
■ コーヒーの薬並みの優れた健康効果とは!?
コーヒーの優れた健康効果が注目を集めています。
コーヒーに含まれるカフェイン、カフェー酸、クロロゲン酸、タンニン、ポリフェノールといった健康効果に優れた作用のある成分が豊富に含まれています。
そして、コーヒーは1日2~3杯程度であれば、以下のような、まるでお薬のような効能・効果があるとされています。
【コーヒーの健康効果】
(1)眠気や疲労感を取り除き、思考力や集中力を増す
(2)呼吸機能や運動機能を高める
(3)心臓の収縮力を高める
(4)利尿効果の促進
(5)消化を助ける
(6)二日酔いの頭痛の症状を和らげる
(7)脳血管性の偏頭痛を静める
(8)認知症などの予防
■ コーヒーのクロロゲン酸の抗酸化作用が凄い
東北大学の研究チームによる研究結果によって、コーヒーに含まれるクロロゲン酸の優れた抗酸化作用によって、がん細胞の増殖を抑制する作用があることが明らかになっています。
実際に肝臓がんの発症リスクが1日3~4杯コーヒーを飲んでいる人と、そうでない人とでは明らかに肝臓がんの発症率が高かったようです。

■ インスタントコーヒーにもほぼ同等の効果がある
また、インスタントコーヒーを否定する声がありますが、インスタントコーヒーも原料は同じコーヒー豆からつくられているので、メーカー(商品)によって多少の差はあるかもしれません。
しかし、クロロゲン酸をはじめとした健康効果に優れた成分が含まれているので、豆から曳いたコーヒーとほぼ同じ効果が得られるそうです。
ということで今回はNHKの人気情報番組「ためしてガッテン」にてコーヒーによる動脈硬化を予防するメカニズムについて解説した模様をさらに分かりやすくまとめたJ-CASTニュースさんの記事と動画を合わせてご紹介させていただきます。
コーヒーって、こんなに凄いのか
動脈硬化を防ぐ驚きのメカニズム

出典:【ためしてガッテン】(NHK)
「魔法飲料!コーヒー祭り」
動脈硬化、糖尿病、肥満、そしてがんの予防......さまざまな健康効果が注目されているコーヒー。
番組では、最前線の研究成果とともに、思いもかけないコーヒーの楽しみ方もご紹介します。
番組の冒頭、スタッフはエーゲ海に浮かぶ「奇跡の島」、ギリシャのイカリア島に飛びました。
この島は長寿で知られ、90歳以上の人の割合はヨーロッパ全体の10倍です。
島を歩くと、集会所、カフェ、バー......。
いたる所で人々はコーヒーを飲んでいます。
104歳の超元気なお婆さんが毎日、布地を織る仕事をしています。
「疲れないかって。」
「私は冷たいコーヒーにミルクを入れて飲むのが好きなのさ。」
「毎日、3~4杯飲むね~」
■ コーヒーのフェルラ酸が、血管をやわらかくする
島の人々の長生きの秘密はコーヒーにありました。
2013年に島の人々を対象に、コーヒーと血管の状態を調査したアテネ大医学部のクリストドゥロス・ステファナディス教授が説明します。
MCの小野文恵アナ「最近、コーヒーに含まれるフェルラ酸がかかわっていることがわかってきました。このフェルラ酸の発見者は日本の研究者です」
ゲストの吉木りさ・松尾貴史・山瀬まみ一同「へえ~!」。
発見者の近藤寿美・日本大学生物資源科学部専任講師が登場。インスタントコーヒーを8人に飲んでもらい、血液中の細胞の変化を調べる実験を披露しました。
飲む前には画像の中にびっしり見えた白い塊が、飲んだ30分後には見事なくらい減っていたんです。
白い塊は「コレステロール」です。
ゲスト一同再び「へえ~、すごい!」。
近藤講師が語ります。
「コーヒーを飲むと、コレステロールの処理能力が高まるのです」
そのメカニズムはこうです。
血液中にコレステロールが多くなると、マクロファージという細胞が現れ、コレステロールをパクパク食べて掃除してくれるんです。
ところが、マクロファージはコレステロールを食べ過ぎると死んでしまいます。
このマクロファージの死骸が固まって血管に溜まった状態が動脈硬化です。
コーヒーを飲むと、フェルラ酸が血液中に入り、弱ったマクロファージにくっつきます。
すると、マクロファージが息を吹き返して復活、再びコレステロールを食べ始めます。
こうして動脈硬化を防いでくれるんです。
山瀬「すごい! すご過ぎです!」
■ 1日3~4杯のコーヒーで心臓病の死亡リスクが4割減
MCの立川志の輔「いったい何杯飲むと効果があるのですか?」
小野「2015年5月に国立がん研究センターが、全国の約9万人を対象にコーヒーの摂取量と心臓病や脳血管疾患で死亡するリスクを調査した研究を発表しました。
飲まない人を1とすると、1日に1杯未満の人は0.9、1~2杯が0.8、3~4杯が0.6で4割も減ることがわかりました。」
飲まない人を1とすると、1日に1杯未満の人は0.9、1~2杯が0.8、3~4杯が0.6で4割も減ることがわかりました。」

■ インスタントコーヒーをもっとおいしくする方法!
ここで番組では、コーヒーの意外な楽しみ方を披露します。
まずは小学生たちが教室で「泡コーヒー(フラッペ)を作ります。
用意するものは、インスタントコーヒー(スプレードドライタイプ)小さじ2杯、砂糖(上白糖)大さじ2杯、水30ミリリットル、牛乳150ミリリットル(お好みで)。
作り方は以下のとおりです。
スタジオで一同が飲んでみると――。
吉木「おいしい!オシャレなお店の飲み物みたい!」
松尾「インスタントでこれだけのもの、ナカナカですよ」
■ インスタントコーヒーが最高の調味料になる!?
次に紹介するのは、インスタントコーヒーを「調味料」にするという驚きの裏ワザです。
東京・青山のシェフ、鈴木眞雄さんはインスタントコーヒーの粉末を「苦み」の調味料としてフランス料理に使っています。
鈴木さんが作った「豚ナッツロースト」を、コーヒーを振ったのと振らないのを比べて試食しました。
松尾「コーヒーを振った方は、粗挽きのコショウが乗っている感じです。なんとなくワインがほしくなります(笑)」
小野「味覚センサーで調べてみました。するとコーヒーを振った方が、いわゆるコク(味の広がり)の指数が5.26から5.55に大幅にアップしています」
ゲスト一同、3度目の「へえ~!」。
■ インスタントコーヒー調味料が美味しいと絶賛の嵐!
そこで番組スタッフが街頭に出て、スーパーの前で30人に食材を自由に選んでもらい、インスタントコーヒーの粉末を振って食べてみる実験をしました。
すると、美味しくなったものは次のとおりでした。
番組ゲストが試してみて一番評判がよかったのは納豆だった。「想像以上の変化」で、辛みが増し、えもいわれぬ味に。
吉木「ワサビに近いアクセントというか、ビター・ナットー! うれしい! 勇気がわきます!」
百聞は一味にしかず。
是非一度試してみてください。
【出典】 J-CASTニュース
【画像】 Pinterest
【動画】 おいしいコーヒーの入れ方(応用編)
「 おいしいコーヒーの入れ方(基本編) 」
■ コーヒーの凄すぎる効果に関するまとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
コーヒーがこれほどまで健康に良い効果をもたらしてくれるとは驚きです。
しかも、インスタントコーヒーでもOKなのが嬉しいですよね。
今までは朝と昼だけコーヒーを飲んでいたのですが、1日3~4杯飲むと死亡リスクが軽減されるそうなので、午後の休憩時間にもコーヒーを飲もうと思います。
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