
■ ボッーとしているときでも脳はしっかり働いていた?
仕事や勉強で行き詰まったときに頑張れば頑張るほど上手くいかなかったりしますよね。問題の解決策を見出すために必死に考えても、そう良いアイディアなんか浮かびません。
そして、最新の脳の研究によりますと、そうしたどちらかというと苦しい状況に陥った場合は逆に、何もしないで「ボっーと」のんびり過ごした方がいいのだそうです。

『 ボッーとしているとき脳は普段の20倍働いていた? 』
そして、このボッーとするというのが「凄いあなた」、「すごい自分」をつくりあげるために必要なプロセスなんです。そんなこと言われても中々信じられませんよね。
しかし、ボッーとしているときのあなたの脳は普段の20倍の働きをしているんです。つまり無意識が最高の形で働いているときというのが、ぼーっとしている時なんです。

■ 人間は約97%無意識に支配されている?
しかし、そうはいっても中々自分から「ぼーっと」過ごす人はいません。子どものころからボーッとしていると「集中しろ」と言われて怒られたりしましたよね。
実はボーっと過ごすことによってストレスを抑える働きもあります。ボッーと過ごすだけでもかなりのリラックス効果があるんです。しかも無料で誰でも出来ます。
しかし、どこかしらリラックスすることに罪悪感を感じているのは日本人には厳しい考え方です。ですので、何をするにしても難しい方、複雑な方に舵を取ってしまうわけです。

『 脳は24時間働きっぱなし!? 』
よくオンオフの切り替えが大事といった言われ方をしますよね。しかし、それは人間の意識の問題であって、脳は一切オンオフの切り替えを行いません。24時間活動し続けます。
しかしながら人間が意識して何かをするというのは、全体のたった「3%」にすぎません。残りの「97%」は無意識によって支配されています。
であるならば、この無意識を有効活用したいですよね。ちなみに脳が使うエネルギーは、意識活動5%、脳細胞の維持・修復20%、無意識活動に75%となっています。

■ メンタルを強くしようとするとミスが増える?
よく「もっとしっかり考えろ!」、「頭を使え頭を!」といったことを自分に優しく他人に厳しい教師や上司から言われた経験はありませんか?。
私はしょっちゅう言われていましたが、頭を使っている間は本来脳が持っている凄い働きができないんです。つまり考えれば考えるほど答えが遠のくわけなんですね。
ものすごく難しい問題を解いたり、分析するために必要な状態というのは、必死になって頭を酷使して考えることではなく、空想にふけている時だけなんです。

『 メンタルを鍛えるよりもリラックスできる人になろう! 』
ですので、メンタルを鍛えようとするのであれば、いかに緊張した状態でリラックスできるかがカギなんですが、大抵の人は逆の事をやって自滅していますよね。
つまり、世間一般にいわれているようなメンタルを強くしようとすればするほど失敗に弱い脳になってしまうわけです。この点をもっと深く理解する必要がありますよね。

■ 凄い脳の使い方とは?
寝ている間に脳の中が整理されるので、朝起きた時というのは比較的ひらめきや良いアイディアが生まれやすいです。このとき脳を刺激してやると脳の働きが活性化します。
その方法としてオススメしたいのが「落書き」です。私は子どもと一緒に毎朝クレヨンを使って落書きしています。このとき一切何も考えずに落書きします。

『 ひたすら手を動かす!? 』
ただひたすら手を動かすだけなので、描いてあるものが何なのかは自分でも分かりません。動物なのか人間なんのか機械なのか分らない物体を描き続けます。
これが凄く脳に良い働きをしてくれます。へんなサプリメントを飲むよりも全然いいです。たった数分の作業ですが、とにかく気持ちがいいです。

『 ボッーとすることで? 』
30分以上ウォーキングしたときのような気持ちよさがあります。このぼんやりした気持ちの良い状態が素晴らしいアイディアやひらめきが最もおこりやすい状態です。
しかし、ネットは脳を刺激しすぎてしまうので、パソコンを使って長時間働き続けると、不眠などに陥りやすくなってしまいます。あまり良い効果は期待できません。
それよりもただ音楽を聞くだけのほうがリラックスできますので、脳はいい働きをします。また、一人でボーッと過ごす時間を持つことも非常に大切です。このとき大切なのはボーッと過ごすことです。お役立て頂ければ幸いです。

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【動画】 精神科医・樺沢紫苑先生
「引き寄せの法則」を脳科学的に解説すると・・・
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