
■ 休息は大切な仕事です!?
週末になると仕事などの疲れがどっと出て、寝だめする方も多いかと思いますが、実はそうした疲れの症状は脳や体からの「休みなさい」というサインなんです。
本来は、こまめに休息をとるべきなのですが、疲れがたまりすぎて、起きたくてもおきれないんですよね。わかります。
しかし、あまり寝すぎてしまうと、かえって疲れが取れません。
むしろ余計に疲れがたまってしまうので、週明けも疲れを持ち越してしまうことになってしまいます。
多くの方が忙しすぎるあまり、こうした休息のサインを見過ごしてしまい、余計に疲れをため込んでしまいます。
私の友人に手帳に2ヶ月先までのスケジュール(休日も含む)がびっしり詰まっていないと不安で仕方ないという人がいました。
2ヶ月後の休日の朝起きて夜寝るまでのスケジュールが書き込んであるのを見て驚愕しました。
ここまで極端なケースは少ないと思いますが、我々日本人は休息することが極端に苦手な民族ですよね。
休めないというより、休まない、何かしらしていないと気がすまないタイプの方が多いです。

■ なぜ休息が大切なのか!?
しかし、休息や睡眠をしっかり取らずに、疲労をそのまま放っておくと、知らず知らずのうちに何かしらの病気が進行してしまうので、自分から休めない人こそ「休息も大切な仕事」という考え方がどうしても必要です。
休息には、積極的休息(ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動をして心と体をリフレッシュする)と、消極的休息(ボーっとして過ごす、ひたすら寝る、瞑想など)の二つがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
ということで、今回は効率よく休息するための方法について解説している「ライフハッカーさん」の記事の抜粋と精神科医の樺沢紫苑先生が脳の疲れをリフレッシュさせる方法を解説した動画を合わせてご紹介させていただきます。
「積極的休息」で効果的に心身の疲労を回復。
疲れているからこそ有酸素運動を

■ 疲労回復のキーとなるのは有酸素運動!?
疲労した状態とは、仕事や日常生活に必要なエネルギーがなくなった状態。
体力はもちろん、集中力や思考力、気力までもが低下・欠如してしまうことは、ご存知の通り。
そんな疲労を回復し、心身を正常な状態に戻してくれるのが「休息」です。
休息には、「消極的休息」と「積極的休息」の2種類があり、双方を上手に使い分けることが疲れた身体を効率的に回復するためには重要です。
■ 消極的休息とは?
消極的休息は、昼寝や睡眠のように体を動かさずじっとしている休息のこと。
一方、積極的休息は、ウォーキングやヨガなどの有酸素運動で血液の循環を良くして、疲労物質である乳酸の分解をスムーズにし、疲労の回復を早めることを指します。
心身の疲労を効果的に回復させるなら、積極的休息が理想的。パーソナルトレーナーであるタマラ・グランド博士によると、積極的休息をとることで、筋肉痛の発生を遅らせたり、関節の使い過ぎによるケガを予防するなどの効果が見込めるそう。
また、ストレスなどの精神的な疲労を取り除くのにも有効とされています。

■ 仕事で疲れた脳をリフレッシュさせる方法
仕事で同じような作業を繰り返すと脳は疲れやすくなります。
脳をリフレッシュする方法として良いとされているのが、「ぼーっ」とする、睡眠などですが、寝すぎてしまうとかえって疲れやすくなってしまうので、精神科医の樺沢紫苑先生曰く、ある程度の刺激を与えるほうがいいようです。
例えば、脳は右脳、左脳といった表現がされますが、これをあえてクリエイティブ脳と理論脳といった表現に置き換えてみます。
デザインなどクリエイティブ脳を酷使されている方は休みの日に少し難しい本をよむと理論脳がほどよく刺激され、リフレッシュできるようです。
しかも、普段あまり使われない脳が使われることで、仕事に関するアイディアが湧いてきたりするので、オススメです。
逆に普段から理論脳を酷使されている方は楽器を演奏したり、絵を描いたりすることで、普段使われないクリエイティブ脳が刺激され、リフレッシュできるのだとか。
【出典】 ライフハッカーさん
【画像】 Pinterest
【動画】 精神科医:樺沢紫苑
■ 休息は大切な仕事ですのまとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
休息とうと体を休ませることに限定されていると思われがちですが、趣味に没頭するのも立派な休息です。
楽器を弾いたり、絵を描いたりすることによって心と体をリラックスさせることができますし、自然と気分も良くなりますよね。
良い気分でいることが心と体の健康を良い状態に保つうえで非常に大切なので、ぜひ休息を日々の生活の中に取り入れてみてください。