
■ 体重は変わっていないのに太って見える理由とは?
30代も後半に入ると、体重は以前と変わらない、いや、むしろ以前よりも痩せているにもかかわらず、お腹が出たり、お尻が垂れたりと、体型が崩れてしまって悩まれる片が少なくありません
その原因は筋肉量の低下によって、それまで支えていた骨盤や骨格を支えることが出来なくなって骨盤や骨格が歪んでしまい、その結果姿勢が悪化して脂肪がつきやすくなってしまうためです。
とくに男女共通の悩みであるお腹周りに脂肪がついてしまうのは、腹直筋の上部が縮んでしまい、下半身の筋肉が使えなくなってしまうためです。
筋肉が使えなくなると筋肉量が減るので、体重は増えていなくても、ぽっこりお腹やお腹周りに脂肪がつきやすくなります。
▼ 食事制限すると、さらに体型が崩れる?
この状態で食事制限を中心としたダイエットを行うと、さらに筋肉量が減ってしまういます。
そうすると血流が悪化して免疫力も代謝も低下するため、心と体の健康を害してしまいます。
悲しいことに仮に体重が減っても、脂肪は落ちません。
むしろ体型が崩れて余計に脂肪が目立ちます。
そうならないためにおススメしたいのが「体幹トレーニング」です。
体幹トレーニングは「ダンベル」や「バーベル」などのトレーニング器具を使いません。
また、寝っ転がれるスペースがあれば場所を選ばずどこでもできる点も大きな魅力です。
■ バードドッグで体の前と後ろの筋肉をまとめて刺激!
お腹周りの脂肪を取るには、腹斜筋や腹横筋と呼ばれているインナーマッスルを鍛える必要があります。
そこで有効なのが今回ご紹介させていただくエクササイズ「バードドッグ」です。
バードドッグは、サッカー日本代表の長友佑都選手が、ヘルニアを患って治療に専念している間に行ったトレーニングの一つです。
実際に長友選手は体幹トレーニングでヘルニアを克服しました。
「バードドッグ」は、体だ全体の体幹を効率よく刺激しながらお腹周りの脂肪を落とす効果が非常に優れています。
このため、お腹周りの脂肪に悩まされている方に特におススメです。
■ バードドッグを行うメリットとは?
バードドッグを行うことによって、以下の効果が期待できます。
▼ バードドッグの凄い効果(1)
『太りにくい体質になる!』
お腹周りに脂肪がたっぷりついているのは、お腹周りの筋肉量が足りないため、代謝が悪化して脂肪がつきやすくなってしまったためです。
バードドッグでお腹周りの筋肉(インナーマッスル)を刺激すれば、短期間でお腹周りの筋肉量が増えて代謝も上がり、脂肪がつきにくい体質に改善します。
▼ バードドッグの凄い効果(2)
『姿勢が良くなる!』
姿勢が悪化してしまうのは、主に背中とお腹の筋肉量が減ってしまったため、上体を支えられなくなり、腰が曲がり猫背になります。
バードドッグは、四つん這いの状態から腕と脚をクロスするように交互に伸ばすので、背中とお腹の筋肉を刺激しながら筋肉量を増やし、姿勢が次第に良くなります。
▼ バードドッグの凄い効果(3)
『免疫力がアップ!』
バードドッグを行って筋肉量が増えると自然と血流が良くなり、しかも成長ホルモンの分泌も活性化されるので、免疫力がアップします。
▼ バードドッグの凄い効果(4)
『腰痛など体のコリや痛みの予防改善!』
バードドッグで体幹を鍛えることによって、首や肩こり、背中の痛み、腰の痛みなどの予防改善する効果が期待できます。
▼ バードドッグの凄い効果(5)
『便秘の予防改善!』
便秘の原因の一つに腹横筋の低下があげられます。
便を排出するには腹筋の力が必要なんですが、腹横筋が低下すると、排便がスムーズに行われないため、腸の中に便が残ってしまいます。
バードドッグで腹横筋を鍛えることによって、力を入れて便を排出することができるようになり、次第に便秘も解消されます。
▼ バードドッグの凄い効果(6)
『自律神経が整う!』
バードドックを行って筋肉量が増えて次第に姿勢が良くなる過程で、肋骨の位置が正常な位置に戻り、呼吸がスムーズになります。
すると、それまで一番遠くにある肺に届きずらかった酸素がスムーズに届けられ、自律神経が整って、体全体の働きが良くなります。
■ バードドッグのやり方
最後にバードドッグのやり方をご紹介させていただきます。
【カンタン!体幹強化】The bird-dog crunch-バードドッグクランチ
バードドッグは背中や腰を炒めることなく、体幹の安定性を向上するトレーニングです。
バードドッグを行うことでお腹まわりのゼイ肉を落としながら腰痛になりにくいカラダを作ります。
■ バードドッグのやり方
(1)まず最初に四つん這いの状態になります。
(2)対角線上にある腕と脚を伸ばします。※3秒間キープします。
(注)指先からかかとまで出来るだけ一直線にします。
(3)できるだけゆっくり元の状態に戻りながら反対側も同じように行います。
(注)背中を丸めたり、反ったりしないように注意しましょう。
(4)ゆっくりと同じスピードで1セット10往復行います。
(注)床すれすれまで腕と脚を伸ばします。
(注)腰が浮かないようにお腹に力を入れて行ってください。
(2)対角線上にある腕と脚を伸ばします。※3秒間キープします。
(注)指先からかかとまで出来るだけ一直線にします。
(3)できるだけゆっくり元の状態に戻りながら反対側も同じように行います。
(注)背中を丸めたり、反ったりしないように注意しましょう。
(4)ゆっくりと同じスピードで1セット10往復行います。
(注)床すれすれまで腕と脚を伸ばします。
(注)腰が浮かないようにお腹に力を入れて行ってください。



『出典』 Wikihow
■ バードドックで腹筋が割れるのまとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回は「バードドッグ」についてまとめさせていただいたわけですが、いかがだったでしょうか?。
バードドッグは、2週間でウエストが10cmも細くなるような即効性はありませんが、長期的に行うことでインナーマッスルがしっかり鍛えられ、次第に姿勢が良くなります。
バードドッグは、1セット10回を一日3セットを一日おきに行うのが理想ですが、慣れるまでは1セット3~5回を目指して行ってみてください。
今回ご紹介させていただいたバードドックが、ぽっこりお腹の解消にお役立ていただければ幸いです。