
■ あずきに含まれる栄養成分がすごい!
食べていないようで意外と頻繁に食べているのが「あずき」です。あずきは赤色であるため邪気を祓ってくれる大変縁起の良い食材として色々なお祝い事に用いられています。例えばお正月にはあずき粥、お祝い事にはお赤飯、お彼岸にはおはぎといった具合です。
最近ではアイスのあずきバーが老若男女をとわず人気ですよね。意外に思われるかもしれませんが、あずきは解毒作用、抗酸化作用、利尿作用が優れているため昔は薬として用いられることも多かったんです。それもそのはず、あずきには体に良い栄養素が豊富に含まれているんです。
元サッカー日本代表FWの三浦知良さんは、糖質を制限するためにスイーツ類は一切食べないようなのですが、おはぎだけは体にもいいのでよく食べるようです。ちなみにあずきに含まれる主な栄養素は以下のとおりです。
(1)糖質
(2)たんぱく質
(3)ビタミンB1
(4)ビタミンB2
(5)食物繊維
(6)カリウム
(7)カルシウム
(8)鉄分
(9)ポリフェノール
(10)サポニン
■ あずきは体を癒す効果がすごい!
ビタミンB1は糖質の代謝が活発化する働きがあるので、エネルギーに変換されるため筋肉内に疲労物質が溜まった状態になるのを予防・解消してくれます。ですので、あずきを食べることによって疲労回復や肩こりなど筋肉の痛み、だるさの解消に効果があります。
また、ビタミンB1には強い解毒作用があり、肝臓でアルコールの分解する働きもあるので二日酔いにも効くことが昔から言われています。そして、あずきは腸の中からキレイにしてくれるので、便秘の予防改善にも優れています。また、女性にとって大変喜ばしいダイエット効果が期待できます。
あずきの外皮にはサポニンが含まれてまして、サポニンにはプドウ糖が中性脂肪に変化するのを抑え、脂質の代謝を促進する働きがあります。実はこれらが太りにくい体質へと改善してくれる働きがあるんです。

■ あずきのダイエット効果がすごい!
また、あずきにはポリフェノールも豊富に含まれています。ポリフェノールは抗酸化作用に優れているため、シミ、しわなどの予防効果や、体内の活性酸素を無害にする作用から動脈硬化や糖尿尿などの生活習慣病の予防にも優れた効果が期待できます。
あずきはスーパーフードといっても過言ではないほど美容と健康に良い効果をもたらす優良食材です。ですので、日本国内だけでなく海外でも注目を集めています。しかし、殘念ながらあずきをつかった料理は余り世間に知られていません。
せいぜいお赤飯とおしるこなどあんこを使ったお菓子くらいではないでしょうか。ということで今回はあずきの旨味を最大限に引き出すレシピを解説したJcastニュースさんの記事とあんこを簡単につくる方法を実演した動画を合わせてご紹介させていただきます。
地味だけどホントはスゴイあずき
カンタン「秘密の調理法」教えます

【あさイチ】(NHK)「スゴ技Q あずきにもっと光を!」
宮下純一リポーター「でも、あずきの健康効果はさまざま挙げられています。抗酸化作用があるポリフェノールやゴボウの3倍もある食物繊維、鉄分、ビタミン類が豊富に含まれて、糖尿病や高血圧予防の効果があるんです」
■ あずきを保温ポットにつけるだけで何にでも使える
しかし、あずきは調理法が面倒だ。水洗い、ゆでる、水落とし、またゆでると、柔らかくなるまでに1時間半以上も鍋につきっきりだ。ところが、北海道のあずき生産農家の森田理絵さんは、この面倒な作業をいっぺんに解決した。
「ストックあずき」を作っておくのだ。その方法を教えてもらおうと、宮下リポーターが北海道に飛んだ。
出迎えた森田さんは、耳に真っ赤なあずきのピアスをしたキレイな奥さん。
森田さん「保温ポットを使います。洗ったあずき75グラムを入れ、沸騰したお湯400ミリリットルを注ぎ、6~8時間待てばできあがります。その際、加熱ムラを防ぐためにポットを軽く振り、寝かせておくのがコツです」
宮下「(出来上がりを試食)ほ~、ホクホクしていますねえ」
こうしてできた「ストックあずき」は様々な料理にすぐ使える。
ギョーザの具に混ぜた「あずきギョーザ」や「あずきハンバーグ」など。
森田さんの家では毎日赤飯を食べている。ご主人は「うちでは赤飯と言いません。『あずきメシ』と呼んでいます」と語る。「あずきメシ」の作り方はこうだ。

▼『あずきメシ』の作り方
(1)保温ポットの中身をあけ、ストックあずきと汁を分ける。といだ餅米(3合)を用意し、高い所から汁を注ぐ。高い所から注ぐと汁に含まれるアントシアニン(ポリフェノールの1種)の酸化が進み、キレイな赤色になる。
(2)3合の目盛りまで汁を入れる。もし汁が足りなければ水を足す。
(3)ストックあずき(100グラム)を加え、炊飯器で炊き上げれば完成。

▼「粒あん」の作り方
ストックあずきを使った簡単な「粒あん」の作り方も紹介しよう。
(1)保温ポットの中身をあけ、ストックあずきと汁を分ける。
(2)ストックあずき(200グラム)が、ひたるくらいまで汁を入れる。
(3)ひと煮立ちしたら、砂糖(60グラム)と塩少々を加える。
(4)あずきが潰れないよう、ゆっくりと同じ方向に混ぜると出来上がり。
森田さん「ストックあずきは痛みやすいので、塩小さじ2分の1をもみ込んで冷蔵庫に保存します。そして、2~3日で使い切ってください」
▼ チョイ足しであんこが一流ホテルのデザートに
中西さん「まずは、醤油(しょうゆ)あんこから。あんこ100グラムに醤油大さじ3分の2を混ぜるだけです。みたらしだんごのような味です」
宮下「納豆じゃないんですよ(と苦い表情でほおばるが...)ほ~、確かにみたらしのような甘じょっぱい味がしますね~。非常に相性がいいです」
中西さん「次はサンショウあんこ。黄金の配分は、あんこ100グラムにサンショウ小さじ2を練り上げ、餅につけます」
宮下「すごく合いますね。さわやかというか、スッキリというか」
中西さん「最後は絶品、私の一番のオススメです。一流ホテルのデザートに出しても十分イケますよ。ブランデーあんこです。あんこ100グラムにブランデー大さじ2分の1です」
宮下はほおばるなり、大きく何度もうなずき、中西さんとがっちり握手。
宮下「香りといい、上品さといい、高級感といい、あ~あ、たまりません」
番組ゲストの女子栄養大助教の浅尾貴子さんがこう付け加えた。
「お菓子づくりによく使うラム酒やオレンジリキュールも合いますよ。アイスクリームやトーストにつけると、オトナの味わいになります」
【出典】 J-Castニュース
【画像】 Pinterest
【動画】 marronrecipe
「簡単な「あんこ」の作り方」
■ あずきの効能・効果がすごいのまとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
あずきには心と体の健康に良い効果をもたらしてくれる栄養成分が豊富に含まれているわけですが、あずきそのものを食べるレシピはほとんどないので、わたしはあんこを使ったお菓子であずきに大変お世話になっています。
今回ご紹介させていただいたあずきメシと粒あんは簡単に作れます。粒あんは作り置きがきくので、パンにバターをたっぷりつけてその上にのせて食べています。
一度食べたらやみつきになる美味しさです。あんこ好きの方は是非一度お試しください。
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