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■ 言葉による圧力が大きな社会問題に!


 
言葉の持つ力がここに来て大きな注目を集めています。
 
 
殘念ながら良い面ではなく、悪い面で注目を集めています。
 
 
代表的なのが「パワハラ」です。
 
 
今年に入ってからもパワハラによって過労死に追い込まれる事件が何件か報じられましたが、これはごく一部にすぎません。
 
 
どの業態、業界でも大なり小なり「パワハラ」はありますが、その実態はこれまであまり表にでることはありませんでした。
 
 
しかし、ここ2~3年メディアで大きく取り上げられるようになってから、大企業であっても容赦なく報じられるようになりました。
 
 
過労死するまで心と身体が極限状態に追い込まれてしまうと自ら正しい判断を下せなくなってしまうので、会社を辞めたくても辞められないばかりか、「会社をクビになったら自分は終わりだ」といった強迫観念が逆に日増しに大きくなり、余計に苦しめられてしまうようです。
 
 
 
 

『 パワハラがさらに大きな社会問題になる!? 』


 
また最近は成功されている俳優さんや歌手の方が過去に同業の先輩たちや、現場を取り仕切るプロデューサーやディレクターから執拗ないじめを受けたことを告白する人が増えていますよね。
 
 
数年前ハリウッドの大物プロデューサーが過去に行ったセクハラ・パワハラを被害者から訴えられて永久追放されました。
 
 
今後芸能界に限らず、各業界でこれまでまかり通っていたパワハラが大きく取り上げられる可能性が高いです。
 
 
 
 

『 SNSでの誹謗中傷被害がとどまるところを知らない!? 』


 
SNSを利用した一般の人たちの著名人への攻撃が後をたちませんし、十分な法整備がされたとしても、こうしたトラブルは今後も減りそうにもありません。
 
 
残念ながらこうした言葉の暴力による被害は一般の人たちにとって身近で、とてつもなく深刻な問題になりつつあるからです。
 
 
ということで今回は、良い意味でも悪い意味でも言葉の持つ強い力を解説した新刊JPさんの記事と人には人を癒す力が本来備わっていることに気づかせてくれる素晴らしい動画をご紹介させていただきます。



 
言葉には病気を引き起こしたり、
病気を癒したりする強い力がある。

 
 
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そう語るのは、内視鏡の専門家として多くの患者の身体の内部、胃腸の中を見てきた経験と、心療内科医として多くの患者たちと接してきた経験をしてきた梅谷薫氏だ。
 
 
「毒になる言葉」「薬になる言葉」 医者が教える、病気にならない技術 (講談社+α文庫)では、知らず知らずのうちに身体も心もむしばむ言葉の毒のメカニズムを梅谷氏が、そのメカニズムを解き、「言葉」の力を味方につける具体的な方法を紹介している。
 
 
 
 

『 薬になる言葉よりも毒になる言葉のほうが多い!? 』


 
どのような言葉で傷つき、どのような言葉で救われたのか。梅谷氏の外来に通院している500名あまりの患者とセミナーに来た人たちを対象に、それぞれ3個ずつあげて、簡単なエピソードを書き込む形式の「毒になる言葉、薬になる言葉アンケート」を実施した。
 
 
その結果は、「毒になる言葉」のほうが個別的で幅広い分野にわたり、「薬になる言葉」は共通のものが多かったという。
 
 
 
 
 
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■ 人をとことん苦しめる毒になる言葉


 
アンケートの結果による身体をむしばむ「毒になる言葉」は、「クサい、汚い、普通じゃない」「死ねば?」「洋服のサイズ、ないんじゃない?」など。
 
 
自分ではどうにも変えようのない容姿や性格、一方的な視点から見た過去の失敗や事件、その人の全存在を否定するような言葉が多かったという。
 
 
「よく生きてるねぇ」「こんなにひどくなっちゃ、私になんか治せないよ」といった医者や看護師からの「ドクハラ(ドクターハラスメント)」も多く聞かれたそうだ。
 
 
 
 
 

■ 人を励ます薬になる言葉


 
一方、「薬になる言葉」は、「大丈夫!」「私はあなたの味方だよ」「つらかったよね。よくがんばったね」といった言葉が多かった。回答欄に「にゃ~」と猫の鳴き声を書き込んだ人もいたという。
 
 
他には、これまでの苦労を認めてくれる言葉、安心と希望を与えてくれる言葉、信頼を表明する言葉、自分でも気づかなかった視点からの言葉、これまでの苦労を具体的に評価する言葉などがアンケートの回答にあったという。
 
 
 
 

『 言葉はときに凶器になる! 』


 
落ち込んでいるときに、優しい言葉や励ましの言葉を掛けてもらって元気になった。反対に、心ない言葉に傷ついて、体調を崩してしまった。そんな経験は誰にでもあるだろう。
 
 
言葉がどれだけ心身に影響するのか。本書を読むと、相手のことを想い、言葉選び、使い方には十分気を付けるべきだと、言葉の重みを改めて実感するはずだ。
 
 
 
 
 
【出典】 新刊JPさん
 
【画像】 Pinterest
 
【画像】 wikiHow
 
【動画】 ワールドフォーラム
 
『 うつは薬じゃ治らない! 』
 

 
 
 
 

■ 毒になる言葉と薬になる言葉に関するまとめ


 
最後までお読みいただきありがとうございます。日本には「言霊」と古来から言い伝えられていますが、普段何気なく使っている言葉さえも凄い力があるんですね。
 
 
人の悩みの90%超は人間関係によるものと言われていて、その人間関係を司っているのが言葉なわけですから、普段から人にかける言葉には注意したいものです。
 
 
また、普段からいつも頑張っている自分にも良い言葉(ありがとうなど)をかけてあげてください。自分に優しくなれると人からも優しくされる機会が増えますよ!
 
 
 

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