
■脳出血とは?
阪神・中村勝広GMが今月25日に「脳出血」により、66歳の若さで亡くなられました。
中村勝広GMが阪神の監督を務めていた時代の阪神が個人的には一番好きだったので訃報を聞いた時はショックでした。同時に脳疾患の病気の怖さを思い知らされました。
中村勝広GMを襲った脳出血は、「脳卒中」の内のひとつでして、「脳内血管」が何らかの原因で破れてしまったことにより、脳の中が出血しまった状態です。
脳出血の主な症状として以下のものがあげられます。
・急な意識障害
・頭痛
・めまい
・嘔吐
・片麻痺
脳出血は高血圧が原因で起こる場合が圧倒的に多いです。
驚くべきことに、「高血圧」が全体のおよそ70%を占めるとされています。
高血圧の場合、絶えず動脈に高い圧力がかかることから、脳の深部にある細い動脈の動脈壁がもろくなってしまいます。これにより小動脈瘤という小さな瘤ができます。
この小動脈瘤が高い血圧に耐え切れずに破裂することにより、脳内に出血が起こります。
その他の原因は以下の通りとなっています。
(1)脳動脈瘤
(2)脳動静脈奇形の破綻
(3)腫瘍内出血
(4)脳の外傷
(5)白血病などの血液疾患
【 出典 】
2分で分かる医療動画辞典
「ミルメディカル」