
■ ブロッコリーが万病の元「脂肪肝」「肝臓がん」の予防に役立つ!
肝臓がフォアグラ状態になってしまう「脂肪肝」を患う人たちが年々増えています。
脂肪肝は生活習慣病の代表の一つで、これまでは中高年に多く見られる病気でした。
しかし、近年は食の欧米化が過度に進んだことから、30歳代の方の間でも脂肪肝を患うケースが増えています。
また、脂肪肝の原因についてですが、食べ過ぎ、飲み過ぎ、ストレス、運動不足、肥満、無理な食事制限をするダイエットなどがあげられます。
脂肪肝は症状が出にくい病気の一つですが、疲れやすい、肩がこる、頭がボーッとするなどの症状が見られます。

▼ ブロッコリーは最強の万能食!
しかし、脂肪肝とは気づきにくいので、そのまま放置してしまうケースが多く、そうなると肝臓がんへと進行してしまうリスクが高まるので十分注意です。そうならないためにも生活習慣を正す必要があります。
そうした中で注目を集めているのが、「ブロッコリー」です。ブロッコリーは様々な病気に効く万能食ですが、今回J-CASTニュースさんがブロッコリーの脂肪肝、肝臓がんを予防する効果について分かりやすく解説されています。
こちらの記事と合わせてブロッコリーを美味しくいただく方法を解説している動画を合わせてご紹介させていただきます。
ブロッコリー「最強野菜」の証明
「万病の元」脂肪肝と肝臓がんを防ぐ

■ 外食の時は必ずブロッコリー入りのサラダを
日本でも肥満が問題になっていますが、肥満の健康被害は最初、肝臓に中性脂肪が蓄積する脂肪肝となって現れます。
脂肪肝は自覚症状がまったくないので、放置すると肝機能が低下するため糖尿病や動脈硬化、肝臓がん、肝硬変に進むことが多いので注意が必要です。
日本人の4人に1人が脂肪肝というデータがあるほどです。
そこで、脂肪肝を防ぐことが生活習慣病予防には最重要となります。
研究チームは、マウスに次の4種類のエサを与える実験をした。
(1)普通のエサ。
(2)普通のエサに10%の重量のブロッコリーを混ぜる。
(3)脂肪と糖分の多いエサ。
(4)脂肪と糖分の多いエサに10%の重量のブロッコリーを混ぜる。
▼ スルフォラファンは最強のフィトケミカル
そして、それぞれのマウスに発がん性物質を繰り返し与え、6カ月後に肝臓の状態を調べました。
すると、(3)の脂肪と糖分の多いエサを食べたマウスは特にがんの発症率と中性脂肪の量が多かったことが明らかになりました。
それでも、(4)のブロッコリーを混ぜたマウスは、(3)に比べて中性脂肪の量が少なく、がんの発症率も低かったようです。
また、がんを発症した場合でも進行の度合いが遅かったそうです。
ブロッコリーには「スルフォラファン」という非常に抗酸化力が高いフィトケミカル(植物由来成分)がたっぷり含まれていて、これが肝機能の向上に働いているようです。


今回の結果について、ジェフリー教授は「ファーストフード店で食事をする時は、必ずブロッコリー入りのサラダを注文してください。
もし、なければ同じアブラナ科の野菜のカリフラワーや芽キャベツもオススメです」とコメントしている。
▼ フィトケミカルとは?
フィトケミカルは、植物中に存在する天然の化学物質で、健康によい効果(がん、生活習慣病、老人性認知症などの予防)をもたらし、たんぱく質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維に続く、「第7の栄養素」として注目されています。
フィトケミカルは、種類が豊富でその数なんと1万種類以上とされています。
フィトケミカルの代表的な栄養素が「ポリフェノール」「カロテノイド」「含硫化合物」などです。
ブロッコリーにはフィトケミカルが豊富に含まれているので、是非日々の食生活に取り入れて健康維持に役立てください。
【出典】 J-CASTニュースさん
【画像】 Pinterest
■ やっぱりブロッコリーは凄かったのまとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
上述させて頂いたとおりブロッコリーには心と体の健康に良い効果をもたらしてくれる栄養成分が豊富に含まれているので、毎日食べておきたい食材の一つです。
最近は冷凍のブロッコリーにお世話になりまくっています。スーパーで特売のときは必ずまとめ買いしています。
電子レンジで解凍するとベチャベチャになってしまうのですが、フライパンを使って解凍するとブロッコリー本来の食感をしっかりキープしてくれます。
冷凍ブロッコリーをふっくら美味しく解凍するやり方は以下のとおりです。是非一度お試しください。