
■乳がんの生存率
先日乳がん手術を受けた北斗晶さんは無事退院し、記者会見を行いました。
北斗さんは、これまで定期的にがん検診を受けていましたが今回見落とされる格好となり、マンモグラフィですら当てにならないことを世間に露呈することとなりました。
メディアでは、「5年生存率50%」という北斗晶さん本人の発言が大きく取り上げられたわけですが、かなり誤解を招く格好となり、混乱することとなりました。
夫の健介さんはご自身のブログにて、これまで病院や医師によって北斗晶さんの乳がんの状態に対する「ステージ」や「生存率」の見解が異なることを明らかにしています。
また、手術による生存率が飛躍的に向上していることも補足しています。
今回以下の通り乳がんの生存率についてまとめさせていただきました。
■乳がんのステージ
「0期」
「非浸潤(ひしんじゅん)がん」
と呼ばれる極めて早期の乳がん。
ほぼ100%の治癒が期待できる。
「1期」
しこりが2センチ以下でリンパ節転移がない
(がんが乳房内にとどまっている)もの。
「2期」
しこりが2センチを超えてリンパ節転移
がないもの、または、2センチ以下だが
リンパ節転移があるもの。
「3期」
リンパ節転移が進んでいるもの、
しこりが5センチをこえリンパ節転移が
あるもの、しこりが皮膚や胸壁におよぶ
ものもの、炎症性乳がん。
「4期」
肺、骨、肝臓、脳など乳房以外の
臓器に転移があるもの。
■統計に見る「乳がん」の生存率
医師から「がん」と診断された場合、治療することによってどの程度まで生命を救えるか
を示す指標として「5年相対生存率」があり、乳がんの場合は以下の通りです。
●乳がんの5年相対生存率
1期 99.8%
2期 95.2%
3期 78.6%
4期 30.5%
※(公財)がん研究振興財団
「がんの統計'14」より転載
【出典】JIJIPRESS
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