Autonomic_nerves_12281.jpg
 
 
 
 

■ 自律神経とは?


 
自律神経は各内臓器官の働きや血液やリンパの流れといった人間が自分の意思ではコントロールすることができない体の働きを正常に動くように管理しています。
 
 
また、自律神経は以下の図にありますとおり、交感神経と副交感神経の2つの神経によって構成されています。
 
 
これらのうち運動をしているときや緊張するなどして何らかしらのストレスがかかってる状況では副交感神経は機能せず交感神経が優位になって作用します。
 
 
 
Autonomic_nerves_12282.jpg
 
 
 

▼ 自律神経は司令塔のような存在!


 
例えばストレスのかかる状況で交感神経は心拍数を上昇させ、抹消血管を収縮させ、血圧を上昇させる一方、血流を悪化させてしまうので一気に疲労が増します。
 
 
つまり自律神経は司令塔のような役割を果たしているわけです。
 
 
そして自律神経のバランスがさらに悪化し、「自律神経失調症」となってしまった場合は以下のような心身に悪影響をおよぼす症状を引き起こすことになります。



 

■ 自律神経の役割とは?


 
自律神経は心と体の持つ各機能の司令塔のような存在で全てをコントロールします。
 
 
そして交感神経と副交感神経がバランスよく機能することによって健康が維持されているわけですが、自律神経のバランスが崩れてしまうと心と体の健康が一気に悪化します。
 
 
自律神経のバランスが常に正常な状態であるためには交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズに行われる必要があり、この切替が上手くいかないと体調不良を引き起こします。
 
 
 
 

▼ 疲労回復のカギは副交感神経


 
ストレスなどによる疲労を和らげるためには副交感神経が常に優位でなければなりません。
 
 
自律神経のバランスが悪化する原因には色々ありますが、起床時間が乱れるなど不規則な生活、過度なストレス、過食、運動不足、月経不順などがあげられます。
 
 
自律神経が乱れるとホルモンバランスや代謝が悪化しますので、心と体の健康を維持することが難しくなり、次第にイライラしやすくなるなど、不安定な状態に陥ります。
 
 
 
 
 
Autonomic_nerves_12283.jpg
 
 
 

■ 自律神経を整える方法


 
次に自律神経を整える方法を以下のとおりご紹介させていただきます。
 
 
 

▼ 自律神経を整える方法(1)
「朝起きたらストレッチ!」


 
朝起きたら布団の中でいいので軽く手でもみほぐすようにマッサージすると血流やリンパの流れもよくなるので、2つの自律神経の切り替えがスムーズに行われるようになります。
 
 
また、呼吸も大切です。
 
 
自律神経が乱れるとまず呼吸が乱れるからですゆっくりと呼気の長い呼吸を行なうことによって自律神経のバランスが次第に安定します。
 
 
 
 

▼ 自律神経を整える方法(2)
「簡単な呼吸法を習慣化する!」


 
呼吸法についてですが、ごく普通に行われる一般的なもので結構です。
 
 
呼吸を意識するだけで自律神経が整いやすくなります。
 
 
例えば、最初に息を吐ききった状態から、ゆっくり4拍で吸って8拍で吐くといった呼吸法によっても自律神経は安定し、気分も次第に良くなります。
 
 
呼吸のポイントについてですが、肺の中の空気を全部吐き出すように息を大きく吐きだし、それによって空っぽになった肺に、新しい空気をゆっくり補充するような感覚で行います。
 
 
 
 

▼ 自律神経を整える方法(3)
「日光をしっかり浴びる!」


 
朝おきてすぐにボーッと過ごしてしまうとスッキリ目覚めることができません。
 
 
目覚めを良くするには自律神経の切り替えスムーズに行われる必要があります。
 
 
自律神経は光からの刺激によって上手に切り替えることができるので、朝日を浴びながら目覚め、夜はできるだけ早く布団につくのが人間本来あるべき姿です。
 
 
光の刺激でしっかり目が覚めたら皮膚、腱、筋肉からの神経刺激が脳を刺激します。
 
 
このため、シャワーを浴びたり、ストレッチを行なう、マッサージするなどが有効です。
 
 
 
 

▼ 自律神経を整える方法(4)
「腸内環境を改善する!」


 
毎朝できるだけ同じ時間に起きて朝日を浴びるようにしましょう。
 
 
またしっかり朝食を食べることによって腸の働きが活発化します。
 
 
そして、腸がしっかり動くことによって「腸内環境」がさらに改善されることになります。
 
 
 
 

▼ 自律神経を整える方法(5)
「朝ごはんはしっかり食べる!」


 
朝ごはんを抜く人が増えていますが、こうした理由で全くオススメできません。
 
 
ですので、食物繊維や発酵食品を積極的に食べるようにして腸内環境を改善しましょう。
 
 
腸内環境が良くなればセロトニンが脳内で正常に分泌されるようになります。
 
 
そうすることで自然と自律神経が正常な状態になります。
 
 
 
 

▼ 自律神経を整える方法(6)
「セルフマッサージで体を緩める!」


 
腹式呼吸によって副交感神経が優位となり、徐々に心と体がリラックスしていきます。
 
 
そして、軽く全身を揉みほぐすマッサージを行なうことで自律神経が鍛えられ、交感神経と副交感神経のスイッチの切り替えがスムーズに行われるようになります。
 
 
自律神経のバランスが整えば、体温調整機能も正常化しますので、様々な体調不良も解消されます。
 
 
また普段からストレスを貯めこまないようにすることも非常に大切です。
 
 
 
 

▼ 自律神経を整える方法(7)
「腹巻きで腸と下半身を温める!」


 
これから本格的に冬を迎えるにあたって、自律神経のバランスを悪化させる要因として、「寒さ」があります。
 
 
ですので、体を冷やさないようにすることも非常に重要です。
 
 
特に下半身を温めることで自律神経の働きがよくなり、「不眠」や「うつ」といった自律神経のバランスが悪化することで起こるこれらの症状を抑えることが出来ます。
 
 
そこでオススメしたいのが「腹巻き」です。特に女性にオススメしたいです。
 
 
 
 

▼ 腸を温めるとメリットだらけ!


 
腸を温めることができると下半身も自然と温められるようになります。
 
 
また、自然と善玉菌が増えるので血行・血流が改善して代謝、免疫力、脂肪燃焼効率がアップし、頭痛、むくみ、冷えなど様々な体調不良を予防・改善してくれます。
 
 
腸を温めるだけで得られるメリットは計り知れません。
 
 
確かに格好はよくありませんが、心と体の健康を手にするためにも腹巻きを活用してください。
 
 
あまりにも寒い日は腹巻きの中にカイロを入れるとより温まりますのでおすすめです。
 
 
 
 
【画像】 Pinterest
 
【動画】 土井治療院さんのチャンネルより
 
「自律神経を整えるセルフケア、深い眠りにつくには?」
 

 
 
 
 

■ 自律神経を整える健康効果のまとめ


 
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
 
 
自律神経が整うと心と体の健康に沢山良い効果をもたらしてくれるわけですが、ちょっとしたことで自律神経は簡単に乱れてしまいます。
 
 
自律神経が乱れると、体の機能が正常に働かなくなり、さまざまな不調や病気を引き起こす可能性があります。
 
 
例えば、交感神経が過剰に働くと、不安やイライラ、不眠や高血圧などが起こりやすくなります。
 
 
逆に、副交感神経が過剰に働くと、だるさや眠気、低血圧や便秘などが起こりやすくなります。
 
 
ですので、今回ご紹介させていただいた自律神経を整える方法が、少しでもお役に立てれば幸いです。
 
 
是非一度試してみてください。