
なぜ白髪は生えるのか?
あなたは最近以下のような場面に遭遇されたことはありませんか?
「鏡を見て白髪が増えているのが気になっている」
「糸くずが髪に付いていると思ったら白髪でショックだった」
「白髪がついに束になって増えてきた」
白髪が頭皮とくっついているのであれば全体的に生えている可能性もあります。
残念ながら白髪は加齢が進むことによって、「色素細胞」の働きが低下するため、髪の毛に必要な色素が作られなくなることから次第に白髪の量が増えていきます。
つまり元々は白い髪に黒く染めて髪が生えていたんですね。
依然として白髪の決定打となる原因は明らかになっていませんが、現時点でかなり研究が進んでいるようなので、 白髪の原因のかなりの部分解明されつつあります。
白髪の原因とは?!
気になる白髪の主な原因は、以下の通りになります。
(1)メラニン不足
(2)過酸化水素の蓄積
(3)成長ホルモン不足
白髪は、メラニン色素を生成する働きが劣化することによって生じます。
メラニンの原料はチロシンというアミノ酸の一種です。
チロシナーゼという酵素に反応することでメラニンが生成されます。
もし白髪対策を自分だけで行なうのであればチロシンの摂取量を増やすか、メラノサイトの機能を活発化することによって白髪は次第に生えにくくなります。
チロシンの特徴や摂取するポイントは以下のとおりです。
(1)チーズや大豆に豊富に含まれている。
(2)一日あたり500mg~2,000mg程度摂取するのが理想。
(3)100gあたり1000mg以上含まれている
ですので、チーズやお豆腐を50~200g程度摂取すれば十分です。
また、チロシンの効果は以下のとおりです。
(1)うつ病、痴ほう症などの予防と回復。
(2)他細胞の老化を抑える働き。
(3)高コレステロール改善。
ビタミンB12と葉酸の摂取
貧血の原因の一つに「ビタミンB12と葉酸」の欠乏があげられますが、実はこれは白髪の原因でしてメラノサイトを活性化するには「ビタミンB12」と「葉酸」が効きます。
ビタミンB12は動物性食品に多いので、牛肉、豚肉、鶏肉、レバー、魚介類、牛乳、チーズなどに豊富に含まれています。基本的に植物性食品には例外を除いて含まれていません。
葉酸は、レバーや葉野菜などに多く含まれるビタミンです。
ブロッコリーやほうれん草など青汁の原料に多く含まれます。
これらの食材は一度に使う量も多いことから葉酸の摂取に適した食品です。
葉酸は調理過程におい大切な栄養素がその半分が失われるとされています。
そして、驚くことに実際に体内で吸収されるのはその「半分程度」にまで下がってしまいますので、実質1/4程度しか体内に吸収できないといったデメリットがあげられます。
このため、加熱せずに食べるのが一番です。おすすめは果物の生搾りジュースです。
飲むだけでいいので、効率よく葉酸を摂取することが出来ます。
メラニンの摂取
メラニンを増やすとなるとシミやシワを警戒する方も多いかと思います。
確かにメラニン色素はシミの原因とされてますが紫外線を当てなければシミにはなりません。寝る前に摂取すれば紫外線の影響をある程度おさえることができます。
過酸化水素の除去
過酸化水素を除去することも白髪を改善する効果があります。
ここでいう過酸化水素は、活性酸素の一種です。本来であれば人間には活性酸素を除去する働きが備わっているのですが、ストレスなどによって増えすぎると除去が追いつきません。
このため、活性酸素の除去がおさえられてしまいますので、酵素を摂取しましょう。
活性酸素を排除するには、1日に100g以上の緑黄色野菜をとる必要があります。
緑黄色野菜は酵素が沢山含まれていますが、実際にこれだけの量の野菜を食べるとなると、結構骨が折れますが、酵素ドリンクなら飲むだけでいいので簡単に摂取できます。
亜鉛の摂取
亜鉛も白髪を抑える働きがある栄養素ですが、日本人は欧米の人たちと異なり、亜鉛が多く含まれている牛肉やチーズなどの消費量が世界的に見ても少ないです。
このため、慢性的に不足している人が多いのが現状です。お米の場合は胚芽に亜鉛が多く含まれているので、精米された白米よりも胚芽米や玄米の方が豊富に亜鉛は含まれてます。
成長ホルモンの不足を改善する!
筋トレを始めたところ白髪が減ったといった噂を聞いたことがありませんか?。
これは都市伝説でもなんでもなく事実です。筋肉トレーニングを習慣化することにより、成長ホルモンの分泌が大きく向上するため、白髪が生える量が減っていきます。
成長ホルモンは白髪が増え始める30代後半で20歳の1/4程度、 50歳では20歳の1/8程度の分泌量しかないので、成長ホルモンの分泌量が白髪に大きく影響します。
また、成長ホルモンの分泌を促進させる栄養素として「アルギニン」があります。
ゴマやナッツ類、豆類、かつお節、豚のゼラチンなど多く含まれています。
【出典】naoco yoga