネスという脳の疲れを効率よく解消する方法です。これは端的に言えば瞑想なんですが、一般的な瞑想よりも堅苦しさがない分、初心者でも実践しやすいです。
私は朝昼晩と5~10分程度の瞑想を一日2~3回行っているのですが、マインドフルネスを実践するようになってからイライラや強い不安を感じることが少なくなりました。メリットこそあれ、デメリットがほとんどないので自信を持ってオススメできます。
しかし、殘念ながら日本では瞑想に対してあまり良いイメージを抱いていない方が依然として少なくありません。ということで今回はマインドフルネスについて分かりやすく解説したダイヤモンド・オンラインさんの記事と動画を合わせてご紹介させて頂きます。
こちらの動画は、今日からマインドフルネスを実践できるように分かりやすく実演しながら解説された大変優れた動画ですので、是非ご覧頂き、マインドフルネスでストレス社会を乗り切ってください。
脳が疲れやすい人に共通する
「休み=充電」の思い込み

■ あんなに休んだのに朝からアタマが重い4つの理由
【その1】
脳の疲れは、身体の疲れとは違い、ただのんびりしても回復しづらい
【その2】
脳のエネルギーの60~80%は、「ぼーっとしているときにも動き続ける脳回路(デフォルト・モード・ネットワーク:DMN)」に費やされている
【その3】
DMNの過剰な活動を抑えない限り、脳は何もしないでも疲れを溜め込んでいく
【その4】
DMN活動を抑えることこそが、現代人にとっての「最高の休息法」

■ マインドフルネスとは?
マインドフルネスという言葉を聞いたことはあるでしょうか?日本でもこれに関連する書籍がたくさん出ているそうですが、アメリカではここ数年、マインドフルネスが爆発的に流行しています。
あえてこれをひと言で説明すれば、マインドフルネスとは「瞑想などを通じた脳の休息法の総称」です
■ 本当の休息は「単なる充電」ではない
そこで、「マインドフルネス」について、脳科学的な知見も交えながらお伝えさせていただいたのが『世界のエリートがやっている最高の休息法』です。
アップル創業者のスティーブ・ジョブズが、瞑想の実践者だったことはあまりに有名ですよね。
また、グーグルのような巨大企業でもSIY(Search Inside Yourself)というマインドフルネス研修が、社内の仕組みとして取り入れられ、その効果が実証されつつあります。
そのほか、フェイスブック、シスコ(ネットワーク機器最大手)、パタゴニア(アウトドアウェア製造・販売)、エトナ(医療保険大手)といった有名企業でも導入が進んでいます。
彼らは「脳の休息」の大切さをわかっていて、同時に、マインドフルネスこそが「最高の休息法」だと知っているからです。
アカデミズム領域でも、マインドフルネスの脳科学的な裏づけは進んでいます。じつは瞑想こそが「科学的に正しい脳の休ませ方」だと言えるエビデンスが、次々に集まりはじめているのです。
たとえば、イェール大学医学部の精神神経学科にいた私と同門の研究者ジャドソン・ブリューアー(現・マサチューセッツ大学准教授)は、「DMN(脳エネルギーの浪費家)の主要部位の活動は、瞑想によって抑制できる」と報告しています。

「疲れ→回復→疲れ…」の
スパイラルから抜け出すには?
みなさんは「休息」と聞いて、「その場しのぎの応急処置」をイメージしてしまってはいないでしょうか?
しかし、「脳科学×瞑想」に基づいた「休息法」が目指すのは、ただの「充電」ではありません。なぜなら、脳は「変わる」からです。これを脳の可塑性と言います。
マインドフルネスを継続すれば、いまある疲れを取り除けるだけでなく、疲労が蓄積しづらい状態をつくることができます。
空になったバッテリーを充電することは、本当の休息ではありません。あなた自身の脳を変えて、高度な集中力を手に入れることが、「最高の休息法」の真の目的です。
【出典】 ダイヤモンド・オンラインさん:(文・久賀谷 亮さん)
【画像】 Pinterest
【動画】
「マインドフルネストレーニングの方法」