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■ ネガティブな思考や感情は決して悪いことではない


 
ポジティブであることが良くてネガティブは良くないといったステレオタイプ的な考え方が一般的には依然として根強いので、これが逆に自己肯定感を拒絶することとなります。
 
 
人間誰しも24時間365日ポジティブ思考でいられるはずがありません。時にはネガティブ思考に陥ることが普通にあります。
 
 
著名な俳優、スポーツ選手、ミュージシャン、実業家、政治家などは、なぜ成功できたのかといえば、ネガテイブな自分さえも、しっかり受け入れることができたからに他ありません。
 
 
そうしなければ常に不安に怯えることになってしまい、その時々で正しい決断ができるはずもありません。
 
 
 
 

『ネガティブな思考や感情を受け入れると不安が減る!?』


 
自己嫌悪から「こんな自分はいやだ」、「何でこんな簡単なことで失敗するんだ」「俺はこういうふうに人から見られたい」と、自分そのものを否定してしまうケースが多いです。
 
 
そうするとさらに追い打ちをかけるように人から、自分を否定したくなるような仕打ちを受けることとなり、余計に自分を否定しまうといった負のループに陥ります。
 
 
ですので、自分の中にあるネガテイブな面を認めてあげることが非常に大切なんです。


「どんな自分も大好きだよ」と自分に言ってあげてください。


自分で自分の頭を撫でだたり、体をさすりながら言うとさらに潜在意識が落ち着くので効果的です。


そうすることで自分で自分を縛っていた不必要な自分に対する思い込みから開放され、これまで悩まされていたことが、次第にどうでもいいこととなり、その分不安が減ります。




 
 

■ 何があっても自分をほめたたえる



こうしたマイナス的な出来事や感情はしっかり受け入れなければなりません。


苦しんでもがいた結果なので、仮に良い結果が得られなかったとしても、自己嫌悪に陥るのではなく、むしろ自分を誇るべきです。


「私は頑張ったんだね」と...


ですので、もし仕事で上手くいかなかったり、上司に叱られたして、自己嫌悪に陥ってもマイナスの感情をまず受け入れてあげて下さい。


そうすれば苦しみから開放されます。


人間には色々な思考があり、感情があることを受け入れましょう。


そうすることで思考や感情に振り回されなくなります。


自分にとって価値ある方向に意識を常に向けるように意識してください。


できることなら今日から毎日他人をほめる感覚で自分で自分を褒め称えてください。


ほめることに対する敷居を思いっきりさげて、3歳の子供をほめる感覚で些細なことで自分をほめてあげましょう。
 
 
例えば「電車に乗って会社(学校)に行けた」、「お風呂に入れた」、「ご飯を食べれた」、こんな程度のことでいいので、自分をほめたたえましょう。
 
 
 
 
 

■ どんな思考や感情も一旦受け入れる


 
本来であれば人は無理して現実に抵抗せずに受け入れてしまえば心の負担が軽くなるので、自然と幸せを感じる時間が増えていきます。


しかし、思考や感情に振り回されてしまうことによって正しい選択ができなくなり、常に思い悩むことになります。
 
 
思い悩む時間が増えれば増えるほど不安がどんどん大きくなります。


その結果として自分で自分を「不幸」だと思い込んでしまうのです。


ですので、本当の意味で自分に自信を持ちたいのであれば、一人でいるときに不快な感情がメラメラとわき起こったととしても、それをごまかしてはいけません。
 
 
否定せず、ありのままに受け入れることによって新しい道が開けます。


つまりどんな思考や感情も一旦受け入れてあげましょう。
 
 
 
 
 
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■ 思考をコントロールしようとしない!


 
ネガティブ思考=悪という考え方を捨てて下さい。


ネガティブは悪ではありません。


ネガティブな状態が希望を生み出すからです。


ポジティブな状態にあるのであれば、誰も希望を持とうとしません。
 
 
すでに満足しているので無理して希望を持とうとする必要がないからです。


また、ネガティブな状態にありながら無理してポジティブになる必要も全くありません。


こうした思考をすべてコントロールすることはできません。
 
 
 
 
 

■ ネガティブな妄想から解放する方法


 
「何でこんなことを考えてしまうんだ...」といった具合に罪悪感を感じてしまうケースが少なくありません。


本当にこんなちょっとしたことで人は躓いてしまいます。
 
 
例えば、職場で嫌がらせを受けて、その復讐として同僚の持ち物を盗んでしまうといったことを妄想してしまい、そんな嫌な自分に嫌悪してしまうのです。
 
 
しかし、それは行動に移さなければ起こりえないことなので、起こっていないことを否定する必要もありませんし、想像することは自由なので何の問題もありません。
 
 
そんな妄想を自動思考というのですが、その妄想を見続けてしまうと苦しくなるので、すぐに妄想に入り込んでいることに気が付いてあげる必要があります。
 
 
気が付いたら笑顔で「またいらない思考に入り込んでたことに気づけて最高!」と言いながらガッツポーズをとってください。


これを繰り返していくうちに妄想に入り込む機械が激減するので、良い気分でいられる時間がどんどんながくなります。
 
 
 
 

『 マイナス思考を受け入れる簡単エクセサイズ 』


 
マイナス的な思考や行動をとってしまうことも長い人生にとってはプラスでしかありません。
 
 
マイナス思考を受け入れる方法がいくつかあるのですが、その中でおすすめなのが、だれでも簡単にできる作業をやりながら「○○ができない」と言う心のエクセサイズです。
 
 
腕立て伏せををしながら「腕立て伏せができない」、絵を描きながら「絵が描けない」と、いいながら逆のことをやることによって、脳の中で成功体験を積み重ねることができます。
 
 
そうすることで徐々にネガティブな感情や思考を受け入れられるようになります。


ネガティブな状態に陥ったとしても、現実では自分が望むように行動できると意識すれば、自然と「マイナスの感情は悪いものだ」と評価することがなくなります
 
 
 
 
 

■ ノートを使って潜在意識を上手に活用する方法!


 
しかし、ポジティブなことを心の中で思うだけだと、「いや、やっぱり自分なんかダメだ!」といった具合に反発する声に押されてしまうので、ノートに「自分を褒め称える文章」を思うがままに書き込んでみてください。
 
 
また、もし仕事でミスをし、それを上司に叱られた場合は、次に失敗しないための方法を思いつく範囲内で書き込んでいきましょう。


ノートを使ってポジティブなことを書き込むのは、潜在意識を上手に活用する方法の一つです。
 
 
これだけでストレスは大幅に減り、しかも仕事がよりスムーズに行えるようになります。


ちなみにこのノートには不定的なことは絶対に書き込まないでください。
 
 
 
 
 

■ ネガティブな思考や感情を受け入れると人生が上手くいくまとめ


 
最後までお読みいただきありがとうございます。
 
 
私たち人間は1日24時間に6万回超思考していると言われています。
 
 
しかもそのうち8割超はネガティブな思考なので、本来ネガティブな思考や感情に振り回されない方が難しいんですよね。
 
 
かくいう私もネガティブな思考が一旦スタートすると、それがさらに過去の記憶まで容赦なく遡っては頭の中に映し出されて何日もの間まともに寝ることができませんでした。


ポジティブ思考になるための本などを読み漁りましたが、ポジティブでいつづけようとすること自体に無理があったので、すぐに挫折しました。


それでも何とかこの苦しみから逃れたいという思いから、このような方法で自分をネガティブな思考や感情から解放することができました。


少しでもお役に立てれば幸いです。
 
 
 
 
【動画】 精神科医:樺沢紫苑先生のチャンネル
 
出典:「不安を簡単に取り除く方法」