
■ 今回のテーマは「姿勢を正して体の不調を改善する」
今回は、著書「取れない疲れが一瞬で消える 神ストレッチ
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著者の佐藤義人トレーナーは、2015年にイングランドで開催されたラグビーワールドカップにトレーナとしてラグビー日本代表に帯同し、負傷した選手を独自の手技とテーピングで試合に出場できるまで回復させ、大会中一人の離脱者もださなかった実績がある凄い方なんです。
以来多方面で注目を集め、メディアでも頻繁に取り上げられています。
■ 体の痛みの原因とは!?
体のコリや痛みの原因には諸説色々ありますが、佐藤トレーナーがこれまで数万人以上体に痛みを抱えた患者さんに施術を行ってきた経験から共通していたのが「姿勢の悪化」です。
姿勢が悪化すると、筋肉が正しく使えなくなってしまい、その分体に余計な負担がかってしまうことで痛みが生じやすくなってしまいます。
一昔前なら姿勢が悪い人は、中高年と呼ばれる世代の方が圧倒的に多かったのですが、最近ではスマホとパソコンの過度の使用によって10~20代の人たちの間でも姿勢の悪化が進んでいます。

■ 姿勢を改善するには!?
姿勢を正すうえで重要なのが背中です。いわゆる「背筋がピンとした状態」が正しい姿勢なんですが、背骨を正しいポジションで維持しなければ、正しい姿勢を保つことはできません。
姿勢を改善する上で重要なのが背中のインナーマッスル「多裂筋」という筋肉です。下図にありますとおり背骨に沿って縦にはり付いている第12胸椎周辺にあるのが「多裂筋」です。
運動不足などが原因で多裂筋が硬くなってしまうと正しい姿勢を取るのが難しくなってしまいます。
■ 運動すればするほど不調が生じる原因とは!?
第12胸椎周辺の多裂筋を鍛えずに、腰痛対策として一生懸命腹筋トレーニングをしたり、ジョギングをしたりすると、腰椎や骨盤を悪化させてしてしまい、不調が生じてしまいます。
多裂筋を効率よく鍛えるために佐藤先生が考案されたストレッチが「壁ペタ背中反らし」です。壁ペタ背中反らしで多裂筋を鍛えると、骨盤を動かさなくても上半身をスムーズにひねることができるようになります。
また、脂肪の代謝に関わる肩甲骨周辺にある「褐色脂肪細胞」を刺激することができるので、基礎代謝があがります。このため壁ペタ背中反らしを長期間行うことで太りにくい体質に改善することが可能となります。
■ 姿勢が良くなるとメリットだらけ
姿勢を改善する過程で筋肉量が増えて、なおかつ筋肉が柔らかくなると血流も同時に改善します。以下のとおり血流が改善することで得られる美容と健康に関するメリットは計り知れません。
■ 壁ペタ背中反らしのやり方
つぎに本書で紹介されている「壁ペタ背中反らし」のやり方について簡単に解説させていただきます。
壁ペタ背中反らしは、両腕を上に伸ばして壁に向かって立ち、胸が壁から離れないように注意しながら、背中を縮める感覚でゆっくり腰を落とします。
壁ペタ背中反らしは、1日5秒・10回3セットが理想ですが、最初は1セット3~5回からはじめて、少しずつ回数を増やしていきましょう。
■ 壁ペタ背中反らしの手順
(1)まず最初に足を肩幅に開いて壁に向かって立ちます。
(注)つまさきは出来るだけ壁につけてください。出来ない方は、出来る範囲内でOK
(2)腕をまっすぐ伸ばして胸を壁につけます。
(注)ひじがまがらないようにします。出来ない場合はYの字になってもOK。
(3)腕から胸までが壁から離れないようにしながら腰をゆっくり5秒かけて下ろします。
(4)腰を下ろせるところが今の限界なので、無理せず元の状態に戻します。
(5)この動作を1セット10回、日に3セット行います。


『出典』 取れない疲れが一瞬で消える 神ストレッチ
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【テレビで話題】壁ペタ伸ばし
■ 取れない疲れが一瞬で消える 神ストレッチのまとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回は壁ペタ背中反らしで姿勢を正して不調を改善する方法についてまとめさせていただいたわけですが、いかがだったでしょうか?。
私は普段からストレッチを行っているので、余裕で出来るだろうと思っていたのですが、最初はかなりしんどかったです。
ただ、2~3日もするとスムーズに腰を下ろすことが出来るようになります。
もし、体に痛みを抱えている場合は、医師の先生や整体師の先生に相談したうえで、 「壁ペタ背中反らし」を行うようにしてください。少しでも参考になれば幸いです。