
■特別なことは何もない
実際のメタボ検診では、腹囲、血圧、血糖値、コレステロール値の検査を行います。メタボ検診といっても、特別なことは何もありません。いたって一般的な方法で検査を行います。
例えば腹囲を測る場合は、普通にメジャーを使って計測しますし、血液検査も一般的な血液検査と何らかわりませんので、どうぞご安心ください。ただし、検査する最新鋭の装置は凄いです。
メタボ検診が義務化されてから、すでに五年以上の年月がたちましたが、各メーカーがこぞって、検査装置の開発に力をいれています。そのおかげで医療機関の規模に関係なく、どこでもメタボ
検診がスムーズに行える環境は、すでに出来上がっています。
■メタボ検診の裏事情について
残念ながら人口の少ない過疎地では、未だに各医療施設に十分に医療機器が揃っていないところも多く、そういった医療機関にこそ血液化学検査装置の常備することが求められます。
生活習慣病を早期発見できるからです。しかし、メタボ検診が義務付けられたことによって、地方の大規模、中規模の医療機関には数多くの患者さんが検診に訪れることが予想されます。
一極集中してしまうことによって色々な問題が生じます。そういったことを避けるためにも小規模の医療機関に分散する必要があるため、血液検査を円滑に行える装置が必要なのです。
■現状と今後の展望
血液検査のための装置と聞くと、とてつもない巨大な機械を想像されるかもしれませんが、技術が進歩したことによって、年々小型化・スリム化されています。本当に小さいです。
デスクの上に置けるくらい小型化した装置が、比較的安価で提供されるようになりました。まさに各企業の努力の賜物です。メタボ検診の胆は血液検査といっても過言ではありません。
メタボ検診を円滑に行うためにも血液検査装置が日本全国の医療機関に普及できるかどうかに掛かってます。受診者のためにも、こうした装置がいきわたることが望まれます。
メタボを予防するだけでなく、今ある状態を改善するためにも、しっかり診断してもらい、適切なアドバイスを受けることによって、より健康になるための道筋が見えてきます。
仕事の関係で中々難しいかもしれませんが、メタボ対策だけでも、これをきっかけに取り組まれてはいかがでしょうか?。糖尿、高血圧、脂質異常を避けるためにも有効です。