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■ 座りすぎの健康被害が怖すぎる


 
長期間にわたって座りっぱなしの状態が続くと、日常生活の過度のストレスによって筋肉が圧迫され、常に緊張にさらされます。
 
 
このため血液の流れや代謝機能が悪化します。
 
 
これに運動不足が加わるとさらに加速します。
 
 
特別な症状がないからといって、そのまま放置し続けてしまうと深刻な病(狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病など)や腰痛、坐骨神経痛といった体に痛みが生じるリスクが高まります。


仕事で忙しいので、運動不足を解消するだけの時間を確保するのが難しいですよね。
 
 
 
 
 

■ 日本人は世界一座りすぎ!


 
世界20カ国を対象にした調査によれば、悲しいことに私達日本人は世界一座りっぱなしの状態が長く、何と1日に7時間以上座っています。
 
 
つまり、1日の3分の1は座って過ごしていることになります。
 
 
WHO(世界保健機関)は、座りすぎが「世界で年間200万人の死因になる」と発表しているくらい、座りすぎによる健康被害が深刻なんです。
 
 
 
 
 
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■ 座りすぎのデメリットが怖い!


 
座りすぎのデメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
 
 
 

▼ 座りすぎのデメリット(1)「運動不足」


 
座りっぱなしの状態が長ければながいほど、動くのが億劫になり、次第に運動不足になります。
 
 
慢性的な運送不足は筋肉や骨格が衰え、肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクが高まります。
 
 
 
 

▼ 座りすぎのデメリット(2)「姿勢の悪化」


 
座りすぎの状態が長く続くと次第に姿勢が悪くなり、身体が歪み腰痛や肩こりなどの原因となります。
 
 
特に、デスクワークで長時間パソコン作業をしている人は注意が必要です。
 
 
 
 

▼ 座りすぎのデメリット(3)「血行不良やむくみ」


 
座りっぱなしでいると、血液やリンパの流れが著しく悪化し、むくみが起こります。
 
 
これにより、脚の重さやだるさ、冷え性などの症状が現れます。
 
 
 
 

▼ 座りすぎのデメリット(4)「脳疲労」


 
疲労の大半は脳疲労といわれるくらい、私たちは知らず知らずのうちに脳を酷使しています。
 
 
座りっぱなしでいると、脳の働きが低下し、脳疲労が起こります。
 
 
脳が疲れると集中力や判断力が低下するため、仕事や勉強などのパフォーマンスが落ちる可能性があります。
 
 
 
 

▼ 座りすぎのデメリット(5)「食欲不振」


 
座りっぱなしでいると、運動不足になるだけでなく、脳が疲れて食欲不振になる可能性があります。
 
 
 
 
 
 

■ 姿勢が悪くなるとさらに深刻に!?


 
最近姿勢の悪い人を見かける場面が増えているのは、座りっぱなしの影響が多分にあると思います。
 
 
座りすぎが、いかに体に悪い影響をおよぼすか、お分かりいただけたかと思いますが、これに加えて姿勢が悪いと背中の痛みを引き起こすだけではありません。
 
 
筋肉のバランスが崩れて、ちょっとした日常的な動作にも悪い影響を及ぼします。
 
 
 
 
 

■ コブラで姿勢を改善!


 
そうした座りすぎによる様々な健康被害から守ってくれるのがヨガの「コブラ」というポーズです。
 
  
上図にありますとおり、こちらのポーズは誰でも簡単に行うことができます。
 
 
背骨と一緒に凝り固まった筋肉をしっかり伸ばしてくれるので、腰痛や坐骨神経痛などの痛みの症状を和らげてくれます。
 
 
また、コブラは日々のストレスを抑制する働きにも優れ、同時に血流や代謝も改善されるので、様々な病気の予防に効果的です。



 
 
座りすぎに効く最強エクセサイズ
 
 
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■ ヨガポーズ「コブラ」のメリット!


 
コブラは、背骨と周辺の筋肉を効率よく伸ばすことができ、消化器系、生殖器系、泌尿器系を刺激しながら、それぞれの機能を改善する効果が期待できます。
 
 
コブラは、代謝をコントロールし、脂肪燃焼、お尻、肺、肩、胸などの広範囲にわたる筋肉を刺激することができます。
 
 
コブラは、坐骨神経痛や喘息の症状を和らげる効果が期待できます。
 
 
また、緊張による心臓や肺などの臓器への圧迫を解放することが出来ます。
 
 
 
 
 

■ ヨガポーズ「コブラ」のやり方!


 
次にコブラポーズのやり方をご紹介させていただきます。
 
 
コブラポーズのやり方は非常に簡単です。
 
 
以下のとおりうつ伏せで寝た状態から両腕であげながら上半身を垂直に近い状態にまでそらせば完成です。
 
 
 

▼ コブラのやり方(STEP1)


 
まず最初に「うつ伏せ」になり、足を肩幅に広げます。
 
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▼ コブラのやり方(STEP2)


 
次に脇をしめて、手を胸の横につきます。
 
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▼ コブラのやり方(STEP3)


 
息を吐きながら、手の平で床を押します。
 
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▼ コブラのやり方(STEP4)


 
片足を5cmあげて3秒キープします。(この動作は省略してもOKです)
 
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足を戻し、反対側も同様に行ないましょう。
 
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▼ コブラのやり方(STEP5)


 
息を吸いながら、上半身を持ち上げます。
 
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胸を天井に向かって引き上げます。
 
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3回呼吸を繰り返します。以上です。
 
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【出典】 Prevention
 
【画像】 wikiHow
 
【動画】 ボディケアTV《メディシル》
 
ストレス解消☆ヨガ「コブラのポーズ」
 
 
 
 
 
 

■ コブラを行うさいの注意点!


 
最後までお読みいただきありがとうございます。
 
 
最後に「コブラ」を行うさいの注意点についてですが、食べ物が完全に消化されている状態に行ってください。
 
 
食後3~4時間経過してから行うのが理想です。
 
 
朝と夜のエクササイズとしてコブラを行ってください。
 
 
特に夜寝る前に行うとストレスによる体の緊張がほぐれ、心と体がリラックスするので、寝付きも良くなり、ぐっすり眠ることができます。
 
 
睡眠の質が高まれば、疲労回復効果も高まり、次第に疲れにくくなります。
 
 
ただし背中に怪我をしていたり、ヘルニア、手根管症候群、慢性的な頭痛、妊娠している場合はコブラを行わないようにしてください。