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■ 腸の働きを良くすれば人生はもっと上手くいく!?


 
先日、順天堂大学医学部附属順天堂医院の小林弘幸先生の著書「 人生を決めるのは脳が1割、腸が9割! 」を読み、改めて腸の持つ優れた機能に驚かされました。
 
 
小林先生は順天堂大学医学部附属順天堂医院の便秘外来に勤務する現役の医師です。
 
 
数年先まで予約が埋まっている状況にありながら、毎年必ず自律神経を整える方法や腸活、便秘を予防改善する方法などに関する著書が出版され、新しい本が出版されるたびに話題となっています。
 
 
それだけ現代人が抱えている問題に腸が深く関わっているんです。
 
 
腸は第二の脳といわれていますが、小林先生は人生を決めるのは脳が1割、腸が9割であると強く訴えています。
 
 
「オキシトシン」などのいわゆる幸せホルモンは腸によって約9割ほど分泌されるので、腸の働きが悪化すれば心と体の健康は著しく損なわれます。
 
 
 
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『 自律神経の特徴 』


 
【交感神経が優位になるとき】
 
・活動しているとき
・緊張しているとき
・ストレスがあるとき
 
 
【副交感神経が優位になるとき】
 
・休息しているとき
・眠っているとき
・リラックスしているとき
 

 
 
 
 

『 善玉菌を増やして腸内環境を整える! 』


 
心と体の健康を維持する上で欠かすことのできない自律神経(交感神経と副交感神経)の働きを良くするためにも腸内環境を良い状態に保つ必要があります。
 
 
そのためにも善玉菌を増やして腸内環境を整えなければなりません。
 
 
しかし、依然として腸の働きについて、あまり知られていませんよね。ということで、今回は腸に関する10の豆知識をわかりやすくまとめたカラパイアさんの記事と動画を合わせてご紹介させていただきます。



 
 
腸は第2の脳。
「腸に関する10の豆知識」

 
 
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▼ 腸の凄すぎる働き(1)
「 脳の監視がなくても機能できる唯一の臓器 」


 
腸は権威に抗するレジスタンスのように、脳からの信号を待つことなく消化という重要な機能を果たすことができる。こうした芸当は、他の臓器はもちろん、あの力強い心臓でさえできないことだ。
 
 
 
 
 

▼ 腸の凄すぎる働き(2)
「 1億個もの脳細胞が存在する 」


 
腸が自分で判断できるのも驚くにはあたらない。食道から肛門まで続く9mの腸には、無数の脳細胞が存在するのだから。このニューロンの数は脊髄や末梢神経系よりも多いのだ。
 
 
 
 
 
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▼ 腸の凄すぎる働き(3)
「 腸は独自の神経系を持つ 」


 
腸の神経系は、消化や排泄を司る絶対者として君臨しており、それ自体であらゆる機能を遂行する。科学者の中には、ここを中枢神経系の一部とみなす者や、その本体であるとみなす者もいる。
 
 
”実行”刺激がくると、脳からの司令なく腸にキューを出すよう進化したようにも見える。これは無力な新生児の脳を考えると特に妥当に思えてくる。
 
 
 
 
 

▼ 腸の凄すぎる働き(4)
「 腸が脳に感情のサインを送る 」


 
腸には迷走神経という、大きくて、厄介な神経が埋め込まれている。研究では、その繊維の最大90パーセントまでが腸から脳へと情報を運んでいることが明らかとなっている。
 
 
言い換えると、脳は腸からの信号を感情として解釈しているのだ。だから、あなたは心から腸を信頼するべきだ。
 
 
 
 
 

▼ 腸の凄すぎる働き(5)
「 胃腸障害は腸の”精神疾患”とも言えるかもしれない 」


 
抗鬱剤として身体の調子を整える素晴らしい気分物質セロトニンだが、およそ95パーセントが腸の中で見ることができる。ということは、食事や薬、抗生物質が人の気分をめちゃくちゃにしてもちっとも不思議ではないということだ。
 
 
 
 
 

▼ 腸の凄すぎる働き(6)
「 健康な腸は骨を守る 」


 
セロトニンと腸の関係を調べた研究から、腸と骨との意外な関係までが浮き彫りにされた。マウスを使った実験で、腸からのセロトニン放出を抑制すると、骨粗しょう症の骨密度低下が抑えられたのだ。この発見は、骨粗しょう症の新薬研究につながった。
 
 
 
 
 
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▼ 腸の凄すぎる働き(7)
「 自閉症と腸内細菌の関係 」


 
十中八九と言ってもいいほど、自閉症の患者には、腸管壁浸漏症候群、過敏性腸症候群、有益な細菌の不足といった、腸のバランス不全が見られる。マウスを使った実験の結果からは、腸内の細菌叢のバランスを取り戻すことは
 
 
自閉症の一部の行動障害に対する治療につながるようだ。ただし、これによって自閉症が”寛解”するわけではないことに注意しよう。
 
 
 
 
 

▼ 腸の凄すぎる働き(8)
「 何を食べたかで腸が気分に影響を与える 」


 
様々な食事をチューブを通して腸に与えた実験からは、被験者が何を”食べている”のか分かっていなくても、気分に影響を与えることが確認された。
 
 
例えば、脂肪は脳の天然の麻薬であるドーパミン放出の引き金となるようで、幸福感や喜びを増加させる。一方で、炭水化物は、幸せ神経伝達物質セロトニンの放出を刺激する。
 
 
 
 
 
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▼ 腸の凄すぎる働き(9)
「 腸に宿る免疫細胞が病気から守ってくれる 」


 
腸には脳細胞があるだけでなく、70パーセントという大量の免疫細胞も宿している。これは腸関連リンパ組織といい、外部からの侵入者を撃退するうえで大きな役割を果たす。
 
 
腸関連リンパ組織と腸内細菌叢(腸内には数兆もの細菌が生きており、まるで微生物の宇宙かのようだ)は、病気に打ち勝つために懸命になって働いてくれる。
 
 
だからこそ、悪い細菌と一緒に有益な細菌まで殺してしまう抗生物質の使用には細心の注意が必要なのだ。
 
 
 
 
 

▼ 腸の凄すぎる働き(10)
「 脳と同じく麻薬中毒になる 」


 
腸内には、脳のものと同じ麻薬受容体がある。したがって、脳と同じく簡単に麻薬依存症になってしまううえ、その悪癖を絶つときにも大きな困難が伴う。
 
 
 
 
【出典】 カラパイアさん
 
【原文】 mentalfloss
 
【画像】 Pinterest
 
【画像】 wikiHow
 
 
 
 
 

■ 脳1割、腸9割で人生はもっと上手くいくのまとめ


 
最後までお読みいただきありがとうございます。
 
 
今回は腸が持つ脳に近い働きとその仕組みについてざっくりご紹介させていただいたわけですが、最近の研究結果では腸は全身に大きな影響を与えていることが明らかになっています。
 
 
つまり、腸は全ての臓器とつながって、お互いに影響を与えあっているので、腸の働きが悪化すれば他の臓器にも悪影響を及ぼすことになってしまいます。
 
 
逆に腸の働きが良くなれば、他の臓器の働きも自然と良くなるので、腸の状態を整えてあげることが健康を保つうえで大切なんです。
 
 
腸内環境を整えることに興味がある方は是非以下の記事もお読みいただけると幸いです。



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