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■ 不安神経症とは?!
 
 
今回のテーマは「不安神経症」です。何かと不安を喚起させる出来事が多いですよね。どんなにがんばっても情報としてテレビ、新聞、ネットなどから容赦なく襲ってきます。
 
 
不安神経症(不安障害)などの精神疾患は、だれでもなりえるわけですから、しっかり予防策を講じる必要があります。その方法として最も堅実なのが、食事、睡眠、運動など生活習慣を見なおして改善することです。
 
 
ちなみに不安障害は、下図にありますとおり、「パニック障害」、「全般性不安障害」、「社会不安障害」、「強迫性障害」、「外傷後ストレス障害」の5つに別れます。この中で圧倒的に多いのが「 パニック障害 」です。
 
 
 
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■ パニック障害とは?
 
 
パニック障害は、特に原因もなく、また体に悪いところがないにもかかわらず、突然の動悸や息苦しさ、呼吸ができない、吐き気、めまい、発汗、手足が震えるなどに襲われてパニック状態に陥る疾患です。
 
 
また、これらの症状と同時に、死んでしまうのではないかという不安や恐怖を感じ、多くの場合、発作は1回だけでなく、その後も繰り返し起こるのが特徴で、発作が起きると、本人にとっては耐え難いほどの恐怖が襲ってきます。
 
 
パニック障害の患者さんは、「女性」「若年者」「一等親(親、兄弟、同胞)がパニック障害」に多いとされています。著名人でパニック障害の症状に長期間にわたって苦しめられた経験を持つ方は以下のとおりです。
 
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(1)IKKOさん
(2)円広志さん
(3)長嶋一茂さん
(4)yuiさん
(5)堂本剛さん
(6)中川剛さん
(7)ジョニー・デップさん
(8)スカーレット・ヨハンソンさん
(9)ニコラス・ケイジさん
 

 
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■ パニック障害の原因とは?
 
 
パニック障害の決定打となる原因は依然として明らかになっていませんが、発症が起きる前に、昇進や職場の異動、人間関係のストレス、長時間労働、家族の葛藤など心理的要因も背景に認められることが多いです。
 
 
過去に行われた実験でパニック障害の患者さんに二酸化炭素を吸わせると発作が誘発されることから、生体の感受性・体質に加えて、環境因子が大きく関与することも考えられています。
 
 
そして、配性で、神経質、ストレスを抱えやすい人、ストレス解消が下手な人がパニック障害になりやすいとされています。
 
 
 
 
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■ パニック障害の対策と治療とは?
 
 
パニック障害の治療法には、薬物療法と認知行動療法の二つがあり、治療の基本は抗うつ薬、抗不安薬などの薬を使って、完全にパニック発作をコントロールしていきます。
 
 
パニック発作への恐怖を増幅させるような思考の歪みを矯正しながら、より合理的に自分の身に起こるパニック障害の症状を理解するようにします。
 
 
ストレスとの関連性は非常に深いと考えられているので、パニック障害を防ぎたい方は身の回りのストレスから身を守る方法を考えてください。
 
 
 
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■ セロトニンを増やして不安障害を予防・改善
 
 
また、不安障害の予防・改善するために「セロトニン」の分泌量を増やしましょう。ちなみにセロトニンは、脳内の神経伝達物質の1つで、その大半を腸で作られていますので、しっかり腸内環境を整える必要があります。
 
 
セロトニンが、きちんと分泌されていると自然と心が安定し、心地よさや、多幸感が得られます。セロトニンの分泌量を増やすうえで重要なのが、「トリプトファン」というアミノ酸を出来るだけ多く摂ることです。
 
 
トリプトファンは、赤身の肉、サーモン、卵、チーズ、牛乳、ヨーグルト、ナッツ、バナナに比較的多く含まれていて、これらの食品を積極的に取りながら、ウォーキングなどの適度な運動や、趣味に没頭するといったストレスから離れた行動も重要です。
 
 
 
 
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【動画】 谷信弥さんのチャンネル
 
不安神経をうまく乗り切る方法【自律神経失調症】