
■ 冷え性はデメリットだらけ!
今回は「冷え性」のデメリットと効率よく冷え性を改善する方法を解説しています。また、今回ご紹介させていただく動画は、アップズ整体院の竹内先生による冷え性改善運動を実演したものです。
冬だけでなく夏でも冷え性に悩まされている女性は少なくありません。ちなみに健康と美容に関する冷え性のデメリットは以下のとおりになります。
『冷え性の健康に関するデメリット』
冷え性になると血液やリンパの流れが悪化するので、私たち人間が健康を維持するために必要な栄養や酸素が全身にいきわたらなくなってしまうので、免疫力も代謝も悪化して、体が疲れやすくなってしまいます。
そして、老廃物が体内にたまりやすくなるので、肩こりや肩こりからくる頭痛などの症状に悩まされたりします。そして、もっとも気をつければならないのが睡眠です。
私たち人間は熟睡するために手や足の体温が上昇して発熱し、脳の温度を下げる必要がありますが、冷え性の場合うまくいかず、寝付きも悪くなり、しかも疲れが取れにくくなるので、朝に弱くなってしまいます。
『冷え性の美容に関するデメリット』
冷え性は美容面でもデメリットだらけです。冷えは血行を悪化して、新陳代謝がスムーズに行われなくなるので。肌のターンオーバーが遅れて角質層が厚くなることで顔色が悪くなります。
また、健康なお肌を保つために必要な潤い成分が足りなくなり、たるみやシワ、メラニンがたまることでシミの原因にもなってしまいます。
■ 冷え性の原因は腸にあり!
健康と美容に関してデメリットだらけの冷え性ですが、意外にも冷え性は腸の働きが悪化していることによって生じる可能性が高いんです。
ですので、カイロなどの防寒具を利用してどんなに頑張っても冷え性が改善されることはありません。まず取りくむべきことは腸の働きを良くするだけでいいんです。

■ 冷え性を改善するには?
繰り返しになりますが、冷え性の原因の一つとして腸の働きが低下していることが上げられます。ですので、腸の働きを活発化することによって、冷え性の症状を改善出来ます。
基本的に冷え性は一時的に身体を温めたり、防寒具をつけても改善されません。かえって症状を悪化させてしまうケースが少なくありません。冷え性を解消するためには、腸内を綺麗にすることが最も近道なんです。
また、身体が極端に冷える時は血流を良くしてあげないとダメなんです。人間の血流は腸の環境が悪いと悪化します。ですので、冷え性を抜本的に改善するためにも腸をキレイにして血流を良くする必要があります。

■ 腸の働きを良くするには?
冷え性改善のために腸の働きを良くするうえで大切なのが以下の二点です。
ここで言う自律神経とは、無意識のうちに体を制御している神経のことをさします。例えば緊張しているときに汗をかいたり、食べ物が腸の中を移動するのは、自律神経が腸を制御しているからです。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の二つの神経によって構成されています。基本的に交感神経が働くのは主に昼間に活動しているときです。一方、副交感神経が働くのは主に身体を休めているときなので、夜に機能します。
腸内環境が整うと自律神経のバランスも自然と整いますので、まず腸内をキレイにするために腸内の善玉菌を増やしてくれる食事を心掛け、腸の働きを良くするマッサージやストレッチが有効です。
■ 40歳を過ぎると症状がさらに悪化する?
車でいうとアクセルとブレーキの関係で、交感神経はアクセル、副交感神経がブレーキの役割を担ってます。残念ながら、副交感神経の働きは男性は30代、女性は40代から低下していきます。
腸は副交感神経によって収縮するので、収縮しなくなってしまいます。ですので、40代から便秘の患者さんが増えるのは、自律神経にものすごく影響しています。
腸の中で悪玉菌が増えると副交換神経の働きをさらに下げてしまうことになります。そうすると「血管」自体は収縮気味になってしまいます。悪玉菌の増殖や副交感神経の機能低下が冷え性の原因になってしまうわけです。
■ 冷え性改善運動
冷え性改善運動を行うことによって、手足の筋肉が発達して血流と神経の伝達機能が改善し、次第に冷え性が改善されます。冷え性改善体操は場所を選ばずどこでもできるので、是非実践してみてください。。
■ 冷え性改善運動(足編)
(1)まず最初に靴下を脱いだ状態で足をグーの形にします。

(注)できるだけ指に力を入れてください。
(2)足をパッと開いてパーの状態をつくります。※10回から30回行います。

(注)足指の間を出来るだけ開いてください。最初のうちは思うように指が開きませんが、次第に開いてきます。
(3)反対の足も同様に行います。
■ 冷え性改善運動(手編)
(1)まず最初に腕を前に水平に上げた状態で手をグーの形にします。

(注)できるだけ指に力を入れて握ってください。
(2)手をパッと開いてパーの状態をつくります。※10回から30回行います。

(注)手指の間を出来るだけ開いてください。
(3)反対の足も同様に行います。