
■エノキの凄すぎる健康効果とは!?
えのきたけは、天然物こそ冬場に穫れる野菜ですが、栽培物は一年中栽培できるので、特に旬はありません。
しかし、エノキタケは鍋物などに使われるので、需用は圧倒的に冬が多く、夏は少ないため、夏場は価格が低く抑えられています。
ちなみにエノキタケの持つ主な健康効果は以下のとおりです。
▼ エノキの健康効果(1)「内臓脂肪を落とす効果」
エノキタケに含まれる「エノキタケリノール酸」という脂肪酸には内臓脂肪を落とす効果があります。

▼ エノキの健康効果(2)「脂肪の吸収を抑える効果」
エノキタケには「キノコキトサン」という成分が含まれています。
これらの成分が脂肪が腸内で吸収されるのを抑えてくれます。
▼ エノキの健康効果(3)「便秘の予防改善効果」
エノキタケは「食物繊維」が豊富に含まれており、何とキャベツの2倍以上です。
また、「キノコキトサン」は腸の働きを促す作用が優れているため、便秘解消・改善効果が期待できます。
▼ エノキの健康効果(4)「貧血の予防改善効果」
エノキには、女性が不足しがちな「鉄分」が豊富に含まれています。
鉄分は「ヘモグロビン(血液の赤血球の中に存在するタンパク質)」を形成するのに必要で、貧血を予防改善する効果が期待できます。
また、β-グルカンは免疫細胞の働きを活発にするとされ、免疫力を上げる効果があると言われています。
▼ エノキの健康効果(5)「疲労回復効果」
エノキにはビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンD、GABA(γ-アミノ酪酸)、ナイアシンといったビタミンB群が豊富に含まれています。
ビタミンB群は、体内のエネルギー代謝を促進し、疲労回復に役立ちます。
▼ エノキの健康効果(6)「美肌効果」
エノキタケに含まれる「グアニル酸」という成分は、肌荒れの原因となる毒素も排出する働きがあるため、美肌効果も期待できます。
これだけでも十分ですが、エノキタケにはがんを予防する効果もあります。
ということで今回はエノキタケの優れたがん予防効果について分かりやすく解説しているマイナビスチューデントさんの記事と動画を合わせてご紹介させていただきます。
エノキタケがもつ驚異の力
胃がんや心筋梗塞のリスクが減少

■ エノキタケを食べると34%胃がんのリスクが減る研究結果
以前放送された「林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル」(テレビ朝日)では、『この秋食べたい体に良い野菜ランキング』を発表。
免疫が落ちる秋だからこそ栄養素がたっぷり食べたい秋野菜。
そのひとつに「エノキタケ」がある。
エノキタケは血管疾患対策に期待されている野菜で、"キノコイトサン"が含まれ、キノコの細胞壁に含まれる特有の多糖類で、心筋梗塞などの予防にもなるとされ、悪玉コレステロールを減らす役割を果たしている。
■ エノキタケを週三回食べると胃がんのリスクが34%も減少!
さらに、最新の研究では「胃がんのリスクが34%も減少」したとの報告があった。
エノキを週に3回以上食べる人は、ほとんど食べない人に比べて「胃がんのリスクが34%も減少」したことが、国立がん研究センターと長野県農村工業研究所などの共同研究で、456人を対象に4年間かけて行った追跡調査した結果明らかになった。
実際には、どの成分により起こったのかは不明だが、今後の胃がん対策として注目されるべき野菜だ。
■ エノキタケの効果を最大限高める調理法とは!?
しかし、期待される野菜でも、調理方法を間違っては栄養を摂取することができない。
エノキの成分は水溶性のため、調理したときには汁ごと食べること。
また、栄養が細胞壁についているので、細かく刻んで食べれば栄養を損なわずに食べられるのが鉄則。
他にも、食べた秋野菜として、脂肪肝対策にはレンコン、風邪対策、寿命が長くなるキクラゲ。
動脈硬化対策のタマネギ、食べ過ぎ対策で血糖値を下げる紫芋、桁違いの抗酸化力のあるブロッコリースプラウトが紹介された。
日本人の二人に一人がガンになる時代。
最近は芸能人がガンになった報道も多くなっている。
エノキタケなどを取り入れたバランスの良い食事で、ガンになるリスクを減らしたいものだ。

■ エノキたっぷりの五目ひじきのレシピ
最後にえのき茸をたっぷり使った五目ひじきのレシピをご紹介させていただきます。コスパも良いうえに栄養バランスに優れているので超おすすめの一品です。
■材料(作りやすい分量)
(1)芽ひじき(乾燥 20g)
(2)しらたき(白 1袋 180g)
(3)油揚げ(1枚45g)
(4)にんじん(大 1本 200g)
(5)えのき茸(1袋 100g)
(6)酒(大さじ1)
(7)だし汁(2カップ)
(8)砂糖(大さじ1/2)
(9)しょうゆ(大さじ2弱)
(10)みりん(大さじ1)
(11)油(大さじ1)
(2)しらたき(白 1袋 180g)
(3)油揚げ(1枚45g)
(4)にんじん(大 1本 200g)
(5)えのき茸(1袋 100g)
(6)酒(大さじ1)
(7)だし汁(2カップ)
(8)砂糖(大さじ1/2)
(9)しょうゆ(大さじ2弱)
(10)みりん(大さじ1)
(11)油(大さじ1)
■ 五目ひじきの作り方
(1)まず最初に芽ひじきは水につけてもどし、流水で洗い、ザルに上げて水気を切ります。
(2)しらたきを水からゆでてアクを抜き、ザルに上げて粗熱をとって、ざく切りにします。
(3)油揚げをペーパータオルで包み、耐熱皿にのせて電子レンジ(600W)で1分加熱します。
(4)粗熱をとって、ペーパータオルで押さえて油を吸わせ、縦半分に切ってから横5mm幅に切ります。
(5)にんじんを3~4cm長さ、1cm幅の短冊切りにします。
(6)えのき茸の根元を切り落とし、長さを半分に切ってほぐします。
(7)鍋に油(大さじ1)を熱し、芽ひじきを入れて強めの中火で炒めます。
(8)全体に油がまわったら、しらたき、油揚げ、にんじん、えのき茸を加えて炒めます。
(9)全体に油がまわったら酒をまわし入れて煮立たせます。
(10)だし汁、砂糖を加え、落としぶたをして5分煮ます。
(11)しょうゆ、みりんを加え、さらに10分煮たら出来上がり!
(※)冷めたら清潔な保存容器に入れて冷蔵で5日、密閉保存袋に入れて冷凍で2週間保存可能です。
【出典】 マイナビスチューデントさん
【画像】 Pinterest
【動画】 健康オタク
えのき氷の作り方~大反響の最新ダイエット食品!~
■ エノキタケの健康効果に関するまとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回ご紹介せていただいた五目ひじきのレシピは、エノキはメインではありませんが、エノキがたっぷり使われているのでおススメです。
また、しらたきが入っているので、全体のカロリーも低めに抑えられるうえに、かさ増しできるので、満腹感を得やすい点を考慮すると五目ひじきはダイエット向きなレシピです。
少しでも今日のおかずの一品として五目ひじきのレシピが参考になれば幸いです。
カテゴリ