
■ 今回のテーマは「唾液を増やして健康になる方法」
今回は、著書「長生きする人は唾液が多い
私たち人間が健康を保つために必要な「唾液」は、悲しいことに重要な役割があることをほとんど知られていません。
唾液は1日1リットルから1.5リトルほど唾液腺から分泌され、わずか1ミリリットル(1cc)程度の唾液が 口腔内の細菌を90億個も取り除いてくれます。
このため唾液が減少し、口が渇いた状態になってしまうと、虫歯や歯周病を引き起こすだけでなく、食道炎や胃炎、糖尿病、ガンなど様々な病気を引き起こすリスクがあります。
■ 唾液の優れた効能・効果とは?
唾液には「IgA」という成分が含まれていて、体内に侵入しようとする細菌を撃退し、免疫力の強い身体を作っているのですが、加齢など様々な原因によって唾液を分泌する力が低下すると、病気になりやすい身体になります。
いつまでも若々しく健康で長生きするためにも、「唾液力」をきたえる必要があります。ちなみに唾液にはほかにも以下のような優れた効能・効果が期待できます。
■ なぜ唾液の分泌量が減ってしまうのか?
唾液の量が減ってしまう原因は以下のとおり色々ありますが、本田先生は食後の歯磨きによって現代人の唾液量が減っていることを警告しています。
歯磨きは言うまでもなく歯の健康を保つために非常に重要ですが、私たち日本人は間違ったタイミングで歯磨きを行っているようです。
1日のうち最も重要なのは、起床直後に歯を磨くことなんです。なぜなら口腔内に細菌が大量に発生しているためです。これらが活発に活動すると虫歯や歯周病の原因になります。
外国では朝起きたら歯を磨くのが常識なのに対して、私たち日本人が起床してすぐに歯を磨く人は2割程度なのだとか。
■ なぜ食後すぐに歯を磨くと良くないのか?
食後は唾液が沢山出ているので、お口の中は細菌が最も少ない状態にあるので、すでに口のなかは清潔に保たれているので、本来であれば歯磨きをする必要はないそうです。
そして、歯を磨いたあとにうがいをすると唾液が大量に消失することになり、しかも歯磨きの仕方によっては、舌や粘膜に小さな食べかすがこびりついてしまい、口腔内の酸性化を助長されてしまうのだとか。
ですので、食後はすぐに歯を磨くのではなく、口の中の食べかすは爪楊枝を使って取除き、ガムやタブレットなどでお口直しをするのが唾液の量を増やすだけでなく、口腔内の健康を保つのにもいいようです。
ちなみに以下の項目に4つ以上当てはまる方は、唾液の量が低下している可能性があります。
唾液量チェックリスト:
□ むせやすい
□ 咳が出やすい
□ 風邪を引きやすい
□ 毎年インフルエンザにかかっている
□ 虫歯になりやすい
□ 歯周病である
□ 口臭が気になる
■ 口臭に悩まされている人が増えている理由とは?
唾液の量が減るとドライマウスを発症するリスクが高まります。近年ドライマウスによる不快感に悩まされている人が急増しているようです。
ドライマウスになると必然的に唾液の臭いが強くなるので、多くの方が口臭を必要以上に気にしすぎるようになり、精神的にも辛い状況に追い込まれてしまいます。
そうならないためにも唾液の量を意識して増やす必要があります。
■ 唾液量を増やす方法
歯磨きのタイミングを見直す意外にも以下の通り唾液量を増やす方法がいくつかあります。
出典:長生きする人は唾液が多い
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■ 唾液の分泌を活性化するマッサージ
最後にテレビ岩手の人気番組「いわて元気○(マル)」で紹介されていた唾液の分泌を活性化するマッサージをご紹介させていただきます。
こちらのマッサージは超簡単なんですが、気持ちいいほど唾液の量が増えるので是非お試しください。
【唾液と口の健康】
■ 耳下腺マッサージのやり方
・耳の前に人差し指をあてて、縁を描くように回します。
・これを5~10回行います。
・これを5~10回行います。

■ 顎舌腺マッサージのやり方
・耳の下からあごのさきまで、あごの内側を数カ所押します。
・これを5セット行います。
・これを5セット行います。

■ 舌下腺マッサージのやり方
・あご先のとがった部分の内側を親指で押します。
・これを5~10回行います。
・これを5~10回行います。

■ 長生きする人は唾液が多いのまとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。本書を読ませていただいて、唾液の重要性を思い知らされました。
唾液を増やすために、最近食事のさい必ず30回以上噛むようにしています。始めてからまだ2週間しかたっていませんが、その効果を実感しています。
しっかり噛んで食べることによって、食べかすが歯に挟まる量も劇的に減りますし、満腹感が得やすくなったので、食事の量も少し減りました。少しでも参考になれば幸いです。
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