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■ 炭水化物は悪ではない!


 
糖尿病が認知症リスクを高めるということで、糖尿病治療で最近注目を集めているのが炭水化物ダイエットです。


炭水化物ダイエットは白米やパンなどの炭水化物を控えることで糖質の摂取を大幅に制限できる上に効率よく痩せられるということで、中高年世代だけでなく幅広い層に受け入れられています。
 
 
しかし、一方で炭水化物が不足することによって、以下のようなデメリットが生じます。やはりバランスを取る必要があります。また、食事だけでなく、適度な運動や質の高い睡眠も大切です。
 
 
 
 
 

■ 炭水化物ダイエットの怖すぎるデメリットとは?



炭水化物ダイエットのデメリットは以下のとおりです。


炭水化物ダイエットを長期間にわたって行うとこうした症状に苦しめられる可能性が高まるので注意が必要なんですが、本当に怖いのはこういったことではないんです。


【炭水化物ダイエットのデメリット】

(1)低血糖症による頭痛や眠気
(2)便秘になる可能性
(3)下痢や吐き気に見舞われる可能性
(4)口臭や体臭がきつくなる
(5)筋肉量が落ちやすい
(6)逆に太る可能性
(7)リバウンドする可能性


 
 
 
 

『 炭水化物不足によって認知機能が低下!』


 
極端に炭水化物を制限してしまうと、脳に必要な栄養が届かなくなり、脳の働きを次第に悪化させてしまいます。
 
 
その結果、認知機能や記憶力、種注力が低下して、物忘れが激しくなるという研究データも発表されています。


炭水化物を制限してしまうことによって、こうした日常生活において様々な問題を引き起こす可能性があるから怖いんです。
 
 
しかしながら、そうはいっても「肥満は早死するから痩せないとダメ!」と、医師からダイエットを厳しく命じられている方も中高年の間では多いので、炭水化物ダイエット(糖質制限ダイエット)を上手に取り入れながら体の老化を予防するのは得策です。
 
 
炭水化物ダイエットも認知機能を低下させない程度にとどめておけば、無理なく心と体の健康を維持しながら生活することができます。
 
 
ということで、非常に分かりやすく解説しているSelf Doctorさんの記事と正しい理論に基づいた炭水化物ダイエットについて解説した動画を合わせてご紹介させていただきます



 
認知症の名医「認知機能の低下は炭水化物不足」 
低炭水化物ダイエットで「物忘れ」多くなる!?

 
 
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■ 炭水化物は絶対に必要な栄養素!


 
数年前に放送されたテレビ朝日の人気番組「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」のテーマは、「身体を老けさせない食べ物が判明!名医が認めた5大栄養素SP」でした。
 
 
当日の放送で個人的に特に目を引いたのが「認知機能の低下は◯◯の不足が原因だった」というテーマでして、これまでの認知症に関する考え方を改めさせるものでした。
 
 
この○○の部分に当てはまるのが炭水化物で、実際に炭水化物ダイエットに取り組んで認知機能が低下してしまっている方もいて、あらためて炭水化物は絶対に必要な栄養素であると思い知らされました。
 
 
 
 

『 炭水化物不足が認知機能の低下を招く!?< 』


 
例えば、2日前の夕飯に、何を食べたか思い出すのに苦労する人の中に多く見られたのが、「炭水化物」が不足していることです。炭水化物が不足することによって認知機能が低下する引き金となっています。
 
 
しかしながら、炭水化物ををしっかり補うことが出来れば、脳の若返りも期待できることが実験により明らかにされました。脳は筋肉とおなじで鍛えれば若返るということがすでに証明されています。
 
 
しかし、殘念なことに多くの方々は脳の機能が低下するのは老化現象の一つであるため、どんなに頑張っても衰えると、誤解しているため具体的に脳にいいことを何一つ行わないまま、脳の働きが劣化するのを放置しています。
 
 
 
 
 
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『 炭水化物ダイエットの危険なリスクとは!? 』


 
最近物忘れがひどいという主婦、M・Rさん(50歳)の食生活に密着取材したのですが、このM・Rさんは、ここ数年女性たちの間でブームとなっている、「炭水化物ダイエット」を行っている最中でした。
 
 
しかし、認知症の名医で、国立長寿医療研究センター 部長の遠藤英俊先生はその食生活が脳に悪影響を与え、「物忘れ」につながっている可能性があると厳しく指摘してました。
 
 
個人的に炭水化物を悪として控えるようなダイエット方法はオススメできません。
 
 
 
 
 
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■ 炭水化物ダイエットで健康的に痩せる効果的なやり方とは?


 
遠藤先生によると、太らず効果的に炭水化物を摂るには、多糖類を摂ること。多糖類とは単糖が10個以上つらなっているもののこと。単糖類は、ブドウ糖、果糖など、二糖類は砂糖など、多糖類は炭水化物、イモ、豆などを指します。
 
 
単糖類や二糖類を摂ることによって、急激に糖が増えてしまうことから、インスリンによって分解されてしまいます。
 
 
こうなると脳に送られる時間が短くなります。しかし、白米やイモ類などに含まれる多糖類は血液中の糖分が適度な量に保たれます。
 
 
ですので、例えばこれまで一日3食ご飯を食べていた人は、朝食だけ、夕食だけご飯を少し食べるとか、麦ごはんにするとか、雑穀米にするとかして、炭水化物をある程度摂取する低炭水化物ダイエットに切り替えると良いでしょう。
 
 
 
 

『 炭水化物は基準値以内であれば太りにくい!? 』


 
また、食物繊維も含まれるので、炭水化物は基準量以内であれば食べても太りにくいとされています。
 
 
ちなみに体内でゆっくりと分解されて、長く脳にブドウ糖を送りつづけられる炭水化物は、(1)パスタ(2)蕎(3)フランスパン(4)うどん(5)白米(6)食パン(7)餅の順番となっています。
 
 
こうすることでダイエットそのものが持つ食事制限のストレスも大幅にカットでいるので、無理なく継続することができます。
 
 
 
 
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■ パスタだけを食べるような食事はNG


 
またパスタの材料となるデュラムセモリナ粉は粒子が粗いので、腸での吸収がゆっくりになることから、適量なら十分ダイエットの効果を高めてくれそうです。
 
 
しかしながら、遠藤先生は「パスタばかり食べるのもよくないので、色んな炭水化物をバランスよく食べることが大事」と注意するよう呼びかけていました。
 
 
すでに炭水化物と認知症・アルツハイマーについては世界各国で研究がさかんに行なわれていますが、最近注目を集めているのが、米国で行われた研究で、炭水化物を摂り過ぎるとアルツハイマー病の原因になる可能性があるというレポートも発表されています。
 
 
 
 

『 炭水化物をほどよく摂るのが理想! 』


 
依然として結論にはいいたっていないのですが、おなじ「炭水化物でも、その内容が重要視されることは間違いないようです。例えばジャンクフードやお菓子といった高炭水化物な食品を大量に食べるような食生活が続くのは当然のことながらNGです。
 
 
先に述べた通り基本の主食を多糖類のものにし、バランス良く食べることが大切です。原理主義的に炭水化物を悪とし、強引な炭水化物ダイエットは健康によくありません。苦しくならない程度にとどめましょう。
 
 
 
 
【出典】 SelfDoctor
 
【画像】 Pinterest
 
【画像】 wikiHow
 
【動画】 【THE WORK OUT】北島達也 公式Youtubeチャンネル

「糖質制限をしても大丈夫なのか?
低炭水化物ダイエットについて」

 

 
 
 
 

■ 炭水化物ダイエットのデメリットが怖いのまとめ


 
最後までお読みいただきありがとうございます。
 
 
ダイエットは誰にとっても永遠のテーマですが、極端なダイエットは心と体の健康に悪い影響を及ぼすので注意が必要です。
 
 
しかし、そうはいっても短期間で結果を出したいと思いから、ついつい無理してしまうのも致し方ありません。


ですが、短期間で結果を出せてたとしても、その分リバウンドが大きくなります。


せっかく痩せても、それ以前より太ってしまっては何の意味もありません。


ですので、無理なく炭水化物ダイエットを続けられるように、許容範囲内を決めて炭水化物を摂りながらダイエットすることをおすすめします。