
■ なぜある日突然ひざに痛みが走るのか!?
膝の痛みは、じわじわ少しずつ痛みが出てくるのではなく、ある日突然生じるわけですが、その原因として、スポーツや運動による膝の酷使、事故による膝の外傷、一日中立ちっぱなしの仕事や重い荷物の運搬など日常生活での膝への負担、加齢による骨の老化、膝関節の異常などがあげられます。
基本的にひざの痛みは、原因や症状の状態によって大きく2つに分けられます。一つが、運動やケガなどで短期間にひざに大きな負担がかかったことによる一時的なひざの痛みです。
この場合の痛みの原因は関節まわりの筋肉や腱が痛んだことによるものなので、炎症が治まるまで安静にしていれば次第に痛みも解消されますので、急な痛みが生じても、日常生活に支障がないのであれば、2~3日様子を見たほうがいいでしょう。

『 変形性ひざ関節症とは!? 』
2つ目が、長年に渡る「ひざ」への過剰な負担が蓄積されたり、加齢などが原因の慢性的な痛みの場合は、かなり厄介です。こうした場合の痛みは、ひざ関節の骨、軟骨、筋肉などの組織が劣化したり、変形することで生じるケースがほとんどなので、長期にわたって痛みが続く可能性があります。
中高年の方が抱える膝の痛みの大半が、こうした「関節組織の老化」によるもので、「変形性ひざ関節症」と呼ばれます。変形性ひざ関節症、一時的な痛み止めや、安静にしているだけでは改善しません。ひざ関節の組織を強くしたり、また症状の状態によっては手術を受けなければなりません。

『 痛みが引かない場合は!? 』
もちろん膝のケガや症状の程度が重い場合は速やかに整形外科などの医療機関を受診しなければなりません。我慢して放置し続けてしまうと、周辺の筋肉が硬くなってしまうので、痛みが慢性化してしまうリスクが高まります。
そうならないために膝の健康を保つ有効な手段の一つとして、「ストレッチ」があげられます。ストレッチで膝周辺の筋肉と関節をほぐしてあげるだけでも、痛みはかなり改善します。