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■なぜ紫外線と言うのか?
 
 
きょうのテーマは「紫外線」です。こども達は夏休みに入り、家族で外に出る機会が多くなるこれからの季節、しっかりとした紫外線対策が必要です。さてさて、突然ですが、なぜ紫外線と言うかみなさんはごぞんじでしょうか?。紫外線は「紫の外」ですね。
 
 
私たちが日常的に浴びる光にはいくつかの種類がありまして、太陽から届く光のうち、赤、オレンジ、黄色、緑、青、藍色、紫、このいわゆる「虹の七色」は、人が目にすることが出来る「可視光線」と呼ばれています。
 
 
昔「赤橙の緑は青藍の紫」と覚えさせられました。今私たちが大切なのはそこではなくてですね、赤と紫の外側「赤外線」と「紫外線」なんです。





■ 紫外線が一番強い時期、時間帯とは?
 
 
一般的に紫外線は、5月の連休辺りから強くなりはじめて、7月、8月にピークを迎えます。これは全国共通ですね。時刻別に見てみると、例えば7月は、一日のうちでは正午前後、いわゆる太陽が最も高くなる時間帯に一番紫外線が強くなります。
 
 
また薄曇りの日でも紫外線は晴れの日の60%から80%降り注いでいるといわれていますので、ギラギラとした日差しがなくても油断は禁物です。
 
 
ではなぜこの紫外線の対策が必要なんでしょうか?。盛岡市盛岡市西千北にある中村・北条クリニック、皮膚科の中村浩昭先生に紫外線が私たちの体に与えるダメージについて解説している動画の内容をご紹介させていただきます。
 
 
 
 
 
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■ 紫外線によるダメージとは?
 
 
まず紫外線による影響とすれば「日焼け」ですよね。その急性のもので、浴びた時にこう真っ赤になってしまうとか、水ぶくれが出来てしまうとか、そういう状態が急性の影響。それから慢性的には先程もちょっといいましたけども、しみとか、たるみとか、しわとか、そういうものです。
 
 
それから皮膚がんが出来やすくなります。皮膚がんは他のガンと比べると発症する件数がそれほど多くありませんが、年々確実に増えています。紫外線による皮膚がん、しみとかしわとかそいういったものは、若い頃からの蓄積といわれてます。ちなみにだいたい20歳までの間に一生浴びる紫外線量の半分は浴びると言われています。
 
 
だから子供だから大丈夫というわけにはいかないんです。できるだけ小さい頃からケアしたほうが、のちのちのためにはいいのかなと思います。
 
 
 
 
 
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■ 紫外線の種類について
 
 
紫外線は波長の長い方からA、B、Cと三種類に分類されています。紫外線は波長が短いほど有害性が強いという特徴を持っています。
 
 
一番波長が短いC波は、オゾン層などに遮られるために地上には届きませんが、ここ最近オゾン層の量が減っていることから地上に届く紫外線の量が増えるのではと心配されています。
 
 
そして、C波より波長が長いB波は、一般的に肌を赤くする紫外線、一番波長が長いA波は、肌を黒くし、しみやしわの原因に大きくかかわっているとされています。
 
 
 
 
■ 効果的な紫外線対策について
 
 
時間的には10時くらいから午後2時位までの間は極力必要じゃなければ、あんまり外にでないほうがいいのかなというのが一つですね。できるだけ紫外線を浴びないということですね。
 
 
それからもう一つは、日焼け止めをきちんと塗るということが大事になると思います。繰り返しになりますが紫外線対策で必要なことは、紫外線を必要以上にあびないことです。まず一つ目、紫外線の強い時間帯の外出を避けましょう。
 
 
午前10時から午後2時位の4時間となります。そして、日焼け止めを上手に使いましょう。UVカット効果のある日傘やサングラス、そして、帽子などを活用するのも非常に重要です。
 
 
また、肌トラブルを抑える効果に優れたビタミンCが豊富に含まれている、レモンやゴーヤなどの食材を意識して食べるのもおススメです。
 
 
 
 
■ 紫外線対策は1年中必要です!
 
 
紫外線対策というと、夏だけのものと思われがちですが、太陽の光が無くならない限り、1年中紫外線を浴びているので、夏だけではなく一年を通しての対策が必要となってきそうです。今は良くても10年、20年先に様々な影響が考えられます。
 
 
それほど紫外線によるダメージは強力なんです。私が若いころは、日焼けがあまりよくないとか、紫外線に注意しなければいけないって、まず認識自体があまりなかったんです。今では信じられませんが、夏になると日焼けを促進するオイルやクリームが飛ぶように売れてました。
 
 
子どもは色が黒いほうが健康だといわれていた時代です。紫外線を防ぐためのことをちょっと頭の片隅に置いて無駄に日焼けしないことが大切ですね。繰り返しになりますが出来るだけ紫外線を浴びないようにすることで、しっかり予防したほうがいいかと思います。
 
 
 
【出典】「いわて元気○」
 
【画像】 Pinterest
 
【画像】 wikiHow
 
 
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