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■食べるだけでガン予防に効く食材の特徴とは?


 
ガンを引き起こす原因には色々ありますが、中でも食事が占める割合は非常に大きいので、ガンを予防する上で最も重要なのが食事です。残念ながら1970年代以降急速に食の欧米化が進んだことによって、依然としてガンを患う人が増えています。
 
 
1950年代の一般家庭の食事をしていればガンが発症する可能性はほとんどないと言われています。それくらい日々の食事が我々人間の健康に関与しているわけですが、だからといって戦後貧しい1950年代の食事を毎日摂るのも味気なくて嫌ですよね。
 
 
 
 

『 おかずらしいおかずがない昔の食事 』


 
上の写真のような、おかずらしいおかずがない食事が理想なんですが、私は朝食はほぼこんな感じです。朝はこれで十分ですが、さすがに夕食でこれだけだと、やっぱり物足りないですよね。
 
 
しかし、ほんの少し食に対する意識を変えるだけで、劇的に体に良い影響を与えることができます。実際にガンを予防する働きが期待できる食品は、国内、国外を問わずいくつもありますし、それらを積極的に摂ることでガンの予防にもなります。
 
 
ということで今回はがんを予防する働きのある食品について解説したTechinsightさんの記事と ドクトルかっちゃんこと井草克一さん自らがんになりやすい食品とがんを予防する食品につて解説した動画を合わせてご紹介させていただきます。



 
 
最新情報から学ぶ
「ガンを寄せ付けない食べ物」9選。
体重を落とす効果も期待

 
 
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■ ガンを寄せ付けない食べ物 1:「全粒穀物」


 
オーツ麦、キヌア、玄米、玄米を発芽させた発芽玄米、ふすまを取っていない麦、全粒粉の小麦を使った食品など。
 
 
「ハーバード公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)は、高繊維質であるそれらが女性ホルモンのエストロゲンと乳ガン細胞との結合を妨げ、女性の乳ガンリスクを減少させると発表した。
 
 
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■ ガンを寄せ付けない食べ物 2:「トマト」


 
ベータカロチンとビタミンCが豊富で、赤い色素「リコピン」の抗酸化作用は非常に強力。
 
 
近年では「トマトは乳ガン予防にほぼ有効」と謳われるまでになっている。食道ガンのリスクも低下させることがわかってきたが、熱で調理されたトマトのリコピンは吸収力がさらに高いという。
 
 
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■ ガンを寄せ付けない食べ物 3:「ブロッコリー」


 
キャベツ、芽キャベツ、カリフラワーと並んでブロッコリーは「フェネチルイソチオシアネート(phenethyl isothiocyanate)が豊富である。
 
 
これは現在ガン予防の研究において最も注目されている植物由来の天然化合物で、「Molecular Nutrition & Food Research」は最近、この成分が遺伝子的なリスクを抱えている人においても前立腺ガンの発生を抑える力があることを突き止めたと発表した。
 
 
なおジョンズ・ホプキンズ大学医学部の研究では、ブロッコリーとトマトは別々に食べるより一緒に食べる方が高い相乗効果を得られるとしている。
 
 
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■ ガンを寄せ付けない食べ物 4:「ブラックラズベリー」


 
オハイオ州立大学の研究チームは昨年、ブラックラズベリーに口腔内の悪性腫瘍の成長を遅らせる効果があることを突き止めたと発表した。
 
 
ビタミンCおよび食物繊維を豊富に含む上、イチゴを含む各種ベリー類、クルミ、ザクロなどに含まれる天然フェノール系の抗酸化物質「エラグ酸」に注目が集まっているという。
 
 
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■ ガンを寄せ付けない食べ物 5:「ニンニク」


 
2万人を超える大規模調査を行ったシドニー大学の研究チームは昨年、ニンニクを多く用いた食生活で胃ガンのリスクを低下させられることを突き止めたと発表した。
 
 
注目されるのはユリ科の植物に含まれる二硫化アリルという成分。白血病のガン細胞を死滅させる力をも持っており、同じことがタマネギにもいえるであろうとしている。
 
 
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■ ガンを寄せ付けない食べ物 6:「鮭」


 
最低でも週に1回、脂肪分が多い魚を食べる男性はそうでない男性に比べて57%も前立腺ガンにかかる率が低いと「International Journal of Cancer」誌に発表された。
 
 
注目される成分はサケ、マグロ、マスなどに多く含まれるオメガ3脂肪酸のEPAやDHA。カンザス大学医療センターは昨年、女性においても乳ガン予防に効果を発揮するとの見解を発表している。
 
 
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■ ガンを寄せ付けない食べ物 7:「うこん(ターメリック、クルクミン)」


 
調味料として知られるうこんは大腸ガン、前立腺ガン、肝臓ガン、多発性骨髄腫、食道ガン、そして非常に難治といわれるすい臓ガンについて、予防効果があるかもしれないことがわかってきた。
 
 
数百にもおよぶ研究により、うこんにはガン細胞の死滅、つまりアポトーシスを促進させ、腫瘍の成長を遅らせる効果があるのではないかという。
 
 
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■ ガンを寄せ付けない食べ物 8:「キノコ」


 
カリフォルニア州で癌生物学の研究にあたるShiuan Chen博士は、毎日カップ2杯分の新鮮なキノコを摂取すると乳ガンのリスクを3分の2まで減らせるとの論文を「International Journal of Cancer」誌に発表した。
 
 
乳ガン患者の7割においてエストロゲンレベルが高すぎることが分かっており、そうした女性において特に有効だという。
 
 
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■ ガンを寄せ付けない食べ物 9:「ブラジルナッツ」


 
日本では見かけることのないブラジルナッツ。しかしミネラルや食物繊維が豊富で、特に注目されるのは免疫力を高め、抗酸化作用を発揮するといわれるセレン(セレニウム)。
 
 
このセレンが胃ガン、膀胱ガン、前立腺ガンのリスクを明らかに低下させてくれるとのこと。しかしセレンは一日の摂取量を超えないよう注意が必要だという。
 
 
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【出典】 Techinsightさん
 
【画像】 We Heart It
 
【画像】 Pinterest
 
【動画】 精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル
 
がん予防法ベスト5
 

 
 
 
 

■ 食べるだけで「ガンが逃げていく食べ物」9選のまとめ


 
最後までお読みいただきありがとうございます。
 
 
今回のまとめからは漏れましたが、りんごもガン(乳がんなど)を予防する効果が優れた食品の一つです。リンゴに含まれる「ケルセチン」という栄養素には、がんを誘発するDNAの損傷から細胞を保護する働きがあります。
 
 
食事療法が日本とは比較にならないほど進んでいる米国では、ガン治療のメニューとして「りんごと人参のジュース」が採用されています。日本でもこうした野菜ジュースを治療に取り入れている医療機関が増えています。
 
 
今回ご紹介させていただいた食品を毎日食べるとなると、結構骨が折れますが、ジュースだと飲むだけなので、習慣化しやすい点が大きなメリットとされています。