
舌の位置大丈夫ですか?
最近になってようやくメディアを通じてお口の中が健康であることの重要性が注目されるようになりましたが、それでもせいぜい「歯周病」に気をつける程度ですよね。
勿論口腔内を清潔に保つことによって歯周病をはじめ様々な口腔内の病気を予防することは非常に重要ですが、実はそれと同じくらい大切なことがあるんです。
それが舌の位置です。舌の位置がずれてしまうことによって体に害を及ぼす様々な症状が引き起こされてしまうので、本来あるべきポジションに戻す努力が必要になります。
例えば最近はお子さんだけでなく、成人された男女の間でも口呼吸の方が増えています。口をポカンと開いた状態のままだと、どうしても鼻呼吸が難しくなるからです。
ですので、自ら意識して普段から口を閉じておけばいいのかというと、そう単純な問題でもありません。これは舌が「舌癖」とよばれる状態に陥っています。
舌癖とは?
お口の中で下がどのような状態にあるか確認してみて下さい。舌が歯にくっついている方はほぼ間違いなく「舌癖」です。これまで間違った習慣を続けてきたことによるものです。
下が正常な状態にあれば、歯ではなく上アゴにピッタリくっついているはずです。そうではなく前歯や下の歯に舌がくっついてしまっている場合は舌癖です。
舌癖となってしまう人は実際に多いです。正常な舌の位置は舌の先が上の前歯のすぐ後ろの歯ぐきにくっついているのが本来あるべき正しいポジションです。
下図をご覧ください。正しい舌の位置は舌が上あごにしっかりくっついていますよね。このため上の歯も下の歯にもまったく触れていません。
小学生のころに舌を上あごに吸いつけながら「ポンッ」と鳴らす遊びが流行りませんでしたでしょうか?。あの「ポンッ」と鳴る直前の状態が正しい舌の位置になります。
ですので、多くの方々が少し上の前歯の裏側にかかっている状態にあります。ですが、これならまだ全然ましな方で、酷い状態になると歯の裏にピッタリくっついてしまいます。
これを「低位舌」といい、そのまま放置すると健康を害する様々な症状を引き起こします。

【出典】
小顔づくりの秘訣!! 表情筋エクササイズ

低位舌とは?
低位舌は舌が低い位置にあるため、舌の筋肉が低下してしまいます。その結果として舌自身の重みを支えきれなくなってしまうため、舌が下がってしまった状態です。
低位舌になってしまうと、顔が歪みやすくなってしまうので、まず顔が実際よりも大きく見えてしまいますので、美容面で大きな悪影響を及ぼします。
低位舌によって引き起こされる症状は以下の通りになります。
(1)いびき・睡眠時無呼吸症候群
(2)舌苔が出来やすくなる
(3)口臭が悪化する
(4)口が開き唾液が乾燥しやすくなる
(5)歯周病や虫歯になりやすくなる
(6)顔がゆがむ
(7)受け口になる
(8)顔がたるむ
舌癖や低位舌を改善するには舌の筋肉を正常な状態にまで回復させる必要があります。そのためには舌を動かしながら筋肉を鍛えるトレーニングを毎日行なう必要があります。
今回ご紹介させていただくこちらの動画は舌を動かしながら効率よく舌の筋肉を鍛える方法を実演してくださっているので、是非試してみてください。
【出典】
アーティスティック スマイル クリニック
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