
■ 筋肉量の減少が様々な病気の原因に!
筋肉の量が減ることによって、血流が悪化し、冷えや疲労感といった症状が生じやすくなります。
特に冬は衣服を多く着るので、肌にストレスを与え、しかも、運動量が減るので筋肉量が減りやすいことから、血流が悪化しやすいです。
筋肉の量が減り続けると身体機能が低下するサルコペニアを発症する原因となり、日常生活において様々な障害が生じます。
サルコペニアは加齢による筋肉量の低下が原因とされていますが、高齢者だけが発症する病気ではありません。

■ サルコペニアは25~30歳ごろから生じはじめる!
世界中で運動不足が問題となっていて、過度に体重が増えてしまうと、さらに運動不足が深刻なレベルにまで発展します。
ある時点で筋肉量が一気に減ってしまう、いわゆるサルコペニア肥満に陥ってしまいます。
ですので、筋肉量が減るのを放置してはいけません。
放置するとさらに血流が悪化し、同時に代謝も悪化するので、必然的に体脂肪率が上昇し、肥満、高血圧、動脈硬化、糖尿病といった生活習慣病へと繋がります。
サルコペニアは25~30歳ごろから生じはじめて、生涯を通じて進行するので、若いからと言って安心(特に地方に住まれている方)できません。
■ テニスボールマッサージで筋膜リリース!
人間誰しも年をとるので、サルコペニアは誰もが避けては通れない症状ではありますが、個人差が大きいのが特徴です。
生涯にわたって充分な筋肉量を維持し続ける人がいるにもかかわらず、他方で高齢者と呼ぶには余りにも若すぎる40~50代の人で歩くことはおろか立ち上がることさえ困難になるケースもあります。
筋肉量を減らさないことがサルコペニアを予防するうえで大切なことは言うまでもありません。
しかし、一般の人たちの間で運動に割けられる時間はそれほど多くありません。
また、30代も後半に入ると体のあちこちにコリや痛みが生じ始めるので、人によっては運動そのものを避けようとする傾向が強いです。
そこで、普段から自分で自分の体をケアする必要があります。
セルフケアとしては、ツボ押しやマッサージなどがありますが、今回はテニスボールを使ったマッサージをご紹介させていただきます。
筋膜を伸ばす効果が優れているうえに血流を改善する効果が高いので、特別ハードな運動をしなくても筋肉量を維持できます。
テニスボールで全身を効率よくセルフケア!

■ テニスボールマッサージのメリットとは!?
テニスボールを使った、この簡単セルフケアで首や肩のこり、背中や腰の痛みを解消することができます。
テニスボールマッサージは、テニスボールがあればどこでも出来ます。
ちなみにテニスボールマッサージのメリットは以下のとおりです。
(1)テニスボールの形状が体の全ての部位にマッチしやすいので、体全体を効率よくマッサージ(ストレッチ)できる。
(2)テニスボールの硬さが体のツボにほどよい刺激を与えてくれる。
(3)自分の手では届かないような部位(背中)にもしっかり刺激してくれる。
(4)テニスボールは持ち運びが楽なので、自宅でも職場でもできる。
(5)テニスボールの上で体を転がすだけなので特別なスキルが必要ない。
■ 最強テニスボールマッサージ10選
最後にテニスボールマッサージとの相性が良い体の部位と、その効果について以下のとおりご紹介させていただきます。
▼ テニスボールマッサージ(1)「首」
後頭骨と頚骨(首の骨)の境目のくぼみ部分にテニスボールを二つ使って、下から上へ転がしながら刺激します。首のコリだけでなく、脳や目の疲れもとれてスッキリします。

▼ テニスボールマッサージ(2)「肩甲骨」
肩甲骨の下(大体で結構です)にボールを置いて、その状態から腕をまわします。肩甲骨に刺激を与えながら肩のコリを和らげてくれます。

▼ テニスボールマッサージ(3)「肩」
横向きになって、腕のつけ根の下にテニスボールをおいてゴロゴロ転がします。

▼ テニスボールマッサージ(4)「腰」
テニスボール2つ使います。バラバラに動かないようにガムテープを使用するのが一般的ですが、個人的には大きめの靴下を利用するのがおすすめです。(テニスボールを靴下の中に入れて口が開いている部分を結んで閉じればバラけません)
テニスボールを仙骨の部分においてゴロゴロさせます。仙骨を刺激すると次第に体全体が温まり、代謝アップにつながるので、習慣化すれば太りにくい体質に改善します。

▼ テニスボールマッサージ(5)「鼠蹊部」
うつぶせになってテニスボールを鼠蹊部において上体をあげたり下げたりしながら刺激します。こうすることで骨盤のゆがみを解消し、腹筋も強化されます。
▼ テニスボールマッサージ(6)「お尻」
左右のお尻のふくらみにの下にテニスボールをおき、体を前後に動かしながらゴロゴロとテニスボールを転がします。

▼ テニスボールマッサージ(7)「お尻(横)」
体を横向きの状態にしてお尻と床の間にテニスボールを挟み、前後にゴロゴロ転がします。お腹周りの筋肉が刺激され、歩行がスムーズになり、腰痛予防にもなります。

▼ テニスボールマッサージ(8)「ひざの裏」
ひざの裏にテニスボールを当てて、脚を左右にブラブラと動かします。こうすることでヒザの痛みやX・O脚を改善できます。
▼ テニスボールマッサージ(9)「ふくらはぎ」
ふくらはぎの下にテニスボールをおき、ふくらはぎ全体をほぐすように、まんべんなくテニスボールを転がしながらマッサージします。ふくらはぎをマッサージすることで、むくみや冷えの症状を改善します。

▼ テニスボールマッサージ(10)「足の裏」
足の裏でテニスボールを踏みつけながら、足裏全体を使ってテニスボールをコロコロさせながらマッサージします。むくみや冷えの症状を改善し、疲労回復効果も期待できます。

【出典】 RemedyDaily
【画像】 Pinterest
【画像】 wikiHow
【動画】 Wellness To Go
テニスボールを使ったマッサージ方法
■ テニスボールマッサージのやり方と効果のまとめ
テニスボールを使ったマッサージは、特別なスキルを一切必要しないにもかかわらず高い効果を実現します。
また、コスパにも優れています。
私はブリヂストンのテニスボール
このテニスボールは耐久性に優れているので、長期間使っても劣化しないのでオススメです。
ちなみに4個入りで送料を含めても1000円程度なので、コスパも文句なしです。
また、100円ショップでも購入できますので、気軽に始めることができます。
注意点としては、テニスボールは見た目以上に硬いので、いきなり強く体を動かすと相応の痛みが生じてしまいます。
ですので、最初はゆっくり様子をみながら始め、徐々に圧を大きくするといいでしょう。
カテゴリ