
■ 今回のテーマは「脊柱管狭窄症のストレッチ」
今回は、著書「寝ながら1分! 脊柱管狭窄症を自分で治す本
著者の白井天道先生は、鍼灸師・整体師として西住之江整体院の院長務め、これまで9万人以上の患者さんの施術を行っています。また、ユーチューバー(動画再生300万回超!)としても活躍されています。
脊柱管狭窄症のストレッチは、寝たままの状態でできるので、運動嫌いの方でも問題なく出来ます。また、脊柱管狭窄症ではなくても、肩こりや腰痛の予防・改善にも効果が期待できるストレッチです。
■ 脊柱管狭窄症とは?
脊柱管狭窄症は、「脊柱管」にある「髄帯」という部分が厚くなったり、椎間板が飛び出したり、骨が変形してとげのようなものができることで脊柱管が狭くなってしまう病気です。
脊柱管は背骨、椎間板、関節、黄色靱帯などで囲まれた脊髄の神経が通るトンネルのようなものです。この脊柱管が狭くなってしまうと神経を圧迫し、痛みが生じます。
脊柱管狭窄症には、大雑把に分けると以下の3つのタイプがあります。
■ 脊柱管狭窄症の原因とは?
脊柱管狭窄症は、加齢、労働、または背骨の病気による影響で変形してしまった椎間板と、背骨や椎間関節から突出した骨などによって、神経が圧迫されることで生じます。
他にも背骨のねじれだったり、背中が水平に反っていたり、猫背なども脊柱管狭窄症の原因になりえるので、仕事で一日中座りっぱなしの方は注意が必要です。
■ 脊柱管狭窄症の症状とは?
脊柱管狭窄症の代表的な症状としては、間欠性跛行(かんけつせいはこう)、歩くのが辛い、腰を伸ばすのが辛いなどがあげられます。
症状が悪化すると、あおむけやうつぶせに寝ただけで足がしびれたり、横むきに背中を丸めて寝ないと眠れなくなるほど痛みが強くなります。
■ 脊柱管狭窄症のストレッチのやり方
脊柱管狭窄症のストレッチを始めるにあたって、枕と少し大きめのバスタオルと輪ゴムもしくはヘアゴムをご用意ください。
■ 脊柱管狭窄症のストレッチのやり方(準備)
(1)まずバスタオルを半分に折ります。
(2)さらに半分に折ったら丸めて両端を輪ゴムで固定します。
(2)さらに半分に折ったら丸めて両端を輪ゴムで固定します。



■ 胸椎のストレッチ(1)
(1)バスタオル枕を肩甲骨の下あたりに来るようにセットし、ひざを立てた状態であお向けになります。
(2)両手を水平に動かしながら頭のうえでバンザイをするように動かし、元の状態に戻します。これを30回行います。
(注)手を動かすさいに手のひらを天井に向けながら動かすとスムーズに動きます。
(2)両手を水平に動かしながら頭のうえでバンザイをするように動かし、元の状態に戻します。これを30回行います。
(注)手を動かすさいに手のひらを天井に向けながら動かすとスムーズに動きます。




■ 胸椎のストレッチ(2)
(1)両手を垂直にあげて、腕をまわしながら頭の上で万歳をするように回し、元の状態にもどします。これを10回行います。
(注)肩に痛みがある方は無理をせず出来る範囲内で腕を動かしてください。
(注)肩に痛みがある方は無理をせず出来る範囲内で腕を動かしてください。



■ 腰を丸めるストレッチ
(1)ひざをもちあげて腕で足を抱えるように組みながら腰を丸めます。これを30秒から2分ほど行います。
(注)できるだけ力を抜いてリラックスしながら行うのがポイントです。
(注)できるだけ力を抜いてリラックスしながら行うのがポイントです。

■ まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。いかがでしたでしょうか。脊柱管狭窄症のストレッチを朝晩実践することで脊柱管狭窄症の症状が次第に緩和されます。
また、脊柱管狭窄症のストレッチを習慣化することで全身の血流が改善し、血行も良くなるので、肩からお尻にかけてのコリや痛みを予防改善する効果も期待できます。
ストレッチといってもただ横になって腕を回したり、背中をまるめるポーズをとるだけなので、だれでも簡単にできます。少しでも参考になれば幸いです。
脊柱管狭窄症のストレッチ!朝と夜だけやれば効く!
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