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■ お米は洗えば洗うほどお米の旨味が落ちる?
 
 
ほんのつい最近まで、お米はキレイにとがなければならないものと思っていました。また、白く濁っている状態を生理的に許せないこともあってか、結構力を入れてお米を研いでました。実はこれダメダメなお米の研ぎ方だったんですね。
 
 
このようにお米を洗えば汚れはきれいにとれるかもしれませんが、お米の持つ旨味成分がどんどん逃げてしまうので、本来のご飯の旨味を引き出すことができません。また、ビタミンBやビタミンCなどの栄養素も減ってしまうので、注意が必要です。
 
 
今回ご紹介させて頂く、newsdigさんの記事では、お米をA,B,Cの三段階に分けてとぎ、それぞれ炊飯器で同じ条件で炊き、どれが一番美味しいご飯になるか解説しています。人間の味覚だけでなく、味センサーでもチェックしています。
 
 
今まで苦労して一生懸命研いでいたのは何だったのかと、結果を見て落胆しました。もう今日から苦労してお米を研ぐのはやめてください。適当に軽く研いだ方がごはんがおいしくなります。ぜひためしてみてください。





 
ご飯をおいしくさせる
洗米の方法が判明(※しかも手軽)

 
 
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■洗米の回数で炊きあがりはどう変わる? 実験開始!
 
 
今回の実験では、洗米の回数と炊き水の濁り具合でお米の炊き上がりにどのような違いが見られるかを検証します。ザルに入れたお米を、流水で軽く汚れを落としてからA、B、Cの3パターンで炊飯し、炊き上がりを比較します。
 
 
 
●A:ズボラ洗米
 
3回ほど軽く混ぜて、更に水で流し、炊き水が真っ白な状態でズボラ洗米を完了しました。ほとんど水に触れないので、冷たくなんかありません。楽ちん!
 
 
 
●B:プチ・ズボラ洗米
 
 
【3回混ぜる・水で流す】を3セット繰り返し、炊き水が半透明な状態で、プチ・ズボラ洗米が完了です。手は少し冷たいですが、全く辛くないです。
 
 
 
●C:耐える洗米
 
 
【3回混ぜる・水で流す】を10セット繰り返し、炊き水が透明になったところで洗米完了。途中で手が冷たくなり、腕が疲れましたが、気合と根性で耐え抜きました。
 
 
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■まずは自分の口で検証
 
 
 
●A:ズボラ洗米
 
 
炊飯の途中から、精米所に入り込んでしまったかのような米ぬかのにおいが漂ってきました。炊き上がりは、少し黄味がかったミルキーホワイトで、艶がありません。
 
 
食感は、弾力がありますが粘りは少ないです。甘味があり、後味にしっかりとしたお米の味が感じられました。ただ酸味のあるにおいがあり、炊飯器での保温時間が経過するほどにおいが強くなりました。
 
 
 
●B:プチ・ズボラ洗米
 
炊飯中は、特ににおいがありませんでした。炊き上がりは白くツヤツヤで、蓋を開けた瞬間においしそうなご飯の香りが漂いました。ふっくらモチモチで適度に粘りのある食感で、糊がたくさんできていました。
 
 
甘味はAに比べて少なく、全体的に少し味が薄くなったように感じられましたが、おいしそうな香りと良い食感で、食べやすかったです。
 
 
 
●C:耐える洗米
 
炊飯中も炊き上がり後も、においがありませんでした。炊き上がりは、白くて艶はあるものの、粘りが強くベタついていました。甘味はBよりも更に少なく、味が薄く感じられて、後味も残りませんでした。
 
 
このように、洗米の回数が増えるほどお米本来の甘味や旨味が減り、味が薄くなっていくという印象でした。
 
 
 
 
■味覚センサーに食べさせる
 
 
しかし、人の五感に頼っていては、においや見た目で味覚が左右されているかもしれません。味を客観的にデータ化してくれる、味覚センサーレオくんにも、ご意見を伺いましょう。
 
 
驚くべきことに味覚センサーが導き出した答えは味覚、甘みともにA:ズボラ洗米です。
 
 
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■ プチ・ズボラ洗米がベスト!!
 
 
わずかながらも残ったぬか層は、旨味を残してくれると共ににおいの原因にもなります。まったく洗わない完全ズボラ洗米では、残ったぬか層から放出されるにおいがどうしても気になってしまう……。
 
 
というわけで、あくまでも余分なぬか層は洗い流したいというのが正直なところです。ちなみに、真っ白な水に浸けながらの洗米や真っ白な炊き水も、お米がぬかごと水を吸ってしまってにおいのもととなりますので、洗米時には注意してください!
 
 
旨味を残し、ぬか臭が気にならないご飯を炊くには、汚れとぬか層は洗い流しつつも、洗い過ぎないことが大切。ずばりB「プチ・ズボラ洗米」が個人的ベストです!
 
 
今日からは、【やさしくかき混ぜる・水で流す】を2~3回繰り返す、頑張らない「プチ・ズボラ洗米」で、「耐える洗米」を卒業し、旨味を残しつつくさみのない美味しいご飯を炊いてみてくださいね!
 
 
 
【出典】 newsdigさん:(味博士の研究所さんの記事)
 
【画像】 Pinterest
 
【画像】 wikiHow
 
【動画】 takuhaitodok1
 
 

 
家庭でのおいしいご飯の炊き方
 
 
 

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