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■ 和食の優れた効能に世界が注目!


 
先進国のみならず、後進国の間でも肥満が深刻な問題となっています。
 
 
こうした背景にはジャンクフードの摂取量が大量に増え、同時にファーストフードチェーンが急速に広がったことが原因としてあげられます。
 
 
肥満が進むと内蔵もやられてしまい、特に脳の司令塔的な役割を持つ「腸」の働きが著しく悪化するため、セロトニンのような脳内ホルモンの分泌が著しく悪化します。
 
 
ですので、ここ数年で世界的にうつ病が増えているのも無理ありません。
 
 
こうした悪しき食生活を食を見直す動きが広がってはいますが、ジャンクフードは中毒性が非常に高いので、中々思うようにはいかないようです。
 
 
 
 
 

■ パンの原料である小麦が抱える問題


 
また、パンは原料である小麦に問題を抱えているようでして、米国の医師ウィリアム・デイビス氏いわく、「現在の小麦が本物の小麦なら、チンパンジーは人間だと言うようなもの」と、衝撃的な発言でセンセーショナルを読んでいます。
 
 
この形質転換された小麦が肥満、高血圧、糖尿病、そして心臓疾患の原因となり、約2000人の患者さんに独自の「小麦抜き」の食生活を実践してもらったところ、病気や疾患が見事なまでに回復するという驚愕の結果となったようです。
 
 
この結果だけを見ればグルテンフリー(小麦抜き)が世界中で実践されているのも納得ですね。
 
 
そういったパン食が抱える問題を差し引いても、和食には先祖から引き継がれた優れた効能・効果が沢山あるので、個人的にはこれからも和食中心の食生活を心がけます。
 
 
 
 
 

■ 発酵食品をプラスすれば健康効果が大幅アップ!


 
そうした中、欧米では脳内のセロトニンを増やす食事を積極的に摂りながら、うつ病などの精神疾患を改善しようとする動きも広がっています。
 
 
そうした人の心と体に良い効果をもたらす優れた成分を多く含んでいるのが、私たち日本人が毎日当たり前のように食べている普通の和食です。
 
 
しかも、「納豆」「ぬか漬け」など日本古来からある発酵食品をプラスすれば、さらに健康効果がアップします。
 
 
嬉しいことにコスパも優れているので、心と体の健康だけでなく、家計にも優しいので、和食のメリットは凄まじいものがあります。
 
 
今回は、心と体の健康のために必要な食品となぜ和食がそうした栄養素を全てカバーしているのか、分かりやすく解説したMYLOHASさんの記事と動画を合わせてご紹介させていただきます。



 
 
気持ちを高めたいときは、
「普通の和食」を食べるといい

 
 
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精神分析医でもあるパリ第七大学教授ルジョワイユー氏によれば、気持ちよく日々を送る鍵となるホルモンのひとつが、セロトニンです。
 
 
嬉しいことにセロトニンは、そのほとんどが腸内で作られるので、食べるものに気をつけることで増やすことができます。
 
 
 
 

■ 気分を上げるために食べたい食品3種


 
最後に気分を上げるために食べておきたい食品を3種ご紹介させていただきます。

 
 

▼ 気分が上がる食品(1)
「 サイコバイオティックスな食品 」


 
同教授によれば、セロトニンを増やすために摂りたい食品のナンバーワンは
 
 
ピクルス、ヨーグルト、シュークルートなどのサイコバイオティックス食品

 
 
シュークルートは乳酸発酵させたキャベツを使ったフランス・アルザス料理です。ピクルス、ヨーグルトも同じく発酵食品です。
 
 
以前マイロハスで紹介した、腸内フローラを整える、自家製「乳酸発酵野菜」の作り方や腸内美人になれる。ポーランドのクリスマス料理でも触れましたが、乳酸発酵野菜は身体だけではなく、心にもいいというわけです。
 
 
同氏は、週に3回は口にしたい食品だと述べています。
 
 
 
 
 

▼ 気分が上がる食品(2)
「 トリプトファンを含むもの 」


 
ルジョワイユー教授がつぎに薦めるのは、トリプトファンを含むもの。
 
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(トリプトファンは)摂取されると、セロトニンに変わります。ミシェル・ルジョワイユーが例として挙げるのは、チョコレート、卵、ココナッツ、バナナ、米、肉などです。

 
 

『 トリプトファンの重要な役割とは? 』



トリプトファンは、人体では作ることが出来ないので、食べ物から摂取するしかありません。


トリプトファンが不足すると、不眠症や睡眠の質の低下を引き起こす原因となってしまうのですが、上図にありますとおり1日に必要なトリプトファンの量(500mg)を摂取するとなると、これだけ食べたり飲んだりしなければなりません。


ですので、普通の和食を食べれば無理せず一日に必要なトリプトファンを摂取できるので、和食がおすすめなんです。


そして、トリプトファンを材料として幸せホルモン「セロトニン」が脳の中で作られます。セロトニンを生成するにはトリプトファンが必要となるので食べ物では摂取できません。


セロトニンの分泌が活性化すると睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が促されます。メラトニンは脳の松果体から生成されます
 
 
 
 

▼ 気分が上がる食品(3)
「 オメガ3を含むもの 」


 
また同教授は、気持ちを上向きにする食品として、脳ニューロンの作用を改善するオメガ3を含むものも薦めています。具体的には...
 

週に3~5回の魚料理と緑茶

 
がよいそうです。
 
 
 
 
 

■ 知られざる和食の力


 
ここまで読んで、気持ちよく毎日を過ごすための食事として私の頭に浮かんだのは、ずばり和食です。
 
 
まず和食には、お漬物や梅干しなどの伝統的な乳酸発酵食品があります。もちろん塩分が多めですから、摂り過ぎは禁物ですが、少しずつ食べるなら、毎日だって口にできるくらい身近な食品です。
 
 
また、2や3に挙げられている、お米、魚、卵、緑茶なども、和食には欠かせない食材ですから、食べるのに苦労することもないでしょう。
 
 
 
【出典】 MYLOHASさん:(松本さんの記事)
 
【出典】 lepointさん
 
【画像】 Pinterest
 
【画像】 pixabay
 
 
 
 
 

■ やっぱり和食は最強だったのまとめ


 
最後までお読みいただきありがとうございます。
 
 
日本食ブーム、正しくは寿司ブームの動きが世界に広がって、すでに久しくなりました。けれども、普段の日本人が何を食べているのかは、意外に海外では知られていません。
 
 
普段着の和食に、人の気持ちをアップする働きが期待できるという話が広まれば、もしかしたらそのうち、第2の(本物の)和食ブームが訪れるかもしれないと妄想してしまいました。
 
 
とりあえず発酵食品を食べる量を増やすことから始めてみてはいかがでしょうか。