
■今回のテーマは「高血圧予防」
今回は「高血圧予防」がテーマです。
先に下にある吉田たかよし先生の動画を
ご覧いただくと分かりやすいと思います。
高血圧は特別な症状がないので放置して
しまう方が非常に多いです。
しかし、確実に動脈硬化が進んでしまい、
脳梗塞や心筋梗塞などを発症させてしまう
リスクが高まるので要注意です。
今回は高血圧を創りだしてしまう、
腎臓の働きと高血圧を予防する方法を
大変分かりやすく解説しています。
■塩分の摂り過ぎに注意!
高血圧の原因の一つとされているのが、
「塩分の摂り過ぎ」で、コントロールする
のは容易ではありません。
塩分の採り方を少しばかり工夫するだけで、
高血圧を防ぐことができます。
日本人は特別な遺伝子を持っていて、
塩分を摂ると高血圧になりやすいです。
塩分を摂り過ぎるとどうなるか?。
まず腎臓の働きが悪化します。
腎臓では尿を作っていますが、
この働きが悪化してしまうと様々な
体調不良を引き起こします。
■尿ができる仕組み
細かい動脈が「糸球体」と呼ばれる
器官でしっかり濾過されます。
尿のもととなる液体が近位尿細管、
ヘンレ係蹄、遠位尿細管、集合管を
通っていきます。
そして、最後集合管から集められた
尿が膀胱に届けられます。
これが尿ができるまでの仕組みです。
■血圧を抜本的に下げるには?
また、ナトリウムの調整は近位尿細管、
ヘンレ係蹄、遠位尿細管で行われてます。
人間が一日にナトリウムを体外へ
捨てる量は決まっています。
ナトリウムの排出する量を増やすことが
出来れば高血圧を抑えることができます。
そのために必要となるのが、
しっかりカリウムを摂ることです。
そうすることによって、ナトリウムを
捨てる量を増やすことができます。
ナトリウムとカリウムをまとめて捨てる
ことができるポンプがあるため、カリウム
を沢山摂取すれば、その分だけナトリウム
を捨てることができます。
しかし、日本人の多くがナトリウムは
十分すぎるほど摂っていながら
カリウムは不足しています。
■カリウムを摂る量を増やす!
日本人の一日あたりの食塩の平均摂取量は、
13.5グラムなのですが、これを何とか
10グラム未満に抑える必要があります。
一方、カリウムに関しては、2.5グラム
取っていますが、高血圧を抑えるためにも
3.5グラム以上摂取する必要があります。
カリウムは野菜や果物に多く含まれてます。
アスバラガス、ブロッコリー、ほうれん草、
セロリ、海草、りんご、バナナ、レーズン、
プルーン、あんずなどです。
■効率良く減塩する方法!
効率よく塩分の摂取量を抑える方法として、
調理するさいに「塩分測定器」を使用する
ことを強くおすすめします。
塩分測定器は、その名のとおり塩分を
測定するための器械です。
アマゾンで3000円くらいで購入できる
ので、気軽に始めることができます。
とくにお味噌汁を沢山飲まれる方は、
是非塩分測定器を使用してみてください。
料理するたびに塩分量を測るのは面倒かも
しれませんが、その価値は十分あります。
これをやるだけで、常に減塩を意識できる
ようになるので、自然と料理全体の塩分量
を下げることができます。
また食事だけでなく、有酸素運動を中心に
適度な運動を1日30分を目安に行なう
ことで高血圧を抑えやすくなります。