
■ 今回のテーマは「やせる出汁」
今回は、『1日1杯飲むだけダイエット やせる出汁
この本では、本来辛いはずのダイエットを「やせる出汁」を飲むことで、無理なく健康的にやせる方法とその仕組みについて分かりやすく解説されています。
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著者でやせる出汁を毎日実践している医師(糖尿病内科)の工藤孝文先生も、いまでこそスリムな体型を誇ってますが、10年前までは仕事のストレスで食事はもっぱら「ファーストフード」と「インスタント食品」が中心だったそうです。
しかも、急いでドカ食いしていたため、気がつけば体重も90キロオーバー、悪玉コレステロールも220mg/dLと基準値(70~139mg/dL)を大幅にオーバーしていたんです。
■ 食の欧米化で味覚が崩壊
悪玉コレステロールを増やさないのが伝統的な和食です。
しかし、食の欧米化が進み、現代人の多くが伝統的な和食からかけ離れた食生活を送っています。
そうした中、工藤先生は和食にかかせない「出汁(ダシ)」を飲むだけで、悪玉コレステロールを改善し、しかもやせるという、「やせる出汁」を自ら考案しました。
工藤先生曰く、コレステロールを改善して痩せたいのであれば、「味覚」を変えればいいのだとか。
そして、その方法が「1日1回出汁を飲む」で、今日から簡単に始めることができます。
■ やせる出汁を飲み続けて体重が25キロ減!
そこで、味覚を改善するために出汁を飲むことに着目して自ら実践したのが1日1回「やせる出汁」を飲み続けることです。
工藤先生は毎日出汁を飲み続けてた結果が10ヶ月後には、体重が25キロ減り、悪玉コレステロールも118mg/dL(基準値70~139mg/dL)と劇的に改善しています。
悪玉コレステロール値の高い人は味覚が鈍り、高コレステロールの食事でないと満足できない状態にあるため、必然的に太ってしまいます。
■ なぜ出汁で味覚が改善するの?
出汁に含まれるグルタミン酸は、赤ちゃんがお母さんのお腹にいるときの羊水や母乳に含まれているため、人間(国籍や人種に関係なく)が本能的に好む味だそうです。
このため、出汁を飲み続けると比較的短期間でその味になれ、しかも美味しいと感じるようになり、味覚が自然と改善されます。
すると自然と味が濃いものを食べなくなるので、コレステロール値が改善されるのと同時に、体重も減ります。
■ やせる出汁のレシピ
やせる出汁のつくり方は、非常に簡単です。ただしミキサーを使うので、もしミキサーがない方は粉末になっているものがあるので、それらを配合すればOKです。
■材料(1人2週間分)
(1)かつお節(30g)
(2)煮干し(10g)
(3)刻み昆布(無縁タイプのもの10g)
(4)緑茶(茶葉5g)
(2)煮干し(10g)
(3)刻み昆布(無縁タイプのもの10g)
(4)緑茶(茶葉5g)
■やせる出汁の作り方
(1)油をひかずに弱火で熱したフライパパンに煮干し、かつお節をいれて3分ほど軽く炒めます。(焦がさないように注意してください)
(2)かつお節を軽くつまんで、サクサクとした感触で崩れる状態になれば終わりのサイン。火を止めます。
(3)ミキサーに刻み昆布、よく茶の茶葉、炒めた煮干し・かつお節を順番に入れ、パウダー状になるまで細かく攪拌します。
(4)これで「やせる出汁」の素の完成です。保存容器に入れて冷蔵庫で保管すれば2週間くらいもつようです。
(5)飲むときは、お椀やカップなどに「やせる出汁を小さじ3を入れ、お湯を150~200ml注いでスープにして召し上がってください。
(2)かつお節を軽くつまんで、サクサクとした感触で崩れる状態になれば終わりのサイン。火を止めます。
(3)ミキサーに刻み昆布、よく茶の茶葉、炒めた煮干し・かつお節を順番に入れ、パウダー状になるまで細かく攪拌します。
(4)これで「やせる出汁」の素の完成です。保存容器に入れて冷蔵庫で保管すれば2週間くらいもつようです。
(5)飲むときは、お椀やカップなどに「やせる出汁を小さじ3を入れ、お湯を150~200ml注いでスープにして召し上がってください。
簡単に作れるとはいっても毎回作るのは面倒という方も多いかと思います。そんな方におススメしたいのが、工藤先生が監修した『おだし美人』
■ やせる出汁を飲めば短期間で味覚を改善!
味覚が狂っている状態で飲むと、味が薄いと感じます。
しかし、3~4日ほど飲み続けると味覚が変わって「おいしい」と感じるようになります。
そうなると脂っこいものを食べたいと思わなくなり、次第に体に良いものを食べるようになって、その結果としてコレステロールの数値も改善されます。
また、飲むだけでなく、普段のお料理の調味料として使うとお味が良くなるだけでなく、さらに早くコレステロール値が改善されます。

■ ダイエットが上手くいかないのは味覚に問題があった!
工藤先生は、味覚が狂った状態を「デブ味覚」、味覚が正常な状態を「ヤセ味覚」として定義しています。
デブ味覚の人は味が濃いもの=太りやすいものを好んで食べるため、太りやすいうえに満腹感が得にくいため、沢山の量を食べてしまうのだとか。
やせる出汁を毎日飲み続ければ誰でもヤセ味覚になり、味が濃くなくても満足できるようになります。
しかも、食べる量も自然と減るので体重も減るという優れモノ。
■ やせる出汁のデメリットとは!?
やせる出汁にもデメリットはあります。
例えば、やせる出汁には脂肪分がほとんど含まれていないので、風味や栄養価がその分低下します。
勿論慣れれば味覚も良くなりますし、コレステロール値などもスムーズに改善するので美容や健康面ではメリットの方が圧倒的に多いでしょう。
ただし、健康的な食生活を送るためには、適度な脂肪分を摂取することも大切です。
ですので、やせる出汁を上手に取り入れることで、脂肪分を調整しながら食事をすると良いでしょう。
■ やせる出汁の健康効果に関するまとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。いかがでしたでしょうか。
本書に書かれている、「やせる出汁」を飲むことで様々な健康効果が得られます。
まず、コレステロール値が改善され、血流が良くなり、自律神経が整うので、次第にそれまで抱えていた体調不良が改善されます。
また、ダイエットだけでなく美肌にもいいようです。
そんな美容と健康にすぐれた効果をもつ「やせる出汁」ダイエットが参考になれば幸いです。
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