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■ 付加年金の対象者について


 
付加年金の対象者は、(1)「国民年金第一号被保険者(自営業、フリーランス、アルバイト、無職など)」と(2)「任意加入保険者(65歳以上の方を除く)」です。
 
 
会社にお勤めされている会社員の方は、国民年金第二号被保険者で、会社員に扶養されている方(専業主婦など)は、国民年金第三号被保険者となるので、付加年金制度の対象外となります。
 
 
国民年金は、受給資格期間というのがありまして、最低10年は保険料を支払はないと受給することができません。
 
 
10年に満たない方の場合は、60歳以降に受給資格を得るために任意で保険料を支払うことができまして、このケースに当てはまる人たちを任意加入保険者といいます。
 
 
 
 

■ 付加年金の保険料と支給額について


 
気になる付加年金の保険料と受給額についてですが、付加年金の保険料は、月額400円です。そして、受給額は200円×納付月数分を終身で受け取ることができます。
 
 
例えば10ヶ月支払った場合は、200×12ヶ月で2400円年金にプラスされて支給されます。しかも終身なので、死ぬまで毎年必ず2400円国民年金にプラスして支給されます。
 
 
 

『付加年金の保険料は2年で元が取れる?』


 
例えば1年間付加年金の保険料を支払って、65歳から受給した場合、支払った保険料が4800円なのに対し、国民年金にプラスして毎年2400円支給されるので、2年で元が取れます。
 
 
そして、3年目以降は自動で2400円が支給されるので、長生きすればするほど得をすることになります。
 
 
ちなみに国民保険料を20歳から65歳まで満額支払って、65歳から受給された場合、実際に元が取れるのは75歳くらいなので、最低10年以上受給しないと元が取れないので、そう考えると付加年金はかなりお得です。
 
 
 
 

『納付額19万2000円が受給額192万円になるケース』


 
付加年金を20歳から60歳まで満額支払って、65歳から85歳まで20年間にわたって年金を受給した場合、支払った付加年金の保険料の総額は400円×12ヶ月×40年=19万2000円です。
 
 
一方、付加年金の受給できる総額は、200×12月×40年×20年=192万円となり、受給額192万円-保険料192000円=172万8000円得をしたことになります。
 
 
単純に受給額だけみても、10倍となりますので、かなりのインパクトです。支払った金額に対してこれだけ大きなリターンが見込める金融商品はありません。
 
 
 
 

■ 付加年金のメリット・デメリットとは?


 
最後に付加年金のメリット・デメリットについて解説させていただきます。まず付加年金のメリットは、(1)2年で元が取れるのと(2)保険料が全額控除できる、この二点です。
 
 
そして、付加年金のデメリットは、(1)遺族基礎年金に反映されない、(2)物価スライドが適用されない、この二点です。
 
 
(1)遺族基礎年金は、国民年金の場合、本人が亡くなられた場合、遺族が受給されるのですが、付加年金は受給できないので、これまでの保険料は掛け捨てとなります。
 
 
次に(2)の物価スライドについてですが、国民年金の場合は、物価が上昇すれば年金の支給額も増えるのに対し、付加年金は適用されないので、受給額は変わりません。ですので、長期間にわたってインフレ状態が続くと不利になります。
 
 
 
 

■ 最後に


 
最後までご覧くださりありがとうございます。今回は、国民年金にプラスして支給される付加年金について解説させていただいたわけですが、いかがでしたでしょうか?。
 
 
付加年金にもメリットデメリットありますが、メリットの方がデメリットをはるかに上回っていますので、国民年金に加入されている自営業やフリーランスの方に付加年金も加入されることをおススメします。
 
 
また、付加年金だけでなく、国民年金基金やiDecoを検討されることをおすすめします。国民年金基金やiDecoについては、また別の機会に解説させていただきます。少しでも参考になれば幸いです。