
■ 干ししいたけの健康効果がとにかく凄い!?
きのこは優れた美容と健康効果がありますが、実は生よりも干したもの方が健康効果が高い栄養素がより豊富に含まれています。
干ししいたけは、うまみ成分たっぷりで低カロリーなので、美容・ダイエットのためにも積極的に食べたい食材です。
ちなみに今回ご紹介するシイタケには、「干しシイタケ」と「生シイタケ」があり、栄養面からみれば生シイタケよりも干しシイタケのほうが香りと旨みが優れています。
『 生シイタケよりも干しシイタケの方がおいしい!? 』
これは乾燥する過程で、「酵素」と熱の働きによって、香り成分(レンチオニン)と、旨み成分(グアニル酸)が増えるためです。
ちなみに干しシイタケには、生シイタケのおよそ10倍もの「グアニル酸」が含まれているといわれます。
また、乾燥させることによって、栄養素が凝縮されるので、生よりも優れた効能・効果が期待できます。
■ 干しシイタケの凄すぎる効果効能7選
しいたけは、Mサイズ3個(約36g)あたり6kcal(タンパク質4.32kcal(1.08g)、脂質1.26kcal(0.14g)、炭水化物7.04kcal(1.76g))あります。
ちなみに100g換算で18kcalしかありません。しいたけは超低カロリー、超低脂質、超低炭水化物でありながら、食物繊維が豊富に含まれているので、ダイエットにピッタリな食材です。
また、しいたけに含まれる「エリタデニン」という成分は、血圧抑制効果、血管のつまりやコレステロールの増加を防ぐ効果があると言われています。
干しシイタケの効果効能について以下のとおり7つご紹介させていただきます。

【画像】 pixabay
▼ 干しシイタケの効果効能(1)骨を丈夫にする
ビタミンDは、生シイタケの約9倍含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収率を高める働きがあり、「骨粗しょう症」予防としても大切な栄養素です。
▼ 干しシイタケの効果効能(2)便秘解消・美肌効果
食物繊維は、生シイタケの約10倍もあるので、一段上の便秘解消効果が期待できますし、豊富に含まれるビタミンB2は、美肌に欠かせません。ビタミンB2が不足すると肌荒れの原因になるので要注意です。
▼ 干しシイタケの効果効能(3)高血圧予防
干しシイタケは、「血圧低下作用」があるとされており、これは、干しシイタケに含まれる「エリタデニン」という成分の作用によるもので、戻し汁に多く含まれます。
▼ 干しシイタケの効果効能(4)コレステロール低下
シイタケに含まれるエリタデニンという物質が、悪玉コレステロールを下げる働きを持っており、動脈硬化などの予防が期待できます。
▼ 干しシイタケの効果効能(5)免疫力アップ
干しシイタケに含まれるレンチナン(β―グルカン)という成分には体の抵抗力を高め、免疫力がアップする効果が期待できます。
▼ 干しシイタケの効果効能(6)イライラや不眠症を改善
干しシイタケにはビタミンD(エルゴステリン)が豊富に含まれているため、カルシウムやリンの吸収を高め、神経過敏からくるイライラを抑えたり、不眠症の改善などに優れた効果を発揮します。
▼ 干しシイタケの効果効能(7)ダイエット
上述したとおり、干しシイタケの食物繊維が豊富に含まれています。驚くべきことに含有量は40以上です。
数ある食品の中でもダントツに多いので、便秘を解消、改善したうえで太りにくい体質へと改善してくれます。また、生活習慣病の予防にも効果があります。

■ 椎茸の肉詰め照り焼きのレシピ
シイタケの肉詰め照り焼きレシピをご紹介させていただきます。
シイタケと鶏肉との相性が抜群のレシピです。
■材料(作りやすい分量)
(1)生しいたけ(12枚 約300g)
<肉だね>
(1)鶏ひき肉(200g)
(2)長ねぎのみじん切り(大さじ6)
(3)卵(1個)
(4)パン粉(1/2カップ)
(5)塩(小さじ1/3)
<合わせ調味料>
(1)酒(大さじ1と2/3)
(2)みりん(大さじ1と2/3)
(3)しょうゆ(大さじ1と2/3)
(4)砂糖(大さじ1/2)
<付け合わせ>
(1)小松菜(1わ 200g)
<肉だね>
(1)鶏ひき肉(200g)
(2)長ねぎのみじん切り(大さじ6)
(3)卵(1個)
(4)パン粉(1/2カップ)
(5)塩(小さじ1/3)
<合わせ調味料>
(1)酒(大さじ1と2/3)
(2)みりん(大さじ1と2/3)
(3)しょうゆ(大さじ1と2/3)
(4)砂糖(大さじ1/2)
<付け合わせ>
(1)小松菜(1わ 200g)
■ 椎茸の肉詰め照り焼きの作り方
(1)まず最初にしいたけの石づきを除いて軸を切り落とします。
(2)しいたけの軸はみじん切りにします。
(3)軸はみじん切りにします。
(4)次に肉だねを作ります。ボウルに鶏ひき肉、長ねぎのみじん切り、卵、パン粉、塩、しいたけの軸を入れ、よく練り混ぜます。
(注)肉団子をつくる要領で肉ダネを12個分丸めておきます。
(5)しいたけのかさの内側に小麦粉を茶こしで薄くふって、(4)の肉ダネをかさの部分に押し込むように詰めます。
(6)次に合わせ調味料をつくります。ボウルに酒、みりん、しょうゆ、砂糖を入れてよく混ぜます。
(7)フライパンに油(大さじ1/2)を熱し、(5)を肉ダネが下になるように並べ入れて、弱めの中火で4~5分焼きます。
(注)フライパン返しの裏を使って、上から軽く押さえてあげると肉ダネに色がつきやすくなり、しいたけからはがれにくくなります。
(8)きれいな焼き色がついたら裏返し、反対側を同じく4~5分焼きます。
(9)しいたけを返して再度肉ダネを下にし、(6)の調味料を加えて、中火で混ぜながら煮つめます。
(10)タレがとろりとしてきたら、しいたけを上下に返しながら全体にタレをよくからめます。
(11)次に付け合わせをつくります。小松菜を5㎝長さに切り、茎と葉先に分けます。
(12)沸騰したお湯に塩を少々入れ、小松菜の茎、葉先の順に加えてゆでます。
(13)再度沸騰したらザルに上げ、水気を絞ります。
(14)器に盛った出来上がり!
出典:キューピー3分間クッキング
■ 干しシイタケのつくりかた
次にご自宅で簡単に干しシイタケを栽培する方法をご紹介させていただきます。
下にある動画内で実演しながら解説しているので是非一度お試しください。
【動画】 みっこMさん
家庭でしいたけ栽培!育成キット【しいたけ農園】
【干しシイタケの作り方】
(1)適当な大きさにスライスする
(2)重ならないように網やざるの上に並べる
(3)天気の良い日に干す ※乾燥しきれなかったら、夜は通気性のよい部屋で干し、翌日また外に干す
(4)密封容器に乾燥剤をいれて保管する
【干しシイタケのおいしい戻し方】
(1) 干ししいたけが、ひたひたになるように、冷水に漬け込みます。
(2)必ず冷蔵庫に入れて水戻しします。
(3)戻し時間は24時間以上で、特に肉厚なものは2~3日かけるとおいしくなります。
■ 干しシイタケの効果効能に関するまとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
干しシイタケには心と体に良いとされる栄養素が豊富に含まれています。
一般に市販されているものはシイタケばかりですが、手作りならしめじやまいたけ、エリンギも干すことが出来るので、是非手作り干しきのこにチャレンジしましょう!
また、今回ご紹介させていただいた椎茸の肉詰め照り焼きは、1人前(3個)あたり約180kcalしかありません。
しかも、鶏ひき肉からタンパク質もしっかり吸収できるので、椎茸の肉詰め照り焼きはダイエットにピッタリの一品です。是非一度お試しください。