one_leg_diet_292.jpg
 
 
 
 

■ 片足立ち20秒間できますか!?


 
人間の体は気候の変化に応じて調整しています。例えば今の時期でしたら寒さに応じて血管を収縮させて、体温が低くなり過ぎないよう調節しています。
 
 
しかし、血管が収縮した状態が続くことによって血液の流れが悪化します。このため人によっては動脈硬化が進み、血管を血液が通るときに詰まりやすくなります。
 
 
血管が収縮した状態が続く冬場は一年の中で最も脳梗塞や心筋梗塞を引き起こしやすい季節なのですが、症状が出にくいので早期発見は容易ではありません。
 
 
 
 
 

■ 片足立ち20秒できないと何が問題なのか!?


 
そこでぜひ試していただきたいのが、片足立ちでバランスが取れるかというテストです。
 
 
両目を開けた状態で結構ですので、やってみてください。
 

もし20秒間バランスを保つことができないのであれば要注意です。
 
 
ということで今回は片足立ちテスト・エクセサイズによって脳梗塞を予防する方法を解説したJ-CASTニュースさんの記事と動画を合わせてご紹介させていただきます。



 
 
「片足立ち」ができないと、
脳卒中になりやすいってホント?

 
 
woman_feeling_sick_291.jpg
 
 
 
 

■ 片足立ちを20秒以上できない人は脳卒中リスクが高い!?


 
この記事を読み始めたアナタ、ちょっと立ち上がって、両目を開けたままで「片足立ち」をしてみてください。
 
 
1、2、3......と20秒間バランスを保つことができますか。
 
 
もし、できなかったら要注意だ。自覚症状がなくても、脳血管に異常が起きている可能性がある。念のため専門医に診てもらいましょう。
 
 
 
 
 

▼ 片足立ちは最高の診断方法!


 
「片足立ち」が20秒以上できない人は、脳卒中リスクが非常に高いというショッキングな研究が米国心臓学会の医学誌「ストローク」に発表されました。
 
 
論文をまとめたのは、京都大付属ゲノム医学センターの田原康玄准教授らのチーム。
 
 
田原准教授は、ふだんは遺伝子情報から病気を知る研究を続けているのですが、簡単にできる方法で重大な病気のリスクを知る方法はないかと「片足立ち」を思いついたようです。
 
 
 
 
 

■ 20秒以上できない人は、小さな脳梗塞がどんどん起こっている


 
研究チームは、平均年齢67歳の男女1387人(男性546人・女性841人)を対象に、両目を開いたまま片足立ちをしてもらい、バランスをとっていられる時間(最長60秒まで)を測りました。
 
 
1人2回行い、時間が長い方を採用したようです。
 
 
また、MRI(脳磁気共鳴画像)で脳の血管の状態を検査、同時に認知機能のテストも行っています。
 
 
対象者は全員、愛媛大学病院が実施した「抗加齢ドック」の参加者で、健康に自信のある人が多かったようです。
 
 
結果は、1030人(74.3%)が最長の60秒。
 
 
89人(6.4%)が40秒以上~60秒未満。
 
 
120人(8.7%)が20秒以上~40秒未満。
 
 
そして、148人(10.7%)が20秒未満だった模様です。
 
 
 
 
 

■ 脳梗塞は自覚症状がでにくいから怖い!


 
20秒未満だった148人は、MRIの検査結果から、自覚症状のない「脳小血管疾患」になっている人の割合が非常に高いことがわかりました。
 
 
脳小血管疾患とは、脳内の微細な血管の病気のことです。
 
 
「ラクナ梗塞」(細い動脈が詰まって起こる小さな脳梗塞)や、「微小出血」(細い動脈が破れる微量の脳出血)などのことです。
 
 
具体的には、20秒未満の人々(全体の10.7%)が対象者全体にみられた脳小血管疾患に占める割合は、次のように非常に高い比率でした。
 
 
 


【20病未満の人々の脳の血管の状態】


 
(1)ラクナ梗塞が2つ以上あった人のうち34.5%
 
(2)ラクナ梗塞が1つあった人のうち16.0%
 
(3)微小出血が2つ以上あった人のうち30.0%
 
(4)微小出血が1つあった人のうち15.3%


 
 
 
 

▼ 脳卒中の初期症状を放置するのは危険!


 
ラクナ梗塞や微小出血は脳梗塞や脳卒中の初期の症状で、すぐに命の危険はないが、放置しておくと、進行して重大な症状を引き起こしやすい模様。
 
 
片足立ちが20秒未満の人は、認知機能テストの成績も悪かったそうです。
 
 
 
 
 

■ 片足立ち左右1分でウォーキング約50分相当の筋トレ


 
田原准教授は「片足立ちテストは、一見健康そうな人であっても、早期の脳梗塞や認知機能の低下を簡単に発見できる方法です。
 
 
バランスがうまく取れない人は注意してください」と語っています。
 
 
ちなみに「片足立ち」は、最近、問題になっている「ロコモティブシンドローム」(運動器症候群・略称『ロコモ』)対策としても推奨されています。
 
 
「ロコモ」とは老化により筋肉や関節が衰えて、立ったり歩いたりできなくなり、要介護状態の一歩手前になることです。
 
 
 
 
 

■ 下半身の筋トレは認知症予防に最適!


 
その防止のために、自宅で片足立ちの練習を繰り返すと、左右1分行うだけでも約50分のウォーキングに相当する下半身の筋トレになります。
 
 
また、認知症予防にも最適の運動です。
 
 
厚生労働省のデータ(2006年)によると、75歳以上で20秒以上の片足立ちができる人は男性で38.9%、女性で21.2%でした。
 
 
若い世代でも、片足立ちは通勤途中や仕事の合間の格好の運動になり、メタボ対策としてもオススメです。
 
 
是非一度試してみてください。
 
 
 
 
 
one_leg_diet_291.jpg
 
 
 

■ 片足立ちダイエットで下半身を鍛えよう!


 
片足立ちダイエットのやり方についてですが、非常に簡単です。
 
 
片方の足を5cmから10cm浮かせた状態を1分間キープするだけです。
 
 
「簡単でしょ!?」といいたいところですが、そう簡単ではありません。
 
 
最初は1分間片足で立ち続けるのは相当辛いと思います。
 
 
バランスが取れないので、足に思いっきり負荷をかけてしまうので、誰よりも早くばてやすいので、慣れるまでは30秒からスタートしましょう。
 
 
 
 

▼ 片足立ちダイエット『STEP1』


 
足を5cmから10cm浮かせてください。普段デスクワークを中心に働いている人は、慣れるまでの間は思うようにバランスがとれないかもしれません。
 
how_to_one_leg_diet_292.jpg
 
 
 
 

▼ 片足立ちダイエット『STEP2』


 
足が震えてきたら、すぐさま壁に軽く手をついてバランスをとってください。慣れると簡単にできるようになります。1分間片足立ちができるようになるころには、それなりにバランス感覚が改善されているはずです。
 
how_to_one_leg_diet_293.jpg
 
 
 
 

▼ 片足立ちダイエット『STEP3』


 
終わったら反対側の足も同様におこないます。
 
how_to_one_leg_diet_294.jpg
 
 
 
 
【出典】 J-CASTニュース
 
【画像】 Pinterest
 
【動画】 naoco yogaさん
 
「 世界一簡単なダイエット法☆片足立ちダイエット☆毎日1分 」
 

 
 
 
 

■ 片足立ちダイエットで全身の血流を改善のまとめ


 
最後までお読みいただきありがとうございます。
 
 
もし片足立ちが20秒間できなくても、深刻に受け止めないでください。
 
 
今回ご紹介させていただいた片足立ちダイエットを実践していただければ、すぐに20秒以上片足立ちができるようになります。
 
 
片足立ちダイエットを習慣化すれば血流が良くなって、代謝も同時に良くなるので太りにくい体質に改善されますので、ぜひ実践してみてください。