
■ 腰痛で苦しめられている人は2800万人を超えている!?
今現在腰痛に苦しめられている人は、日本全国で約2800万人(潜在的な人を含めて)に達していると推定されています。もはや腰痛は国民病と呼べるレベルにあります。慢性的な腰痛は日常生活に大きな支障をきたすだけに注意が必要です。
腰痛というと長時間座りっぱなしで姿勢が悪化したり、長期間にわたって無理な態勢で重い物を持ち運びすると発症してしまうイメージが依然として強いですが、実はこれはほんのごく一部なんです。

『 腰痛の原因はストレスだった!? 』
これまで腰痛の約85%は原因不明とされていましたが、最近ではストレスが大きくかかわっていることが解明されつつあります。本来我々人間の脳には痛みを抑える物質を分泌する働きがありまして、それを側坐核(そくざかく)が行っています。
しかし、側坐核はストレスを受けると機能が低下してしまうので、必要以上に痛みを感じることになってしまいます。つまり、痛みをケアしながら同時にストレスを解消しないと痛みは思うように改善されません。
このため適度な運動が見直されています。そこで今回ご紹介させていただきたいのが「マッケンジー体操」です。

■ マッケンジー体操とは!?
今回は、ニュージーランド在住の世界的に著名な理学療法士、ロビンA・マッケンジー氏によって考案された「マッケンジー体操」をご紹介させていただきます。マッケンジー体操は、上の画像にあるとおり、うつぶせになって上体をそらすエクセサイズです。
誰でも簡単にできるエクセサイズですが、腰痛の予防・改善効果が非常に優れています。マッケンジー体操は、普段から座りっぱなしの状態で仕事をしていていて、猫背とまではいかなくても、つねに前かがみになりながら作業をしているような人が行うと腰が楽になります。

『 すでに痛みがある場合の注意点とは? 』
すでに腰に痛みがある人がいきなりやると症状を悪化させてしあう危険性があるので、ゆっくりとした気持ちの良い呼吸を意識しながら少しずつ上体をそらしてくといいようです。
ということで、今回はマッケンジー体操の効果について簡単にまとめさせていただきました。整体 姿勢屋さんを運営されている整体師の堀口大輔先生が実演されている動画の中で非常に分かりやすく解説されていますので、是非こちらの動画をご覧になっていただいた上でマッケンジー体操を実践してみてください。