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■ 運動不足=肥満=認知症!?


 
今回のテーマは「脳の老化」についてです。
 
 
最近認知症と肥満の関係を説く研究結果がさかんに発表されていますが、単に肥満というだけでなく、運動不足も大きな原因の一つであることが明らかになりました。
 
 
つまり、運動不足⇒肥満⇒脳の老化+生活習慣病となってしまうわけですが、脳の老化といってもいきなりアルツハイマーになってしまうわけではありません。
 
 
発症までの10年間の生活習慣が脳の老化の原因となります。
 
 
特に地方に住んでいる方は自宅から職場まで車通勤の方が少なくありません。
 
 
しかも終日会社の中でパソコンの前に座りっぱなしの状態で仕事をされる方が多いので、ほとんど体を動かしていないことになります。
 
 
 
 
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■ 運動不足は万病のもと!


 
残念ながら都心で生活する人たち以上に運動不足(かなり深刻な)の方が多いです。
 
 
運動不足が慢性化する余分な脂肪を溜め込むことなり、これが体の代謝を低下させ、血行障害を引き起こす原因となります。
 
 
さらに放置すると肥満化が一気に進み、それと並行して血液がドロドロとなって上図のような形で血管が細くなってしまいます。
 
 
そうなると血栓症、動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病といった生活習慣病を引き起こすので、運動は定期的に行わなければ健康は維持できません。
 
 
ということで今回は運動不足による脳の老化のメカニズムを解説した記事をご紹介していただきます。
 
 
そして、運動不足効率よくを解消していただくために自宅にいながら数十分間の有酸素運動に匹敵する運動効果がある「ヨガポーズ:ランジ」の動画をあわせてご紹介させていただきます。



 
 
40代の運動不足が
60歳以降の「脳の老化」に
深刻な影響を与えると判明

 
 
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毎日仕事や家事に追われるように生活されていたら、あまりにも忙しくて運動なんてできませんよね?
 
 
「最近、体力の低下がひどくて、すぐに息切れがする…」というアラフォー世代の方が実際に少なくありません。
 
 
しかし、アラフォーになったら運動不足はすご~く要注意。
 
 
実は40代の運動不足が、60代以降の“脳の衰え”を一気に加速させるとか。
 
 
そこで今回はボストン大学の情報を参考に、“40代の運動不足が与える脳への老化リスク”を紹介します。
 
 
 
 
 

■ アラフォーの運動不足は脳の老化の原因に!


 
運動不足が続くと、ちょっと体を動かすだけで息切れが……。
 
 
心臓もバクバクとしてしまいますよね?
 
 
「それ、私のこと……」というアラフォーの方、かなり要注意かも!
 
 
慢性的な運動不足は、高血圧を招きます。
 
 
軽い運動で胸がバクバクしてしまう人……脈拍が上がると、その分だけ心臓から大量の血液が流れ出るので、血圧は上がりますよね?
 
 
脳の細かい血管は、こうした血圧の変化に弱いとか。
 
 
日常的に脳の血管がダメージを受けてしまうと、次第に脳自体に大きなマイナスの影響を与えてしまうそうなのです。
 
 
 
 
 

■ 運動不足の解消はウォーキングから!


 
実際の実験でも、運動不足が脳に与えるリスクは明らかになっています。
 
 
1970年代に参加した、当時平均で41歳の1,271名の被験者の脳を、あらためて1999年にMRIで調べてみたそう。
 
 
その結果、当時から運動不足だった人ほど、20年経ってみると脳の組織が小さくなっていると分かったとか。
 
 
単に脳のサイズだけでなく、認知機能テストにおいても成績が劣ったといいます。
 
 
 
 
 

■ 1回30分以上の有酸素運動が理想


 
「脳の老化なんてまだまだ大丈夫」と安心している方、実はその老化はアラフォーでスタートしているのですね!
 
 
高血圧を改善したり、心臓や肺の機能を強くしたりするには、“1回30分以上の有酸素運動”が効果的だと厚生労働省も指導しています。
 
 
ウォーキング、自転車移動などの機会を増やして、今のうちから脳の老化を防ぐ対策を始めたいですね。
 
 
 
 
 
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■ 毎日忙しい方にぴったりのエクセサイズ!


 
しかし、ご安心ください。このエクセサイズなら場所をとらずにいつでも好きなところで出来ます。しかもたった1分間でOKなんです。
 
 
このランジというヨガポーズは、ウォーキング50分間の運動効果があるとされています。
 
 
ランジによって鍛えられるは、ハムストリングス、大腿四頭筋、大臀筋などです。
 
 
普通に歩く程度の運動では鍛えられない筋肉を効率よく鍛えることができます。
 
 
下半身が鍛えられると自然と姿勢がよくなるので、腰痛や肩のコリなどが解消されやすくなりますので、まさに一石二鳥のエクセサイズなのでぜひ運動不足を解消しましょう。
 
 
 
 
 

■ ヨガポーズ「ランジ」のやり方


 
次にヨガポーズ「ランジ」のやり方を以下のとおりご紹介させていただきます。
 
 
ランジは腰を低く下げると下半身に負荷がかかるので、下半身の筋力アップに効果的です。
 
 
ですので、最初は以下の画像のとおりに行い、体が慣れてきたら出来る範囲内で腰を下ろして下半身に負荷をかけながら実践されることをおススメします。
 
 
 

▼ ヨガポーズランジ『STEP1』


 
立った状態から片足を大きく下げます。
 
 
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▼ ヨガポーズランジ『STEP2』


 
両腕を上に伸ばし、腰を落とすように脚を伸ばします。
 
 
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▼ ヨガポーズランジ『STEP3』


 
脚の伸びを感じながら呼吸を保ちます。
 
 
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▼ ヨガポーズランジ『STEP4』


 
ゆっくりと姿勢を戻します。
 
 
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【画像】 Pinterest
 
【画像】 wikiHow
 
【動画】 フィットライズさん
 
「 ヨガポーズ - ランジ 」
 

 
 
 
 

■ 運動不足が老化を加速させる理由についてのまとめ


 
最後までお読みいただきありがとうございます。
 
 
アラフォーの運動不足が、60代以降の脳の老化を一気に加速させるという、お話をさせていただきましたが、いかがでしたか?。
 
 
血流が悪いと腸や脳の働きも悪化するので、自律神経のバランスも崩れやすいことから、更年期障害やうつ病などの症状に悩まされる危険性が高まります。

 
また、お肌にも悪影響を及ぼすので、ハリがなくなり、シミ、シワ、たるみといった肌老化を加速させてしまいます。
 
 
ですので、出来る範囲内で結構ですので、普段の生活に運動を少しずつ取り入れてみてください。
 
 
ただし、長年にわたって運動不足の人がいきなり激しい運動をするとかえって危険です。
 
 
準備運動をしっかり行い、個人の体力を踏まえて運動をスタートすべきだと厚生労働省も注意を促しています。
 
 
もしも体に異変が生じたり、持病がある場合は医師に相談しながら、自分のペースで運動を始めましょう。
 
 
慣れてきたら徐々に時間を長くしたり、負荷をかけてみると運動効果が高まりますので、少しずつ楽しみながら行ないましょう。