
■ ほくろと思っていたら「ガン」を疑われた?
私が以前住んでいたオーストラリアでは、「皮膚がん」が全ての癌患者の約半数を占めるほど、皮膚ガン発症率が深刻なレベルにあって、世界的に人気のあるオーストラリアの国民的俳優ヒュー・ジャックマンは、過去3度皮膚がんの治療を受けています。
その原因が恐ろしくて、子どものころに日焼け止め対策を全く行わずに日焼けしていたからなのだそうです。ちなみにオーストラリアでは、日焼けマシーンの販売は違法となっています。
それほど深刻な問題であるため、オーストラリアのドラマや映画を見ていると、医師が患者さんのほくろをガンかもしれないと、患者に語りかけるシーンをたまに目にします。

『 自分で簡単に見分けることは出来るの? 』
これはオーストラリアだけの問題ではありません。日本でも年々右肩上がりで皮膚がんが増えています。ほくろだと思っていたものが、実は「ガン」だったということも十分ありえます。
皮膚がんの予防法の一つとして、日頃から意識して鏡をみながら皮膚の状態とほくろやシミなどをチェックすることがあげられます。神経質になる必要はありませんが、お肌の健康のためにもおススメします。
ということで、今回はほくろとがんの簡単な見分け方についてまとめさせていただきました。是非重曹を使ったほくろ・しみ対策の動画もご覧ください。
「ほくろ」と「ガン」の見分け方

■ メラノーマの簡単な見分け方
通常の良性のほくろは、そう簡単に悪性に変化するものではありません。しかし、一般の人がいくら自分で良性のほくろだと思っていても、初期のメラノーマである可能性もあるので要注意です。
素人には皮膚がんとホクロを見分けるのは簡単ではありません。しかし、皮膚がんである可能性の高いホクロには、ある特徴があります。
一般的な見分け方としては、墨がにじんだように輪郭がはっきりしないもの、大きくなるもの、かゆみや浸出液がでるものなどが、メラノーマの可能性があります。

『 ほくろとがんの違いとは!? 』
基本的にほくろは、ある一線を引いて左右対称になるのが特徴であるのに対し、がんの場合は左右対称の形ではなく、デタラメに悪性の細胞があちこちで増殖しているのが特徴です。
つまり、メラノーマは対象性がなくデタラメにあちこちにできるのが特徴です。そして、成人してから出来た濃淡のあるほくろのような色素斑は、メラノーマを疑わなければなりません。

『 日本人は足の裏のほくろも要注意! 』
皮膚がんは痛みや不調などを感じにくく、大きくなりはじめて異常を感じ、皮膚科を受診するケースが多いことが、切除手術を行ってもあまり予後が良くないとされる原因です。
ガンが小さい段階では、ほぼ一般的なほくろと見た目が変わりませんので見逃してしまうケースが多いのですが、ほくろのガンの特徴を抑えておけば、早期発見により根治治療も十分可能です。
また日本人が罹患するほくろのがん、「悪性黒色腫」は、そのほとんどが足の裏に発症しますので、普段は見えにくい部分ですが入浴時などにマッサージしながらチェックすることをおススメします。

『 疑わしいほくろが見つかったら 』
悪性黒色腫では、日本人の年間推定発症数は1500~2000人なので、他のがん患者と比較すると罹患している患者数は少ないですが、やはり自然環境の変化から近年は増加傾向にあります。
皮膚がんの中でもメラノーマは進行がとても早く、手遅れになると命にも影響しますので、早期発見、早期治療がいうまでもなく非常に重要です。
素人がほくろを皮膚の癌かもしれないと疑うのは簡単ではありません。もし気になるほくろがあればすぐに皮膚科を受診し、医師に総合的な判断を仰ぐのが良いでしょう。
【画像】 Pinterest
【画像】 wikiHow
【動画】 Robert Williamsさんのチャンネルより
「ほくろやシミも消える!?ひまし油+重曹で作るカソーダの美肌効果がすごい!」
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