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■ なぜ嫉妬に苦しめられている人が増えているのか?


 
いわゆる世間で成功者ともてはやされている人に対してならまだしも、とにかく自分より何か上手くいっている人を見ると嫉妬してしまい、嫉妬に苦しんでいる人が増えています。
 
 
その原因の一つが「SNS」です。一般の人たちが画像や動画でキラキラ輝いている自分をSNSプラットフォームに乗せて投稿して楽しんでいる半面、それを見て嫉妬してしまう人が大なり小なりいて、SNSの利用者が増えるのに比例して増えています。
 
 
出来れば嫉妬なんてしたくないと心の中で強く思いながら嫉妬してしまうとだんだん自分に対して不定的な考えを持つようになります。


悲しいことに自分を不定すれば不定するほど、自分を否定したくなる現実を引き寄せてしまうので、嫉妬→自己否定→嫉妬→自己否定→嫉妬→自己否定といった負のループを繰り返してしまいます。
 
 
できれば嫉妬しないで嫉妬のパワーを自分を成長させるためのパワーに置き換えることができれば、あらゆることが学びとなって人生を前向きに捉えることが出来るようになるのですが、それができないから苦しんでいるんですよね。
 
 
 
 
 

■ 嫉妬の原因は自分と他人を比較すること!


 
ところで嫉妬心ってなぜ起きるのでしょうか?。嫉妬の原因について、あなたは考えたことはありますか?。それは自分と相手を無意識のうちに比較してしまうからなんです。


比較しないかぎり嫉妬することはありません。事実他人に関心の無い人は嫉妬しないので、いつもマイペースです。
 
 
自分と他人を比較してしまう習慣というか癖がある人は嫉妬に苦しめられることになります。


「あの人はこうなのに自分はこうだ」、「あの人はあれを持っているけど自分はもっていない」、「あの人はあれが出来るのに自分はできない」といった具合に何かにつけて他人と自分を比較してしまうのです。


ですので、他人と自分を比較することをやめれば嫉妬に苦しめられることが無くなります。



 
 
嫉妬しない方法は他人と自分を
比較するのをやめること!

 
 
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■ 嫉妬を手放すには他人と自分を比較するのをやめる!


 
私を含めて我々日本人は他人と自分を比較するのが好きですよね。私も10代まではそうでした。とにかく他人と比較しないと気がすまないため、他人の目が気になって仕方ありませんでした。
 
 
しかも、劣っている点をカバーするために頑張るどころか、それを「社会の仕組みが間違っている」といった具合に一切自分を顧みて反省することなく、常に社会や人、特定の組織(団体)のせいにしていたのです。
 
 
しかし、たまたま10代で外国に長期間留学する機会に恵まれ、そこで考え方が一辺しました。欧米の人はまったく他人に関心がないので、基本「他の人はどうでもいい」といったスタンスです。ですので、私は10代で他人の目が気にならなくなりました。
 
 
自分に関心をもつ、自分の好きなことをとことん楽しむ、自分が好きな人たちと遊ぶといったことをやっているうちに自分で自分を満たせるようになるので、自分以外のことが気にならなくなります。


ただし、これは自分だけよければ他の人がどうなってもいいといった、エゴでまみれた状態ではなく、どんな自分もあるがままで受け入れられる状態です。
 
 
 
 

■ 他人の目が気にならなくなると人生が楽になる?


 
他人の目を気にすることがなくなると次第に嫉妬する機会が減り、いかに嫉妬することが心と身体の健康によくないか、思い知らされました。


その反対に他の人が成功したり、賞賛されている姿を見ると素直に喜べるようになりました。
 
 
また、他人の目を気にしなくなると、自分と向き合うことが容易になり、自分のやりたいことを躊躇することなく出来るようになったのです。


それまでは自分にOKをだせずにいたので、迷ってばかりで結果的にいつも見送ってしまい、後になってやらなかったことを後悔してばかりいました。


しかし、そうしたことが一切無くなったので、自分のやりたいことは時間が無くてもやるようになり、自分への信頼がさらに高まったからでしょう。同時に自己肯定感も高まりました。
 
 
他人が気にならない、自分が好きなことをとことんやる、たったこれだけで本当に楽になりました。
 
 
 
 
 
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■ 自分と向き合うさいの注意点とは?


 
嫉妬心から自分を守るためにも自分軸で物事を判断する習慣を身につけることが大切です。嫉妬心から開放されると迷いが無くなるので目の前の事に集中できます。他人との比較で悩まなくなるからです。
 
 
時間を自分のために有効に使うことが出来ます。そうすると嫌でも自己嫌悪することが少なくなります。自分と対話する感覚で自分で向き合うようになると心から望んでいることが出来るようになります。


最初はノートに自分に質問する感覚で書き込んでいきます。その問いに対して思いつくままに答を書き込んであげると、だんだん自分と会話している感覚が掴めるようになり、自分と向き合うのが容易になります。
 
 
しかし、日本ではそうした自分に目を向ける行動や考え方を良しとしない傾向があります。自己愛=自己チューと揶揄されたりしますよね。


自己愛は単に自分を好きになることではなく、自己愛=あるがままの自分を受け入れると理解していただくと、自分との対話(自分と向き合う)ことがスムーズになります。
 
 
 
 
 

■ 嫉妬する人としない人の違いとは?


 
他人への嫉妬から解放されると、これからの自分はどうすべきか、どうしたいのか、そういったことを真剣に考えるべきです。逆に言うとそういったことが自然とできるようになれば、日常的な不安や悩みも小さくなります。
 
 
繰り返しになりますが、残念ながら自分と他人を比較している間は、ほんとうに自分のやりたいことを見つけるのは困難です。なぜなら他人軸で生きているからです。


また自分より上手くいっている人や成功している人などは世の中に星の数ほどいるわけですから、永遠に嫉妬にとらわれ続けてしまうので、自分で自分を苦しめてしまいます。
 
 
ですので、「嫉妬する人としない人の違いとは?」に対する答は、他人軸で生きるか、自分軸で生きるかで、自分軸で生きれば無理なく自分らしく生きることができます。
 
 
 
 
 
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■ ありのままの自分を受け入れて楽になる!


 
ですから、他人と自分を常に比較するのは不幸になるために毎日頑張っているようなものなんです。比較するのであれば過去の自分と比較するように切り替えた方が良いと思います。
 
 
そうすれば自分が常に成長していることに気づけるので、プラスに自分を受け入れられるようになると、どんどんポジティブに物事を受け入れられるようになります。


そして、ありのままの自分を受け入れられるようになると、もう最強です。自己肯定感MAX、今までだったら他人に一言二言嫌味を言われたら落ち込んでいたのが、まったく気にならなくなります。
 
 
それはありのままの自分を受け入れ、自分で自分を満たすことが出来るようになったからです。
 
 
 
 
 

■ 嫉妬の原因とは?のまとめ


 
最後までお読みいただきありがとうございます。
 
 
ネガティブなエネルギーは重たいので、嫉妬すると疲れます。嫉妬すればするほど自分が嫌になるので、どうにもならない現実が引き寄せられてしまいます。
 
 
ただし、嫉妬することを悪いことと否定すると嫉妬を手放すことが難しくなってしまうので、嫉妬してしまっても、そんな自分を否定せずに、「そんなときもあるよね」と、受け入れてあげてください。
 
 
上述させていただいた方法で自分で自分を満たしてあげれば次第に嫉妬する機会そのものが減っていきますし、どんどん自分の望む現実が引き寄せられるようになります。
 
 
今回の投稿が嫉妬を手放すきっかけになれば幸いです。
 
 
 
【出典】 樺沢紫苑先生
 
【画像】 wikiHow
 
 
「嫉妬しない方法!」