■ 血液型で認知症リスクが異なる! 日本では性格診断で血液型が良く利用されていて、個人的には良くあたるなと、感心することが多いのですが、欧米では信憑性が低いとして、血液型別の性格診断や占いのようなものに触れる機会はほとんどありません。
しかし、認知障害、認知症に関しては血液型が大いに関連しそうなんです。以前ご紹介させていただいた、米バーモンド大学医学部の研究チームが米医学誌「Neurology」に寄稿した記事によると、認知障害になるリスクを解析したところAB型は他の血液型とくらべて82%も高いことが判明しています。
ちなみに、ここでいう「認知症」と「認知障害」の違いについてですが、認知障害は認知症の前段階(物忘れが進んでいるレベル)の状態をさします。認知症はレビー小体型認知症やアルツハイマー型認知症など認知機能が著しく低下し、社会生活が困難なレベルの病気です。
AB型は脳卒中や心臓病を発症させるリスクも他の血液型よりも高いようです。そうした中で今回は、アルツハイマーなどの認知症を発症するリスクが一番低いのがO型である可能性がシェフィールドの研究チームによって発表された記事(出典:FUTURUS(フトゥールス)さん)をご紹介させていただきます。
O型は以前から、がんなどの死のリスクが高い病気になりにくい(あくまでも他の血液型とくらべて)といったことがささやかれていましたが、今回の研究でその謎がまた一歩前進することになりました。
うまくいくと認知症の治療が飛躍的に進化する可能性を秘めているだけに本当に楽しみです。
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