
■ ツナ缶は最強の万能食だった!!
意外に思われるかもしれませんが、ツナ缶は美容と健康に優れた万能食なんです。
しかし、ツナ缶は脂が非常に多いので、食べることをためらう方も少なくありません。
とはいっても日本の缶詰は他国に引けをとらないほど高品質なので、「ツナ缶」を食べないのは本当に勿体無いです。
ちなみにツナ缶に含まれる代表的な栄養素とその効果は以下のとおりです。
▼ ツナ缶の栄養素(1)DHA
ツナにはDHAが多く含まれているので、記憶力の向上や認知症予防などにも効果的とされています。
▼ ツナ缶の栄養素(2)EPA
EPAは、血液をサラサラにする効果に優れているので、血栓を防ぎ、動脈硬化などの生活習慣病を予防する働きに優れています。
また、EPAは中性脂肪を減らしてくれるので、ダイエット効果も期待できます。
▼ ツナ缶の栄養素(3)リノール酸
EPAと同じく、リノール酸には血液をサラサラにする効果が優れているので、動脈硬化など生活習慣病を予防する効果が期待できます。
しかし、リノール酸は油漬けされた油に豊富に含まれているので、ツナ缶の身を油抜きしてしまうと意味がありません。
油を気にするよりも、この油を丸ごと料理に使ったほうが、栄養バランスも取れて、お味も旨味が増します。

■ ツナ缶に含まれるEPAとDHAは、1g/日以上摂取することが理想!
厚生労働省から発表されたデータによりますと、「脂肪酸の中で EPAとDHAは、1g/日以上摂取することが望まれる」とされています。
食べ物からしか摂取することが出来ないだけに、ツナ缶は非常にありがたい存在なんです。
ということで、今回はツナ缶の優れた美容と健康効果について分かりやすく解説したJ.-SPAさんの記事とツナときのこ、トマトのスパゲッティー(本当においしいですよ)のレシピ動画を合わせてご紹介させていただきます。
「ツナ缶」はどれを選ぶ?
美容にイイのはこれ!
【ずっとキレイでいる食事】

■ ツナ缶のオイル漬けや水煮。おいしくて美容に良いのはどの食べ方?
ツナ缶_1 まず最初に、ツナを加工法(調理法)で分類すると、大きく2タイプに分けられます。
1. 油漬け:味付けされたツナを大豆油やサラダ油などの油で漬けたもの。
2. 水煮:油を使用せずに、野菜スープやミネラルウォーターで調理したもの。
ツナ缶1缶あたりのカロリーの違いを見てみると、油漬けが159kcal(はごろもシーチキンL)に対し、水煮は55kcal(はごろも素材そのままシーチキンL)。油漬けは水煮の約3倍のカロリーとなっています。
美容的には、カロリーは抑えつつ、ツナの栄養成分を無駄なく摂取したいところ。そのためには、「水煮タイプを汁(栄養成分が溶け出している)ごと食べる」のがベストと言えるでしょう。
「油がないと物足りない!」という人には、油漬けではなく、水煮に健康油(オリーブオイル、亜麻仁油、えごま油、くるみ油など)を加えて楽しむ方が賢明です。
⇒結論1:「水煮タイプ」を汁ごと食べて、高タンパク低カロリーの美容食に!
■ ツナ缶にも種類があった!?
次は、ツナに使われる「素材」について。缶ブタを見ると、「ライト」や「エル」、「マイルド」と書かれているものを多く見かけませんか? 実はツナには、素材別に3種類があるんです。
1.ホワイト、ファンシー:ビンナガマグロを使用。値段は高め。
2.ライト、エル:キハダマグロを使用。エル(L)はライトのエルで、ヘルシーの意味ではなく、マグロの色味からきている。ホワイトよりも安価。
3.マイルド:カツオを使用。最もリーズナブル。
■ ツナ缶はシーチキンファンシー水煮マグロの「トロ缶」が最強だった!
ツナ缶_素材の違い 味の違いはハッキリとしていて、上質なコク・うまみをしっかり感じるホワイト、あっさりクセのないライト、カツオブシのような渋みがあるマイルド、といったところでしょう。味の好みは分かれそうですが、栄養的に大差はありません。
しかし、マグロの「トロ」を使用した商品に関しては別格。血管年齢を若く保ち、中性脂肪の低下などに寄与する「EPA(エイコサペンタエン酸)」が豊富に含まれていて、その量は魚の中でもトップクラス(クロマグロ脂身のEPA量1400mg/100g)。
もともとEPAは、青魚の脂に多く含まれる成分ですが、それに負けないほど驚異の含有量を誇ります。
※魚に含まれるEPA量(単位はmg/100g)マイワシ1200、サンマ890、マサバ500、ブリ940、サケ850
⇒結論2:マグロのトロ缶で血液・血管を若々しく保て!

■ ツナ缶のシーチキントロ具材として使うなら、食塩無添加タイプを
3つ目は、「塩分」について。
通常のツナ缶には、1缶あたり0.5~0.8gの塩分が含まれています。
パスタなどを作る際、この塩分をついつい忘れて味付けをしていませんか?
塩分のとり過ぎはむくみなどの原因になりますから、ツナをそのまま食べるのは別として、具材として使うなら、「無塩」の商品をチョイスすると良いでしょう。
⇒結論3:むくみなどの塩分対策には、食塩無添加のものを選べ!
■ ツナ缶を使ったツナマヨを超える「ツナディップ」の作り方
最後に、おにぎりやサンドイッチでおなじみの「ツナマヨ」を、ヘルシーにするコツについて。
カロリーハーフのマヨネーズを使ってダメージを減らすのではなく、積極的に美容度を上げつつ、それでいておいしさをしっかりキープする方法こそが、「しょうゆ味タイプ」に「プレーンヨーグルト(無糖)」を合わせるというもの。
コレ、だまされたと思ってトライしてみてください!
発酵食品であるしょうゆとヨーグルトが、見事にうまみとコクを生み出してくれます。
シーチキンLフレーク⇒結論4:ツナマヨは、マヨネーズではなく「ヨーグルト」で工夫せよ!
【出典】 J.SPAさん(文・写真/スギ・アカツキ)
【画像】 Pinterest
【動画】 ゼクシィキッチン
「 お手軽、便利な!ツナ缶レシピ集 」
■ ツナ缶の効果とツナ缶を使ったレシピに関するまとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
ツナ缶にはEPAやDHAなど心と体の健康に良い効果をもたらしてくれる栄養成分が豊富に含まれています。
また、レシピも豊富にありますし、忙しくて料理が面倒なときは、サクッとおにぎりやサンドイッチなどで空腹を満たすことができるので、色々な目で重宝する食材です