
■咳喘息とは?
今回ご紹介するYoutube動画は、「血圧」
について分かりやすく解説しています。
咳喘息とは慢性的に
咳が続く気管支の病気です。
風邪と併発して起こることが多く、
風邪を引いた後に二週間以上せきが続く
場合は咳喘息の可能性があります。
喘息と同じように空気の通り道の気道が
狭くなり、いろいろな刺激に対して過敏
になって気道の炎症や咳が続きます。
近年、患者数は増加傾向であり、
「女性」に比較的多く、
再発を繰り返すこともあります。
出典:「新宿駅前クリニック 内科」
■咳喘息の原因とは?
風邪、インフルエンザなどの気道の感染、
タバコの煙、室内外の温度差、ストレス、
ホコリやダニなどのアレルギーなどが
要因となり、気道が炎症を起こして
気道が敏感になっているために起こります。
■咳喘息の症状とは?
乾いた咳だけが二週間以上続いたり、
夜中から明け方にかけてよく咳が出たり、
冷たい空気やたばこの煙を吸うと特に咳き
込みやすいなどの症状があります。
その他には喉がいがいがしたり、
声が枯れたりすることもあります。
通常は発熱、喘息で見られるゼーゼー、痰、
呼吸困難などの症状はほとんど出ません。
■咳喘息の診断とは?
症状、経過から総合的に診断します。
■咳喘息の治療法
咳止めの薬以外にも
気道の炎症を抑える
吸入ステロイド薬、
アドエア、フルタイド
を使用します。
水薬なので副作用が
ほとんどないのが特徴です。
気管支を拡張させて
空気の通り道を広げる
気管支拡張薬を使用したり、
アレルギーが原因と考えられ
る場合は抗アレルギー薬を
内服することもあります
風邪薬、抗生物質を内服しても
あまり効果がありません。
■日常生活の注意点とは?
(1)風邪にかからないようにします。
風邪やインフルエンザにかかると
気道の粘膜が炎症を起こします。
ごくわずかな刺激にも反応し、
軌道が収縮して咳喘息が
起こりやすくなります。
マスクを着用し、手洗いとうがいを
こまめにしましょう。
(2)たばこの煙を避けます。
タバコの煙は気管支を刺激して
せき喘息を悪化させます。
特にタバコを吸っている方は
症状が長引きます。
(3)アレルギーを起こさない
環境を作ります。
アレルギーを引き起こす原因となる
ハウスダスト、カビ、ペットの毛、
花粉などのアレルゲンを取り除く
ことが大切です。
週に数回布団や枕などの寝具を干したり、
室内をこまめに掃除しましょう。
(4)寒暖の差に気をつけます。
急激な気温の変化は咳喘息の発作が
起こりやすくなります。
とくに春や秋は季節の変わり目
なので注意が必要です。