
■ 金持ち脳とは?
今回は、「金持ち脳のなり方、全部教えます」(著者:中野信子、出版:経済界)のやり方について簡単にまとめさせていただきました。
本書の著書である中野信子さんは、脳科学者・医学博士として活動する傍ら、作家としても活躍されていて、これまで沢山の脳に関する本をお出しになっています。
中野信子さんが定義する金持ち脳とは、ずばり「勝つ気持ちよさを知っている脳」のことです。「なんのこっゃ」と思われるかもしれませんね。ということで以下のとおりまとめさせていただきました。
■ 脳の快楽とは?
ここでいう脳の快楽とは、例えば「美味しいごはんを食べたら幸せ」、「運動して汗を流すと気持ちいい」、「コーヒーを飲むとリラックスする」といったもので、誰でも普通に体験できます。
なぜこれらのことを快楽に感じるかというと、脳の「報酬系」という回路が深く関わっています。報酬系によって「ドーパミン」という脳内物質が分泌されるわけすが、これが快楽の正体です。
報酬系の特徴として面白いのが快楽を繰り返せば繰り返すほど報酬系が強化されてドーパミン出すのが上手になる点です。
『快楽を繰り返すと快楽が大きくなる?』
例えば一番最初にビールを飲んだとき、「なにこれ苦くてまずい」と思ったのに、何度か飲んでいるうちにどんどん気分が良くなって美味しく感じますよね。
これはその過程で報酬系がドーパミンを出すのが上手くなっているからなんです。ですので、私たち人間は気持ちいいことをやめることが出来ません。
これがドーパミンが脳内麻薬と言われている所以です。他にも私たち人間が普段の生活の中で得られる快楽として以下のものがあります。
実はお金持ち脳を持つ方々(成功者)は、上述した3つの快楽を誰よりも知っている人たちなんです。
『金持ち脳になるには報酬系を強化する』
最初は小さな成功体験かもしれませんが、こうした成功体験を積み重ねていくうちに脳の報酬系が強化されて、ドーパミンがより多く分泌され、より大きな快楽を得られるようになり、より大きな快楽=成功を求めるようになるわけです。
勿論上のステージにいくためには、それなりの努力が必要になったり、乗り越えなければならない問題も沢山でてきますが、それすら快楽になってしまう好循環に入ります。
スポーツの世界でよく「勝ちグセをつけろ」といったことが言われてますが、これは勝って、脳の「報酬系」を強化しろということになります。
■ 快楽を自由に操って金持ちになる方法
快楽を自由に操るとは、具体的にどういうことかというと、先に述べたとおり「小さな成功体験」を出来るだけ沢山くり返し、脳にその喜びを教えてあげることです。
これを繰り返すことによって、脳はドーパミンを出すのがどんどん上手になっていきます。これに比例して快楽もどんどん大きくなっていきます。
つまり、最初は不味かったビールが飲んでいるうちに気がついたら美味しくてやめられなくなる、といったように何かを達成するのをやめられなくなった人たちがお金持ちになるということです。
『達成できなくても報酬系を強化する方法とは?』
そして、この「報酬系」には、嬉しい特徴があります。それは、仮に達成できなかったとしても、最後の最後までがんばって、「あと一歩で達成できたのに」と、最後まで頑張り続けると「報酬系」が強化されます。
ここまでくると努力も快楽になっているので、「また次がんばればいい」と、新たな目標に向かって頑張れるので、あきらめずに小さなことをコツコツ積み上げて「報酬系」を強化することが大事なんですね。
『参照』 金持ち脳のなり方、全部教えます
■ まとめ
いかがでしたでしょうか?。金持ち脳と聞くと生まれつきお金を生み出す知恵やアイディアが無尽蔵にでてくる脳と思ってしまいがちですが、ようは脳の使い方なんですね。
何かを達成することで得られる快楽を知ることで、どんどん快楽が大きくなるので、小さな成功体験を沢山積み重ねてあげていけば誰でも金持ち脳になれます。
ただし、小さな成功体験を積み上げていくうえで大切なことがあります。それは絶対に自己否定、自己批判しないことです。
ちょっとしたミスで「こんなこともできない自分はだめだ」と自己否定すると、脳の「報酬系」は、どんどん弱くなってしまいます。
ですので、まずは今日から自己否定、自己批判することをやめて、小さな成功体験を積み上げていくことにフォーカスされることをおすすめします。
お金持ちになるための習慣
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