■ 怒っている人が増えています? 日々の暮らしの中で怒りがこみ上げてくることが誰にでもあると思いますが、そこで怒りを爆発させてしまうと、取り返しの付かないことになってしまいます。都道府県労働局等に設置した総合労働相談コーナーに寄せられるパワハラの相談は年間8万件を超えています。
たった10年で4倍以上増えてます。パワハラとまでいかなくとも、イライラしている人は増えてますよね。私は仕事柄電車を利用することが少なくないので駅のホームで口論になっている人をよく見かけます。
お酒が入っていたりすると余計に抑えが効かなくなるため、勢い余って手を上げてしまうケースが少なくありません。打ちどころが悪いと死に至ってしまうこともあるだけに注意が必要です。そうならないためにも怒りをしっかりコントロールする必要があります。
そうした中、欧米では「アンガーマネジメント」という怒りを上手にコントロールする方法がビジネスマンを中心にもてはやされています。日本と異なり欧米では一般の人たちの間でも訴訟が多いので、アンガーマネジメントは必須のスキルといっても過言ではありません。
■ 怒りをコントロールするメリットが凄い!? ちなみに「アンガーマネジメント」を身につけることによって自由自在に怒りをコントロールできるようになると、年収が約2倍になり、平均寿命が7年長くなるといわれるくらい、プラスの効果をもたらします。
では、その肝心の「怒り」は、どこから来るのでしょうか?。元来怒りは人間を含めた動物が自分の身の危険を感じたときに感じる、「生死に直結する感情」といわれていますが、現代で身の危険を感じるような状況にある人はほとんどいませんよね。
むしろ、自分以外の誰かに恥ずかしい思いをさせられたり、損をこうむったり、バカにされたりといったことを直接的、間接的に受けたときに怒ることが多いですよね。
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